群馬県の上野村を流れる神流川(かんながわ)には一般的なキャッチ&リリース区間以外に【毛ばり釣り専用区】があります。
上流部が群馬県の南西部を流れてやがて大きな利根川へと繋がっていくこの川は
上野村漁協の管轄区域で魚影が濃いことでも知られているほか、釣り人に優しい配慮がいくつもされていて初心者の方でも安心して楽しめる釣り場です。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
神流川「毛ばり釣り専用区」
本谷毛ばり専用区(神流川)でフライフィッシング|Youtube
神流川には【毛ばり釣り専用区】があり、本谷と中ノ沢の二か所のエリアが専用区として指定されています。
名の通り毛ばり釣り専用区なのでルールはフライフィッシングおよびテンカラ釣りのみで、
仕掛けに使用するフックもシングルフックおよび、バーブレスに限定されています。
毛ばり釣り専用区の遊漁券で通常のキャッチ&リリース区間での釣りもできます。
また特徴として1日に入渓可能な人数に本谷が1日7名、中ノ沢が1日4名までと制限があり
事前の完全予約制となっています。
これらは海外の渓流ポイントではよく見られるスタイルで、
予約制にすることで乱獲も防ぎ自然環境保護にも役立つなどメリットも大きく日本でも現在注目をあつめています。
その分、人気が高まると当然利用者が増え、予約がとりずらくなってしまうかもしれませんが…。
上野村漁業協同組合のすばらしいところ
自然渓流だけど行き届いた管理が初心者でも安全
川そのものは古くから渓流釣り愛好家に親しまれてきた歴史のある釣り場で自然にできたものですが、
ここは管理する上野村漁業協同組合の方が自然にも釣り人にも良い配慮がいくつもあります。
快適な管理棟とトイレが設置されているほか、区間内には急な雨を凌ぐための東屋も用意されており、
また入渓口には階段やスロープなど川へ降りるまでの道が敷かれていて、納竿すればすぐそばの舗装された道を歩いて戻ることができます。
渓流釣りというと遊漁券がいるほかにもたくさんのルールがあったり、危険な沢を降りていったりしなければならず
何かと釣りマニアであってもとっかかりのハードルが高いイメージが強い釣りにあって
自然界に溶け込むように、ほどよく整備されたエリア内は心地の良い空間で渓流釣りが楽しめます。
1日遊漁券が1人、4000円と、ほかと比べても決して安くはない値段ですが。
これだけの充実した設備の中で渓流釣りを楽しめるとすれば逆にコスパ高いと感じる場所です。
ここ上野村では冬の10月下旬から2月いっぱいまでの間の群馬県の県魚でもあるハコスチや
3月1日から9月20日までの間は、ヤマメ、サクラマス、イワナの時期は真っ最中
6月に解禁を迎えたアユ釣りは友釣り限定で9月30日まで行われます。
※期間内であっても上野村漁協管轄地域ではアユイングは許可されていません。
アユイングは神流川の中流域~下流域の神流川漁業協同組合のエリアになります。