エギのおすすめは以前にご紹介しましたが、あれからエギの色って何色が釣れるの?使い分けはどうするの?といったご質問を頂戴したのでここでお応えいたします。
人によって感じ方が違うため明言は控えたいですがおおよその目安となるエギのカラーがはあります。
それらと一般的に言われている釣れる標準色と使い分け方を解説します。
エギングでしか釣りをしたことなく釣り歴5年。友人に連れられ釣り初体験したのがエギングでした。その日に偶然釣れてしまい一気に魅了され今ではソファにアオリイカのぬいぐるみ。ロッドソックスはケンサキイカなど”イカれてしまった”エギングマニアです。初心者の頃にたくさん失敗した事~安定して釣れるようになった経験を基にみなさんに情報をお伝えしていきます。最近他の釣りにも興味深々!釣りの幅を広げたいと思っています。
エギのカラーは2色で構成されている
写真は昨年の春の私にたくさん釣れさせてくれた金テープで夜光ボディのオレンジカラーです。
エギングに使われるエギの色はこのように色のついたテープが巻いてありその上に着色された布地が貼られています。
この布の生地の隙間から下地の色が覗くように見えるようになっています。
このためエギの色は、このテープ(下地)と、エギ本体の背中の部分の色の2色で選ぶようになっています。
通常のプラグルアーなどと比べると、なんかややこしいですけど…wだいたいの組み合わを知っておくと、おおよそ昼間のデイゲームでも夜のナイトエギングでも有効な色が決められます。
エギの色は背中のカラーが基本
自分でエギを選ぶときに目安になるようにこれから異なった色の特徴と使い分け方を解説します。
これから説明する色の違いによる効果を覚えておくと、自分のエギングする時間帯やフィールドの水質に合わせて選ぶことができるようになります。
レッド、パープル系
濃い目のレッドやパープルは水中で輪郭がハッキリとする色になります。
どういうことかと言うと、アオリイカからするとレッドやパープル系の色は水中でほぼ黒に見えるのだそうです。
黒はシルエットが明確になることから意外ですが夜に向いています。アピール系のカラーではないため遠くのエギを寄せ付けてくる能力まではないですが夜の真っ暗な水中の中でもエギの存在を際立たせることができます。
また水の色が濃い濁り潮のときにも有効になります。
濁り潮のとき
ピンク、オレンジ系
私がよく使う色で私の中ではエギングのエギの鉄板カラーではないかと思っているピンクとオレンジ系。
エギ自体の存在に中々気づいてくれないような状況下でも最初にこれ投げておけばだいたいイカの居場所が判断できサーチベイトとしても使えるほど優秀です。
エギが気づかれにくい場面と言うのは、太陽光がなく、曇り空の日や海が少し濁っているささ濁りの状態のときです。
また近くに外灯の照っている場所や煌々と月の光が水面に差し込んでいるような夜にも有効です。
エギの色に迷ったらとりあえずこれ買っておけばほぼ外れがありません。
外灯や月の光の差し込むナイトエギング
日中のささ濁り
ブルー、グリーン、イエロー
グリーンやブルー、イエローはアピール系カラーになります。
昼間にさんさんと太陽が照り付けるような晴天の日が続いた海って水がクリアなことが多くて、
ブルーやグリーンはデイゲームのエギの最強カラーと言えます。
そのような状況では、私の場合は銀テープのブルーでアジやイワシに似せたナチュラルベイトを模したカラーにしたり、金テープのグリーンでハイアピールにしたりバリエーションを持たせています。
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、
マリアのエギ王の「軍艦グリーン」などは日中でも夜でも釣れる色としてベテランエギンガーに有名です。
ヤマリア エギ王Kシャロー 3.5号 軍艦グリーン
イカの活性が高いとき
テープ(下地)の色についてはまたあとで詳しくご説明します。
テープ(下地)の色もあわせた決め方
ここからはテープ(下地)の色のそれぞれの特徴と使い分け方について解説します。
金テープ
私がいつも持ってくエギの中で一番多いのがこの金テープです!
フラッシング効果が非常に優れておりアピール力抜群でド日中でも夜でも使える万能カラーです。
水の色が濁っているときや日射しのあまりない曇り空でも十分有効です。
この金テープにオレンジやピンクの色を合わせたエギは重さに分けていくつか常備しておくことをおすすめします。
昼も夜も有効
曇り空や濁り潮でもOK
銀テープ
こちらの銀テープは私の場合、朝マズメから真昼間の澄み潮のときに選ぶテープ(下地)の色です。
晴天のときの太陽光と言うのは白い光です。そこで海水の色の透明度が高い場合だと海の中も水の色やベイトの色しか存在していませんし、それらがより鮮明になっている状況です。
このような場合には銀テープのものを使用し、見切られないようにする手段として使う色です。
水が濁っている場合は金テープのものにローテーションします。
赤テープ
赤テープは夜の定番カラーとなっているレッド系の色とおなじく、夜をはじめ夕マズメや朝マズメでも有効になる色です。
夜や、光が届かない水深のある場所でもエギの輪郭がくっきりと際立つため良いとされています。
朝マズメや夕マズメ
虹テープ
昼間でも夜でも、濁っているときも、水の色が澄んでいるときもどんな状況でも使えるのが虹テープです。
いわゆるプラグルアーのコットンキャンディーと似ており、一見アピール系に見えますが水中で光源の量によって変幻自在に変化するためナチュラルカラーと言われているのと同じ理由で汎用性が高いテープ色です。
テープの色に迷ったらこれ
ケイムラボディとグロー(夜光)ボディ
最近は真っ暗な夜の海中でもアピール力が増すように、暗い中で光を放ってアピール力を増幅させたものがたくさん出回っています。
ケイムラとは蛍光紫のことで、水中で青や紫色に光ります。
またグロー(夜光)は水中や暗闇でボディが黄緑色に光ります。
この私もケイムラとグローを1本ずつ揃えて持っていますが、エギング初心者の方がエギの色を決める際に選択肢の中に入れるのは、
テープの色だ背中の色だといっていた中にさらにケイムラ、夜光ボディまで加えるとわけわからなくなるので、
基本カラーのエギを揃えた後のいちばん最後でいいと思っています。
エギの色のまとめ
エギングではなくてはならないエギですがご説明させていただいたあとになって今もって考えてみるとエギの色ってそれほど数がなく基本となる色はきまっているように思います。
あとは組み合わせによって、それぞれの色にあったシチュエーションで使うことによって効果を発揮します。
エギングでエギの色なんて関係ないという人もいますし、私自身もエギの色だけで釣れると思ったことは一度もありません。
色に拘るよりも重要となる潮周りとか釣行するポイント選択の方が重要だと思っているので色違いは2,3本持っていれば大丈夫だと思っています。
色だけで釣果が変わることはありませんが、フォローとしてここで解説した色で、それぞれの特徴を、異なる場面で使い分けができるようにエギの色のバリエーションを増やしておくのはいいことだと思います。