バス釣りのドリフトのやり方!川スモールの必須テクニック&効果の高いリグ




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バス釣りのドリフトとは

画像:Wired2Fish

ブラックバスの釣りにおけるドリフトは、特定の場所で釣りを行うのではなく、川の流れに合わせて魚を狙う釣り方です。川の流れに乗ってルアーを進めることで、魚が捕食行動をする場所や、魚が待ち伏せしているポイントを効果的に探ることができます。

ドリフト釣りでは、川の流れや構造を活用するため、釣り場の選択が重要です。魚が捕食行動をするポイントや隠れ家となるポイントを探しましょう。岩や流木、水草の密集したエリア、河口などがドリフト釣りに適した場所です。

そのため一般的に「川スモール」と呼ばれる川に生息しているスモールマウスバスを釣るときの釣法として用いられることが多いです。

魚がいるであろう場所を予測しラインの弛みを上手く利用しながら流れに乗せてルアーを自然なアクションでバスがいる場所へ届ける釣り方なのでスレさせにくく

スレが立ってしまっているプレッシャーの高い場所や、先行者が撃ったあとでも釣りやすい釣り方でもあります。

流れの強い川でのバス釣りに効果アリ!!

川スモールにドリフトが効果的だといわれる理由

画像:Freshwater Fishing Advice

スモールマウスバスは岩や流木、水草の周りなどの構造物やポイントに待ち伏せしやすく、エサを追いかける習性があります。

ドリフト釣りによって、これらの構造物やポイントを効果的に通過しながらルアーを待ち伏せしているバスの目の前に送ってやることができます。

ドリフト釣りでは、ルアーを川の流れに乗せて進めるため、自然な餌の流れに乗ることができます。

川の流れに乗ってルアーを進めることで、魚にとってよりリアルな餌と見なされやすくなります。スモールマウスバスは、流れのある場所でエサを待ち伏せすることが多いため、この自然な流れに乗せることが重要だからだといわれています。

バス釣りのドリフトのやり方

ドリフト釣法の図解画像
画像:バス釣り|Il Pescaria

ドリフト釣法とは、水の流れに乗せて、狙ったポイントまでルアーを送る釣り方です。

 

基本キャスト

ドリフトのやり方はまずキャスト。

基本は「流れに乗せて」狙ったポイントまで送るので、アップクロスにキャストします。

まずは初級者の方はここから始めてください。

ほかにもキャストする方向で釣り方が全く異なってきます。

 

糸ふけをとる

ドリフトのときのラインメンディング
ラインメンディングとは糸ふけやルアーにテンションをかけたい時などのラインの動きを適切な状態にすることをいいます。

流速や狙ったポイントへのルアーの軌道を考えながらラインを操作します。

このときラインをたわますか、少し張り気味にしておくかでルアーの軌道は変化します。

またラインを水の中で泳がせるのか、水に浸けないで流すのかでルアーの姿勢自体が異なります。

着水して、流れに乗ったら余分に膨れ上がったラインの糸ふけをリールを巻き取り取ります。

ここがドリフトの上手な人と、そうでないひとの分かれ道にもなります。

このときに糸ふけを取りすぎるとルアーが浮いてきたりイメージしていたトレースコースから外れてしまうことにもなり

ラインが張っていると水を切ってしまうため流すはずのルアーの流れていく位置がずれていき上手く流れていきません。

バス釣りに多用される太いナイロンやフロロカーボンラインは水の抵抗を受けやすいです。

ラインが水を切らずに、流れに乗ってルアーが流されていくほどよい弛みが大切です。

基本的に…

●少しラインが弛んでいるいる状態を保つ
●流れている最中に巻きすぎたり張ってしまった場合はロッドをさげてラインを送ってやる
●たるみを常に意識

 

ルアーが入っていく姿勢

ドリフトの釣り方が難しいといわれるいちばんの理由がこれです。

ルアーが、狙ったポイントに入っていくときは

ルアーが突入して、アングラー側に戻ってくる方向へターンするまでは

常に前を向いている状態がベストです。

要するに狙ったポイントへ向いてプラグルーならばヘッドの部分からまっすぐ入っていくのがよいです。

ただ単にルアーが流されているだけでは、ブラックバスからするとただのゴミでしかなく

しっかりを演出できていないといけません。

 

動かさない!流す!

