日本には単に大きな水槽に入った魚をガラス越しに見るだけではなく面白い水族館がたくさんある。
その中でも冬の季節にぜひ見てほしい北海道の北見市にある「北の大地水族館」。
ここでは水槽に氷が張っていて氷の下の冷たい水の中の魚の様子が観覧できる日本で唯一の水族館をご紹介したいと思います。
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凍る水槽がある北の大地水族館
最寄りの女満別空港から、北見市留辺蘂に車で1時間半ほどの場所にある北の大地水族館(旧山の水族館)」も言われています。
今回取り上げた”凍る水槽”とは、「四季の水槽」と呼ばれる水面だけ屋外に出ているもので
この水槽の名前の通り、自然な四季折々の川などを再現した水槽で、冬になると水面に氷が張る。
海に面している水族館ではないので、川や湖に棲む淡水魚が中心なのも水族館としては珍しい。
水温が下がれば魚の活性が下がることは釣り人ならばご存知のことだと思いますが、実際氷が張るまで冷たくなった水の中の魚はどんな状態なのかはほとんど知らない。
水槽の中は、水温が3度!!
イワナやニジマス!?、
そんなに大きくはなかったけどカワサバの姿も見られました。
なんとこの北の大地水族館では、1メートル級に育ったあの幻の「イトウ」が20匹も飼育されている水族館で、
イトウの飼育数では日本で最多を誇ります!
他にもある水族館の見どころ
滝つぼ水槽と言うものもあり、ここは水槽の中に滝を作り激流があり、その中を泳ぐ魚を下から見上げることができます。
このほかにも「ジャンプ水槽」と名付けられた、時間によって水流を変化せて魚の川上りを見ることができる水槽もあります。
●滝つぼ水槽
●魚の川上りが観れる「ジャンプ水槽」
そのほかにも、日本の淡水魚のほかに海外の寒さに弱い熱帯淡水魚もいくつか展示されており、
その水槽に使われている水は、なんと近くのおんねゆ温泉からひかれた!?、温泉水と川の冷水をミックスした「温泉水」で飼育されています。
北の大地水族館のリニューアル時に建築監修などを行った、日本で唯一の水族館プロデューサー中村元さん
(池袋サンシャイン水族館など数多くの水族館をプロデュース)も、
「魔法の温泉水」と呼び、その手法に驚いたいたそうです。
北の大地水族館
今回あまりにも珍しいので冬の凍る水族館としてご紹介しましたが、
もちろん四季の織りなす川の様子も見れる「四季の水槽」は、もちろん冬以外のシーズンもおすすめ!
というかこんな素晴らしい魅力的な水族館ならほかの季節ごとの移り変わりも観にいきたいですね。
水族館周辺にある「おんねゆ温泉」
おんねはアイヌ語で「大きな湯の湧くところ」という意味で豊富な湯量が特徴の温泉。
貴重な氷のある水槽で癒されたあと、温泉で身体を温めてはいかがでしょうか?
温根湯温泉 美白の湯宿 大江本家