リーダーの太さの選び方を6通り解説!釣り方とタックルバランスで選ぶ指標

リーダーの太さについてどれくらいの太さを選んで使ったらいいのか迷う人もいらっしゃると思います。

そこで太さについての考え方と目安になる選び方6通りを解説します。

特に初心者の方やこれまでとは異なる釣りに挑戦される方はリーダーの太さの選び方をぜひ参考にしてください。




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リーダーの太さはバランスが重要

リーダーの太さの選び方
リーダーの太さについては以前にターゲット魚種ごとに一目でわかる目安表を記事にしています。

難しいことは抜きにしてパッと見て決めたい方はそちらをご覧ください↓

ただし上のページにある太さの目安はあくまでも○lb~○lbみたいなざっくりとしています。

PEラインの太さ(強度)に対して同じくらいかそれ以上の太さ(強度)を選ぶもっとも基本的な選び方を基にして目安にしているため最終的判断は各々に委ねられます。

このあと詳しく解説するような細かな選び方はできません。

もっと詳細に言うと適切なリーダーの太さを選ぶには、ターゲットごとはもちろん、使うロッドのタイプ、ルアーなどのタックルから

乗せ(食わせる)釣り方なのか、それとも掛けに行く釣り方なのかなど様々な要素によって変わってくるため

目的に見合ったすべてのバランスが必要なのです。

例えば乗せ重視で柔らかいロッドに細いPEを選んでタックルを組んでいるのに太くて硬いリーダーを選ぶとリーダー自体が硬く伸びないのでバランスが崩れ吸い込みが悪くなり乗せる目的とは逆になってしまいます。

このように突き止めていくとリーダーの太さも奥が深く、これによって釣果がアップするとまでは言い切れませんが

少なからずこれまで逃してたであろう魚は獲れるようになります。

リーダーの太さの選び方

バランスが必要であるとご理解いただけたら本題に入ります。

大きく分けてリーダーを細くする派と太くする派に分けてそれぞれ解説していきます。

 

細くする派

  

ノットを残す

根掛かりした際に切れてルアーロストするのは仕方ないとしてもせっかく結んだノットくらいは残しておきたいという人は

PEの強度よりもリーダーを細くすることで、ルアー(スナップがある場合はスナップ)とのノット部分で破断するようになるためルアーを無くしてもラインシステムをそのまま残すことが可能になります。

結び目の強度はPEの約70%程度まで落ちるとされるのでそれで計算して、リーダーの太さ(強度)を選びます。

例:
PE0.6号だとすると強度は約14lbと仮定してノットの強度はPE強度の約70%程度まで落ちるとして計算すると9.8lbになり

約10lbとして10lb以下(※メーカーによって異なります)のリーダーを選ぶとノットの強度よりもリーダーとルアーとの結び目の方が弱くなるのでそこで切れます。よってPEとのノットは残ります。=ルアーはロストしてもノットを結び変える必要がなくなります。

…ですがこのやり方はPE0.8号以上を使うようなターゲットの場合あまりおすすめではありません。リーダー側だけ細く強度不足だと2kg以上のターゲットだとすっぽ抜ける確率が高くなってしまうからです。(筆者経験済み)

 

乗せやすさ(吸い込みやすさ)

細いリーダーを選ぶというか、太くし過ぎずに魚の口に吸い込まれやすいようにするためには当然ロッドもティップが柔らかいものとか細いPEラインになります。

そこである程度強度を保持したうえで、乗せやすくするにはリーダーも吸い込まれやすい細く柔軟性のあるリーダーにする必要があります。

いっそのこと伸びるナイロンリーダーにしたほうがいいという答えもありますけど、その場合においても太さはPEの強度と同じにしておくのが無難だと思います。

●PEの強度と同じ~一段下
●ライトタックルやトップウォーターの釣りに

例えばPEが1号だとすると約22lbでリーダーの太さは5号約22lb、または4号の20lb。

 

見切られ難くする

さらにバス釣りでもPEラインを使う人がかなり増えていきました。ベイトリールでも太いPEを使用して使う人も出てきていますが、

ほとんどの場合フィネス用のスピニングに巻く場合が多く0.4号とか0.6号のPEを使うわけですが、PEと同じくらいの太さ(径)のリーダーにする人がプロにもいます!!

PE0.4号ならば4lbとかです!驚きでしょ❓

ソルトの釣りをしている人からすると考えられませんが。。。しかもバス釣りです。

バス釣りではフィネス用スピニングではフロロカーボンを使う場合でも4~5lb(ポンド)の細いフロロを使うこともあるのでその名残かもしれません

 

太くする派

一方でPE強度よりも強い(太い)リーダーにするやり方もあります。

  

リーダーの耐摩耗重視

筆者がずっとこれまで現在進行形でやってるのがこの選び方です。

PEの弱点である耐摩擦性を補うためにフロロカーボンなど
摩擦に強いリーダーにするのですからPEよりも直線強度も強くて当然
という考え方が基になっています。

PE1号であれば約22lbなのでそれ以上5号または6号約25lbのリーダーにします。

●PEの強度以上のリーダー
※一段上くらいが適切

いろんなノットやリーダーの種類、太さを試してきた結果がいきついたのがこれです。筆者の中では一番オールマイティーなリーダーの太さの選び方だと思います。

 

掛けにいく釣り

アタリを感じとったら自らフルフッキングして掛けに行く釣りの場合も同様に太い方が横からの摩擦にも耐え、

引っ張り強度も増し伸びにくくなるので、力いっぱいアワセを入れた時にアングラーからの力がダイレクトに伝わります。

乗せ調子とは真逆の考え方ですね。

 

ビッグベイトの場合

最後はビッグベイトを使用するベイトタックルの場合のリーダーの太さの選び方です

2号くらいまでのPEラインであれば基本となるPEと同じくらいの強度または一段上くらいでいいです。

ただそれ以上に太いPEラインにする場合は、同じ強度にしようとするとリーダーだけが極太になってしまうので(別にそれでもいいのですが…)

PE4号に同等もしくはそれ以上のリーダーとなると70lbとかになってしまうのでルアーの操作性も悪くなり食いも落ちます。

そういった場合は小塚さんや赤塚さんのように世界を周るモンスターハンターのリーダーの太さの選び方を参考にします。

●PE3号なら30lb
●PE4号なら40lb、5号なら50lb

単純ですのですぐに覚えられるしこれで十分ビッグベイトゲームができます。

まとめ

いかがでしたか?冒頭でもお話した通り基本となるリーダーの太さの考え方はPE強度と同等くらいが基本ですが、タックルと釣り方にあったリーダーを選ぶことで釣果も出しやすくなることでしょう。

はっきりとわかるほど釣れるようになることはないのですが、より目指す釣り方が出来るようになってくるので再現性も向上します。

ぜひ今回の選び方を参考にし試してみてください。

たかがリーダー、されどリーダーですが拘ってみると夢の魚がグッと近づいてくるかもしれません!