タイラバの釣り方で差が出る「等速巻き」と「早巻き」とリアクションタイラバの使い分け

そもそもタイラバの釣り方ってバーチカルにまっすぐ落としてゆっくり巻くだけ!じゃなかったの?
と思っている皆様、違います!^^

タイラバ自体も釣り方は日々進化しています。基本的な真下に落としゆっくり巻く釣り方から最新のリアクション鯛ラバについて釣り方を今一度おさらいしてみようと思います。




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タイラバの基本「等速巻き」の釣り方

等速巻きと早巻きとリアクションタイラバ
タイラバの釣り方を覚える際に必須とされる等速巻き。まずこの釣り方がマスターできていなければほかの釣り方を覚えて使い分けしようと考えたところで基本ができていないので釣果に結びつけるのは難しいでしょう。

 

等速巻きの釣り方

等速とは同じ速度で巻き取ること、そのときの真下に落としたらすぐにリーリングをはじめリトリーブ。

どのくらいの速度かは、そのときの水深や棚(二枚潮etc)、潮の流れの速さなどを考慮して最適なスピードを決めます。
目安となる巻く速度は、1秒0.7回転~1回転くらい(1回転65cm~70cmの最大巻き上げ長のリールの場合)。

ゆっくりと巻きます。しかもこのタイラバの基本となる釣りは例外なく”等速”が基本中の基本!

最初から最後の回収までずっと同じ速度で巻き続けます。一瞬でも気を緩めた瞬間、それが水中のタイラバはそれまでと違う動きをしてしまい真鯛に「違和感」を与えてしまい見切られる原因になります。
※(後述する大鯛のリアクション鯛ラバはこの限りではありません)

 

等速巻きはこんな状況下で

等速巻きはタイラバの基本であるからしてハイシーズンはもちろん、ややプレッシャーのかかる冬場から春先にかけての時期や、アタリがあっても乗らないとか

食いが甘い(弱い)ときにも有効
な釣り方です。

タイラバの早巻きの釣り方

早巻きで釣ったタイラバ画像
等速巻きが一般的でアワセ方もアタリがあっても、それまでの速度と同じ速さで巻き取ってくる向こうアワセが基本ですが、こちらの早巻は積極的に食わせる、積極的に掛けていく釣りになります。

状況次第でシーバスやチニングのバイブレーション高速巻きのように全力で巻くのも大いにあり!

 

早巻きの釣り方

ゆっくり一定の速度で巻いてくる等速巻きの逆、いつもより早く巻きます。

どのくらいのスピードで早く巻くかと言うと等速巻きのスピードの目安が1秒0.7回転~1回転くらいだとすると、その倍。
1秒間に2回転、巻いてくる距離でいうと1.5m~2mくらいが目安。あくまで目安でありリールのギア比によってもその時の水中の状況によっても変化します。

 

タイラバの早巻きはこんな状況で効果あり

ボトムでなくて、ミドルレンジにふら付いている鯛を狙うときに最適。ミドルレンジにベイト存在も確認できる場合はそのベイトを追跡、捕食している鯛ですが、ベイトもいない中層に食い気もなく単に漂っている真鯛を狙うときに早巻きを用います。

こういう鯛はサイズの大きい大鯛の確立が非常に高いです。

魚探で確認できるレンジより10mくらい下に落として、そのレンジから20mくらいを早巻きしてきます。そう狙うレンジの前後10mの間隔がヒットレンジです。

もちろん魚探に反応がある真下に落とすので操船テクニックも釣果に影響してきます。

応用としては、ヘビーシンキングなタイラバに交換して極端にフォールスピードを上げて、落としているときにも「高速」で誘ったり一番反応があるレンジで一旦止めるストップ&ゴーも使えるテクニックです。

大鯛狙いのリアクションタイラバ

タイラバで狙う大鯛画像
出典:Fishing Charters Sydney

ここからは中級者以上のベテランアングラーさんの釣り方になります。
それは真鯛をリアクションで食わすという釣り方。

等速巻きとかスタンダードな釣り方をしている時よりも違う釣り方をしているときのほうが大鯛に出会えるチャンスがあると思っていませんか?

例えば、あるレンジから「もうダメだ!」とあきらめて超高速で回収しているときにどッン!

「手がだるいな~」なんて一瞬持ち替えてロッドが動いた瞬間にゴンッ!

タイラバだけでなくひとつテンヤやタイジギやったことのある方ならわかると思います。通常では考えられない不規則で予測不可能な動きをすることで食い気のない(警戒心が強い)大鯛に反射的に口を使わせる釣り方です。

大鯛が居着いている場所、大鯛が釣りやすい季節や潮回りのときなどにやってみると同じ船に乗船しているひとよりもサイズの大きい真鯛に出会えます。