長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
日本各地でこの時期に産卵を迎えるマスの婚姻色に染まったマスの様子が捉えられています。
下記に写真は秋田県の十和田湖や岩手県盛岡市のサクラマスやヒメマス、北海道知床半島のカラフトマスなどが、秋色に染まる個体で続々と姿を表しています。
秋田県小坂町の十和田湖から流れる水路付近に集まった婚姻色のサクラマス
出典:デイリー東北
1年間を海で過ごして成長した親魚は9月~10月上旬に入ると自分たちが生まれた川を遡上しはじめる。サケやカラフトマスは産卵直前に移動するが、サクラマスは3~5月前に川へ入りその間産卵期までじっと餌も食べずに物陰に隠れて過ごすそうです。
北海道の観光地でもある小樽の運河でも、多くのマスが遡上する姿が捉えられていて、観光客が大賑わいなのだとか。
現在はふ化させる場所へ移動する前の遡上の真っ最中ということ。泳いでいる産卵を迎える前のマスは体長が40~60センチほど。
浅瀬などで体を傷つけながら川を昇る。その際に途中で力尽きてしまう個体も見られそれらは川底へ沈んでいく・・・。こんな命を繋ぐきびしいながらも美しい光景を目にすると生き物たちの命の尊さを学び取ることができます。
=====ネットの反応
サクラマスは本来は海で過ごして産卵期だけ川を遡上する遡河回遊魚だけど、十和田湖を海代わりに利用しているということなのか。しかし一生淡水で過ごす陸封個体は、外見がかなり異なる「ヤマメ」のはずだけど、写真はどう見ても「サクラマス」。陸封個体でも川と湖を回遊すれば「サクラマス」、川だけで過ごせば「ヤマメ」になるのだろうか。
見事な魚体ですね。たくさんの子孫を残してくれる事を願う。