「トロにも負けない」秋の「戻りガツオ」にも漁獲量減少が危惧される。

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カツオには旬が1年の間に2度ある。春先の初ガツオとこの時期に出てくる「戻りカツオ」です。

春の初カツオよりも、寒期に備えて脂を蓄えている脂が乗った濃厚な味わいが楽しめるため、産地に限らず都心の料理店でもこの時期の人気商品として食されています。


藁焼き塩たたき
出典:産経デジタル

この脂の乗った戻りカツオを美味しく食べるにはやっっぱりカツオの本場の調理方法、「藁焼き」がいい!

それも出来ることなら塩とにんにくスライスとワサビのみで食べる塩たたきは絶品!

カツオのたたきの本場の高知に毎年行くことがある筆者は、行くと必ず食べるのがこのカツオの塩たたきだ!地元で捕れたてのカツオで新鮮なので塩をたっぷり振って皮目を炙ってあるだけだが、レモンを絞っただけでめちゃくちゃ旨い!にんにくなど薬味はまったく必要がないくらいだ。

そんな中、昭和50~60年代に人気を呼んだ漫画「土佐の一本釣り」の舞台でもあるカツオの名産地土佐では「日本にカツオがいなくなるかもしれない…。」という声が上がっています。

日本近海に来遊するカツオの数は年々減少し、同県沿岸で行われている一本釣りなどによる水揚げは低迷が続く。一方で、太平洋の赤道域での漁獲量は大幅に増加している。

=====ネット民の反応
日本ではクロマグロの産卵期である5-7月に巻網漁船が抱卵した親魚を一網打尽にしています。本年度の30kg以上クロマグロの巻網漁の漁獲枠は3250トン、一方で全国の一本釣り延縄定置網を合わせた漁獲枠は2060トンです。巻網漁の水揚げは5-7月に水揚げが集中しており資源回復の妨げとなっているのは明らかです。この事情を近隣諸国が知らない筈がないのです。赤道付近でのカツオ水揚げ量削減を国際的に訴えるにはまず国内のマグロ漁獲枠配分見直しを図るべきでしょう。

旨いよね。そのまま炙って食べたい。夢だけど。それも。