ドリフト初心者の人ほど、シェイクしてみたり、トゥイッチを入れてみたり動かしたほうが釣れる気がするので、

流されている間も動かしたくなりますが、川のスモールマウスバスに限らず、

このドリフトで釣る場合は、動かさないほうが格段にアタリは増えます。

 

リトリーブはデッドスロー

バス釣りのドリフトでは着水したらそのまま放置して流す放置ドリフトもありますが、

その場合近くへのキャストの場合はやりやすいですが、沖から流し離れたポイントへ送る場合は

ゆっくりリトリーブしながらのラインメンディングは必須です。

プラグルアーやリグを流れに乗せて漂わせるためには巻きはデッドスローです。ほとんど巻く必要はありません。

使っているリールのハイギアやノーマルギアかのタイプにもよりますが、目安として1回転3秒くらいです。

巻いているのか?

はたまた巻かないのか?のギリギリ瀬戸際で勝負します。

ここで焦って巻いてしまうと負けです。ドリフト釣法ではなくなってしまいます。

とにかくラインはピンと張らないで、張らず緩め過ぎずの”弛み”を常に意識しておいてください。

 

食ってくるタイミング

ドリフトしているときに食ってくるのは流しこんでいる間ではなく、

狙ったポイントへ到達しターンした直後とか、

方向転換して戻ってきながらポイントを横切っている最中が多いです。

流している途中で食ってくることもありますが、ターンしてくるときを中心にその間は気を抜かないように集中してください。

最も重要なアタリの取り方とアワセ

ドリフト時に即アワセは厳禁!

画像:バス釣り|Il Pescaria

ラインが弛んでいる状態で流していると少しティップに「トンッ」と感じられる微弱なアタリを感じます。

このときはまだスモールがワームの端っこを咥えた状態なので急いでアワセを入れるとフッキングしません。

その直後にモゾモゾとしたアタリを感じます、バスがワームを飲み込んでいる動きです。

このときにラインが出ている方向にロッドを向けて少しリールを巻いて糸ふけを取り、

ラインが張る直前に鬼アワセ!!

アタリがあったのか何か浮遊物にあたっただけなのかわからないような微妙なアタリです。

アタリかと思いアワセを入れてみたら違ってた…。なんていうこともよくありますww

だからといって躊躇したり恥ずかしと思う必要はありません。

「んッ?」と感じたらすぐアワセの準備に取り掛かりましょう。このときがいちばんドキドキして楽しい時間です。

またソリッドティップのロッドや柔らかいロッドではモゾモゾと感じたあとに向こうアワセで勝手にフッキングしてるなんてこともありますが、

このような微細なアタリを感じ取るためには感度優先でチューブラーのほうがいいです

バス釣りドリフトで効果の高いリグ3選

画像:Mossy Oak

川バス釣りのスモールマウスバスに有効なドリフトの釣り方がわかったところで

このドリフトで効果の高いリグを、僕の中で優先順位の高いものからお伝えしていきます。

 

スプリットショットリグ

スプリットショットリグ
画像:バス釣り|Il Pescaria

フックをセットした位置よりも離れた上のほうにシンカーを固定したものです。

シンカーにはかみつぶしとも呼ばれるガン玉を用いることが多いです。

ガン玉だとある程度箇所を固定できても、あとから動かすことが可能で

シンカーの位置の違いによってワームまでのラインの長さを調整するうことでフォールスピードを

調整しやすい優れたリグで、川スモールの場合いちばん使っている人が多いと思います。

WaterGremlin(ウォーターグレムリン) ラウンド スプリットショット シンカー

 

ノーシンカー

ノーシンカーリグ|リグの種類
画像:バス釣り|Il Pescaria

言わずと知れたバス釣りではいちばんナチュラルなアピールを得意としているノーシンカー。

シンカーがついてるものは、すぐに沈んでしまいどこ流れているのかわからない場合も多いので、初心者にはやりずらい部分もありますが、ドリフト初心者でも流しやすいのがメリットです。

遠投はできないもののフォールスピードが遅く、流れのある河川では沈み込まないのでドリフトさせやすいです。

自然な動きを演出できるため、スレたバスにも効果の高いリグです。

ゲーリーヤマモト イモグラブ 40
またイモか?と言われても僕はおすすめし続けますw
川スモールでもテッパンです。

 

ジグヘッド

ジグヘッドリグ|リグの種類
画像:バス釣り|Il Pescaria

扱いやすさという点で上記のリグよりも優れているのがこちらジグヘッドです。

基本ドリフトは、表層付近を流すか、ボトムドリフトのどちらかになりますが、

重さ次第で飛距離も出せるし、軽くすれば浮かすこともできるので非常に便利で

いろんな場面をひとつのリグだけで乗り切りたいときにもこれなら十分対応できます。

カツイチ DECOY プラスマジック VJ-74
セットしたワームがズレにくいジグヘッド