ヒイカ釣りの釣り方!エギングでも釣れない事もある時期や仕掛け、誘い方ハンドブック

ヒイカ釣りの釣り方についての特集ページです。

ヒイカの生態や特徴から学んでいき釣れる時期やエギングのエギは何号?か、リーダーのことなど仕掛けから基本的な誘い方と釣れる場所と時間帯なども詳細に解説していきます。

またヒイカは釣れないと思っている人へのアドバイスもあります。




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ヒイカの生態と特徴

ヒイカの生態と特徴
画像:PhotoAC

ヒイカは別名ジンドウイカとも呼ばれ、地方によっては丸イカや、ヒイカをエサを使って釣るときの針を
チイチイ針といい、チイチイイカとも呼ばれることがあります。

名前の通り、体長が最大で12センチほどにしかならない非常に小さいイカです。

潮の流れが緩やかな内湾を好み、触腕を使って巧みに小魚や小さい甲殻類を捕食しています。

あまり漁獲量は多くなく流通量は少ないですが、ヒイカが釣れる時期ではたまに時期になるとスーパーの鮮魚コーナーなどに「小イカ」としてパックに入って売られているのを見かけることがあります。

日の当たる日中は深場へ逃げて活動しませんが、夜になると活発に動き回る夜行性です。

水中で泳いでいる間は透明な胴体をしていますが、釣り上げた瞬間など興奮状態になると茶褐色を帯びてきたり体色を変えるのは身体が小さくてもアオリイカなどと同じです。

ヒイカの生息地

ヒイカは北海道の南側(本州側)から日本最南端まで、全国的に広い地域に生息しています。

特別に潮の流れや暖流を好む生き物ではなないので比較的順応性が高くあまり冷た過ぎない海域ではどこでも棲み付きやすいのだと思います。

ヒイカは釣れない!?

「ヒイカは釣れない」と言ってる人を良く見かけます。

が…ちょと待ってください!

ヒイカは釣れるときは1人で30匹以上とかざらなんですけど、

以前に釣れた場所に行ったとしても、釣れないときはまったく釣れないなど

釣れるときと釣れないときが両極端
なんです!!

だから釣れないときが重なると「ヒイカは釣れない」となるのだと思います。

ですが、小さくても自分ひとりで20,30匹とかたくさん釣れるのを一度経験すると、

みんな”釣れない日”があったとしても釣れるまで釣行を繰り返すのです。

ここがヒイカを釣ったことがある人と釣れないと言ってる人の差ではないかと思います。

ヒイカ釣りの時期

ヒイカ いつから釣れる?

ヒイカ釣り
画像:釣具買取WinBelieve

春から夏にかけて産卵し、親イカになる晩秋(地域によって差はあるが11月ごろ)~早春(3月くらいまで)が釣れる時期になります。

自分のイメージでは水温が低くなり始める冬前になってくると、そろそろかな~というイメージです。

ヒイカが釣れる場所

水面にまで光が漏れる常夜灯がたくさん並んでいる漁港がいちばんおすすめです。

外洋からは離れたあまり水深のない、入り組んだ場所の護岸や堤防でもいいです。

潮の流れの影響を受けにくい内湾で夜、照明が灯る場所はベストです。

ヒイカが釣れやすい時間帯

ヒイカは日が沈み暗くなると、明かりに集まっってくる小魚や甲殻類の群れを追って、捕食するために

水深が1メートル以内の浅場にも浮いてきます。

ヒイカ釣りの釣り方

ヒイカ(チビイカ)のエギング

ヒイカ釣り方
画像:北の国から

ヒイカはモエビを釣り餌にしたエサ釣りもありますが、

仕掛けが簡単で専用のタックルでなくても釣れるヒイカのエギングについて解説します。

 

ヒイカ釣り仕掛け:エギング編

通常のエギングと同じ、PEラインを道糸にリーダーを結んで、専用の小型のエギを結ぶだけです。

PEの太さや、ロッドやリールなどは新子イカのシーズンの秋のセッティングと同じもので構いませんし、

もっとライトなアジングやメバリングのタックルで代用しても十分こと足りるどころか、むしろぴったりくらいです。

 

ヒイカエギングのリーダー

PEの太さにもよりますが、だいたい1号(約5lb)前後を使います。

リーダーの長さは70cm~1mくらいのなかで取ります。

アジングタックルで代用する場合など、メインラインがフロロやナイロンの場合はリーダーは不要です。
 
 

ヒイカエギングのエギは何号?

ヒイカ釣りに使うエギのサイズは、1.5~2号を基本にして使います。

それ以上大きいとヒイカが捕食することのできるベイトの大きさよりもはるかに大きくなってしまうので食いが落ちることにもなり兼ねないので大きくても2号くらいまでがおすすめです。

1.5号を中心に釣りをはじめて、その場所の水深やヒイカがその日居るタナが落ちている場合などに2号を投入するくらいが

ローテーションの目安となります。

通常のアオリイカのエギング用の小型のエギでもよく、ヒイカ専用に開発されているエギもあります。

ナカジマ プライムエギ 1.5号
今年ヒイカ釣りにおすすめのエギがこれ!

全7色半透明のスケルトンになっており水中に差し込む常夜灯や月の光を吸い込み自然にアピール!

サイズ的にもヒイカにバッチリだし、秋イカのシーズンにも、イカメタルのドロッパーとしても使えるタイプです。

写真は自分がイチオシのスケルオレンジ

ヒイカエギングの誘い方

ヒイカエギングのしゃくり方は、あまり派手なしゃくりは必要なく

軽くティップをチョンチョンとトゥイッチするだけでいいです。大きくしゃくる必要はありません。

エギをキャストして着底させてから、チョンチョンをしたらまた着底。

それを繰り返していると、フォール中に極わずかなアタリを感じることができます。

ヒイカエギングのタックル

さて、このフォール中に感じる”極わずかなアタリ”を感じ取るためにはタックルバランスも必要です。

アタリが繊細過ぎるので、あまり太いPEラインや、固めのロッドや大きいリールでは微細なアタリがわからないこともあります。

特に初心者の方はタックルバランスに気を付けたほうが、釣果を上げやすいと思います。

ざっくり言うとこんな感じです。

ラインはPE0.4~0.6号
ロッドは7.5フィートほどのLタイプロッド
リールは2000番~2500番

ロッドはエギング専用じゃなくてもアジングやメバリングなどのライトゲーム用でも十分楽しめます。