エギングの時期は思いのほか短く、地域で若干の差がありますが特に四季によって釣れる個体も大きく変わってきます。
他の釣りの対象となる魚と比べてシーズンが見分けにくい餌木をつかったイカ釣りの時期について自分の実釣経験と一般的に言われている原則を基に
エギングの釣れる時期についてご紹介します。
エギングでしか釣りをしたことなく釣り歴5年。友人に連れられ釣り初体験したのがエギングでした。その日に偶然釣れてしまい一気に魅了され今ではソファにアオリイカのぬいぐるみ。ロッドソックスはケンサキイカなど”イカれてしまった”エギングマニアです。初心者の頃にたくさん失敗した事~安定して釣れるようになった経験を基にみなさんに情報をお伝えしていきます。最近他の釣りにも興味深々!釣りの幅を広げたいと思っています。
春夏秋冬から見るエギングの時期
エギングのベストシーズンは春と秋
アオリイカなど、釣りのブームが来ていると昨今で人気の高いエギングはイカ本来の生態が関係していて、魚とは違う活動の仕方をしています。
そのために季節で釣れるサイズの大きさや、釣り方、タックルまで大きく異なるのがエギングの特徴ですから、ここでは季節ごとの違いによるエギングの時期について4つの季節に分けてお話します。
この章の引用画像4つ:Pixabay
春のエギング時期の特徴
サイズが望める親イカシーズン
春はサイズの1年の中で一番サイズの大きなイカが望めるシーズンです。
秋から冬の間に幼魚だったイカが大きく成長し親イカになり、地域差はありますが水温が16度を超えると産卵を前に接岸してくるタイミングです。
狙うポイントも親イカが卵を産み付ける「藻場」が狙い目です。この時期藻場やボトムをゆっくり探っていき大きいイカを狙って釣るために3.5号の餌木を標準にして釣ります。
夏のエギングは…
産卵後のふ化したばかりの小いかの時期
イカの一生はとても短くて、1年で産卵を終えた親イカは死んでしまいます。そのため年中親イカがいるわけではなくはるから冬の四季にの移り変わりによって徐々に成長していく感じです。
そのため夏はちょうど春に卵からかえったばかりの子イカの時期。夏はちょうど箸休め的な中間の時期になり、エギングアングラーは夏だけほかの釣りに移行する人もいます。
夏の海水浴に行ったときに、近くの船着き場から水面を覗いてみると、4,5センチほどのちっちゃなアオリイカの幼魚が群れで泳いでいるのを見たことがあります。この時期はそれを食べてしまうだろうシーバスとか狙った方がいいかもしれません…。
話がそれちゃいましたけ…とはいえ、場所によっては産卵で浅場によってきたまだまだ健在の親イカや、早く卵から孵った子イカがいる場合もあり、目の前に潮が通っているアマモが生えてる藻場を見つけられたら、その周辺を探ると釣れます。
夏のエギングは、ポイントや潮のタイミングなど状況判断ができる上級者向きかなと思います。
秋のエギング時期の特徴
もっとも数釣りが楽しめる時期!
私がエギングにのめり込むきっかけになったのが秋イカのシーズンでした。
春に生まれた子イカが成長し、1年中でもっともイカの生息数が増える時期です。
もっとも釣りやすく、数釣りが期待できる時期になます。
サイズが小さくはありますが、エギングの”イカが抱き着く”特有のアタリも覚えやすく、なんせ釣れるので、これからエギングはじめようと思ってる初心者の方が、はじめるのにもってこいの季節です。私もこの頃にはじめていなかったら今頃釣り自体やっていなかったかもしれません。
それくらい私のようなド素人でもいっぱい釣れちゃう時期が秋イカシーズンなのです。
冬のエギング時期の特徴
アオリイカだけじゃなく他の種類のイカも釣れる時期
冬は、秋でようやくコロッケサイズまで成長したイカが、春の産卵を控え親イカになるまでの成長真っただ中。
釣れればそこそこサイズが望めますが、水温が15度を下回ると水温が安定しやすい沖の深場へと雲隠れしてしまうので、これまでの堤防や漁港付近からでは釣り難くなる季節に入ります。
その年の天候にも左右されますが、地域や場所によっては水温が16度以上をキープできているところもあり、そういった地域でポイント見つけて挑むと釣れやすくなります。
また釣れる場所ではヤリイカやケンサキイカなど筒イカ系が旬を迎える時期でもあり、漁港からは無数のヒイカが釣れる地域があるのも冬です。
地方別に見たエギングの時期
ここまでは春夏秋冬で異なるエギングの時期をご紹介しましたが、地方によって若干時期がずれたり差も出てきます。
春と秋がエギングのシーズンであることは間違いと思いますが、よりみなさんのフィールドに近い情報をお届けするために、エギングが盛んに行われている地域からおおまかに6つの地方をセレクト。
それぞれの地方での時期をご案内します。
エギング 時期 関東
関東地方は、人の体感温度で「温かくなってきたな」と感じる4月頃に春イカの時期到来。
そこから親イカは6月末~7月の梅雨明けくらいまでぽつぽつ釣れます。春のベストなシーズンは4月、5月。
早い年では8月下旬~9月に入ると秋イカのシーズンがはじまります。関東の秋のハイシーズンは10月、11月です。
12月~春までの時期はアオリイカはいったんお休みして、ヤリイカなどターゲットを変えて挑みます。
今年はあったかいねとか、寒いねとかその年の気候の変化でも変わってくると思いますが、目安にはなると思います。
エギング 時期 関西
関西のエギングの時期は、春のゴールでウィークにさしかかる5月くらいからシーズンスタート。
6月いっぱいまで続きます。
秋イカシーズンは9月初旬ごろからはじまり、10月いっぱいまで楽しめます。
エギング 時期 山陰
太平洋側と比べると水が冷たい日本海側の山陰地方でも、4月中旬から親イカの時期に入ります。6月上旬まで続きます。
秋イカは9月中旬から11月中旬になります。
エギング 時期 瀬戸内海
本州でもっとも水温が低くなると言われる瀬戸内海周辺では、親イカは5月のゴールデンウィーク明けくらいからはじまります。8月のお盆休み頃までです。
秋イカのシーズンは9月に入り、ぽつぽつ釣れはじめ、9月中旬から10月いっぱいがハイシーズンになります。11月半ばを過ぎてくると徐々に渋くなってきます。
エギング 時期 四国
四国の比較的温暖な黒潮が流れる太平洋側では、時機到来も早く3月頃から春の親イカのシーズンがはじまり、6月中旬くらいまで続きます。
秋イカは8月のお盆過ぎ頃からはじまり、12月いっぱいまで続きます。
エギング 時期 九州
九州地方も、北は日本海、南は太平洋側とわずかにズレることもありますが、おおよそ3月中旬から南側の宮崎県と鹿児島県あたりから徐々に春イカの時期がはじまり、6月末まで続きます。
秋イカは9月初旬から11月いっぱいまで。