ショアラバのポイントの選び方!釣れる場所の見つけ方7つのお約束

ショアラバが“釣れる”ポイントをこれまでの経験を踏まえて辛口に解説。

基本はユムシやタイムシなどのエサを使って陸っぱりから釣る鯛のエサ釣りの考え方が非常に役に立ちます。

自分が勉強して実際にフィールドに立ってショアラバをしてみたときの感想を元にしてショアラバが釣れるポイントの選び方から、おすすめのポイントをお伝えします。

ショアラバは適切なポイント選びと、その場所にあったアプローチさえすれば簡単に釣れる釣りです。

小手先だけのテクニックで釣ろうと思わずに、ポイント選びに注力したほうがヒット確率が上がります。




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ポイント選びの条件

ショアラバ ポイント
ではショアラバが釣れるポイントに共通する条件とは何か?

優先度の高いものから順に追ってその理由をまず説明します。

【1】潮周りが良く流れが速い

潮通し|ショアラバ・ポイント
真鯛は泳ぎ回る回遊魚です。ですから潮通しがよく潮がよく動く場所、また潮の流れが速い場所を好みます。

速い潮の流れから生まれる湧昇流に流されて真鯛が好むアミやエビ等の甲殻類に小魚や、ときには小イカの大群も流れてくるため潮通しの良い流れの速い場所は通年通して真鯛が豊富なエサにありつける場所となる。

潮がぶつかって流れが生まれる場所は潮通しがよく、堤防や磯の先端付近は非常に理想的なポイント。

 潮通しの良し悪しの見極め方
 逆にそれらを見つける判断基準として、堤防でも泡やゴミが溜まっている場所では潮通しが悪く水中の酸素濃度も低いため避けましょう。

【2】底にカケアガリがある場所

カケアガリ|ショアラバ・ポイント
カケアガリとは深場から浅場へ上がってくる途中の境目のこと。

いくら水深があってもカケアガリがあると無いでは大きな違いがある。

こういったカケアガリにはエサが流れついて溜まりやすく、そこに居着いている真鯛も多い。またほかの魚(大アジ、イサキ、マゴチ、ヒラメ、ブリ)などにも出会える。

 カケアガリの見つけ方
 カケアガリの見つけ方は、一度投げてみて錘(ヘッド)を底まで沈めて手前まで引いてくる。この時の感覚で見極める。

 またサーフなど波が強い場所では、ある一点だけ高く白い波が立つ場所が見える場所がある。深場の潮が一気に浅場の淵に当たり 波が押し上げられた場所で底がカケアガリとなっている。

 ドン深のサーフなどではこのカケアガリの間隔が狭いため、広く探るために立ち位置からまっすぐではなく斜めにキャストして斜めに引いてくることで幅の狭いカケアガリをできるだけ広く探ってくるようにするといい。

【3】沈み根が点在する場所

沈み根|ショアラバ・ポイント
真鯛は根掛かりが多発するような根の多い場所に居着きやすい。

エサが豊富にあるところなので、居着きの魚を探しやすい。

元々回遊魚である真鯛が、60cmを超えて大型化するのはこういったエサの多い場所に居着いている居着き型がほとんどで、

沖の深場に出なくともショアラバでも高い確率で大鯛に出会えるのはこのためである。

また緩やかな山のような根よりも、まるで海底にそそり立つタワーのような真っ直ぐに立つ根には大鯛が潜んでいることが多い。

沈み根の見つけ方
流れのある水面を見たときに一箇所だけヨレが発生している場所などはその下に根がある場合が多い。

また、タイラバを引いてきたときに、ルアーやラインに藻が絡まっている場所には間違いなく根が点在している。

【4】水深がある

水深|ショアラバ・ポイント
水深があるほうがいいとは誰が言い始めたのか知らないが、あるに越したことはないが上記の3つの条件の方が大切だ。

真鯛はボトムから10cmくらいの場所から4m~5mくらいのところまで上がってきているレンジがヒットゾーンになることが多い。

また堤防では、水面スレスレを悠々と泳ぐ真鯛を確認できることもある。

最低でも5m~10mもあれば十分ということだ。

 水深の測り方
潜行深度の記載があるタイラバヘッドならそれに応じて、着水と同時にカウントダウンして測る。

言っておくがこんなことまでして水深を測ってまでショアラバをする必要はない。




 

番外:足場が高い方が良いは大ウソ!

誰が言い出したのか知らないが、大ウソはなはだしい!!

足場の高い方がタイラバを引いてきやすいからだけであって別に高い場所にこだわる必要なんてまったくない

「釣りやすい場所」と「釣れる場所」はまったく違う。足場の高さなんてどうでもいい!!

極度に根掛かりを恐れていてもかえって釣果を逃してしまうことになることも覚えておくべき。

ショアラバが釣れる三大ポイント

 

堤防

堤防|ショアラバ ポイント
潮通しがよくエサとなる甲殻類や小魚などが流れてきやすく、釣りやすい適度な水深と足場の高さ(笑)!?がウリの堤防には、

周りにカケアガリがある場所も多く、近くに陸続きの地磯があれば沈み根も自然と多い場所に恵まれる。ショアラバするには絶好のポイント

 

磯|ショアラバ・ポイント
磯は水面に入っている部分がえぐれている場所が多く、そのあたりには自然と多くの沈み根やカケアガリが存在する。

必然的に根掛かりが多発するが、こういった根掛かりしやすい突起物の多い場所に真鯛は居る。

アコウや尺メバルなどが掛かることもあるのが磯の特徴。

 

サーフ

サーフ|ショアラバ・ポイント
サーフでも遠浅はちょっと真鯛を狙うショアラバには不向き。
ドン深(急深)の砂浜がベスト

波の高さや、気泡を見て下のカケアガリやワンドの位置を探り当てることが広いサーフを制するコツとなる。

そう考えるとどちらかというとサーフでのショアラバは上級者向き。