メガドッグ180のインプレです。
メガバスの大人気ビッグペンシルベイトであるオリジナルモデルのサイズダウン版。
購入し実際に2シーズンにわたり実釣した感想と
特徴から適したロッド、リール、ラインのこととメガドッグ180の性能を100%引き出す使い方を解説します。
インプレ画像:シーバス|Il Pescaria
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
メガドッグ 180の特徴
メガドッグの180はメガバスが誇る大人気のトップウォータービッグペンシルベイトのオリジナルのダウンサイジングモデルとして発売されました。
兄貴譲りのストロークの長い左右へのスライドアクションと、操作性はそのままに大きさだけ変更された形です。
重さと長さ
オリジナルのダウンサイジングモデル
ダウンサイズといっても180mmあり(オリジナルは220mm)決して小さくはなく重さも72gあります。
このようなビッグベイトの類に入る大きさでありながらもその水面をまるで滑るように
しかも簡単にドッグウォークさせることができる操作性も兼ね備えています。
浮き姿勢
この手のソルトで使用するビッグペンシルベイトは水面に浮かせるとダイビングペンシルのようにほぼ直立ですが、
このメガドッグ180は浮かせているとボディ全体を斜めに頭の一部が出ている状態でほぼ浮き姿勢は水平です。
表層が風を受けて波立っている状況でもちょうど波の上に乗っかってるいる状態になります。
スイベルアイ
経験者ならわかると思いますがトップウォーターの場合ドバッと大きなバイトがあっても乗せきれない悔しいさを何度も味わったことがあると思います。
その原因のほとんどはフックポイントがシーバスの動きに追従できていないから起こります。
それを軽減してきれるのがこのスイベルアイです。フックが回転するためにフッキングできるタイミングを逃しません。
3連になっているフックはすべてこのスイベルアイで接続され、1.2mmの極太の貫通ワイヤーでフロントアイから一体で結ばれています。
メガドッグ180とメガドッグXの違い
メガバスのメガドッグはオリジナルモデルのほかにこの180と、もうひとつメガドッグ-Xというものがあります。
この二つの違いはソルトウォーター用のラインナップがメガドッグ180で、
バス釣り用がメガドッグ-Xです。
詳細はわかりませんが、中身も長さも重さも同じで
違いはフックとカラーのラインナップが違います。
この記事内で登場するメガドッグの
GGイワシとドチャートカラーはソルト仕様で、
キラーピンクはメガドッグ-Xです
フックは180には太軸でスプロート形状のトレブルフックになっています。フックの種類が違います。
シーバス用にそのまま使うのであればXよりも180の方が向いています。
メガドッグ 180インプレ
ここからは実際に2シーズンに渡り実釣して得た感想をお伝えします。
飛距離
もうこの手の大きさのルアーをたくさん使ってきましたがジョイントベイトでない限り、それ以外のビッグペンシルなどは重さもありよく飛びます。
その中でも中の重心移動ウエイrと風を切るような鋭角なボディ形状で飛距離はバツグンです。
4号PEでベイトタックルで何度か測ってみて最高が39m、ほぼ40。平均35mくらい。
ビッグペンシルでこれくらい飛んでいれば十分です。
トップゲームにおいていかに素早く広い範囲をサーチできるかに貢献できる飛距離の差はアドバンテージがかなり大きいです。
※23アンタレスDCMDのXPモードでメカニカルブレーキ5の設定です。
ドッグウォークのしやすさ
簡単に左右にスライディング
筆者が使い始めていちばん驚いたのはこの操作性。
軽いロッドアクションと力のいらないリーリングで簡単に水面を滑空!
左右に動きながらスライドアクションしてくれます。
クロスやダウンではなく水流の影響を受けにくいまっすぐアップにした場合ならXGエクストラハイギアのリール半回転の
カクカクデジ巻きでだけでも左右にドッグウォークしてくれます。
やっぱりデザインがカッコイイ
やはりなんといってもメガドッグシリーズの魅力はこのイケメンなルックス☆彡
ルアーマンであれば誰もが思う憧れのルアーってあるじゃないですか?
「これで釣りたい!!」と思わせてくれるルアーで…
それで釣ったら喜び3倍!みたいなww
そういうルアーの存在です。インテリアとして飾っておいてもカッコイイですよね☆彡
ま…釣りして実際に使ってなんぼですけどw
あえて欠点を挙げるなら…
あえてひとつだけ欠点を言うとしたら、このスイベルアイのおかげでアイがくるくると回ってフックの交換がやりずらいことくらいですw
たったそれだけです。
メガドッグ 180 タックル
ロッド
メガドッグ180はオリジナルと比べると58gも軽いとはいえ、ビッグベイトの中でも決して軽いほうではないので
扱うロッドはベイトロッド一択になります。重量が72gですから
ロッドのキャスト可能な許容重量が最低でも~100gはあったほうがいいです。
それ以下ですとやってみたらわかりますが、テイクバックした時点でティップだけ垂れ下がり投げずらく破損を招いてしまいます。
ビッグベイトに適したベイトロッドは下記のページで詳しく紹介しております。
まだお持ちでない方は併せて参考になさってください↓
あまりおすすめはしません。
スピニングは!?
操作がしやすいとはいえこの重さですので正直メガドッグ180をスピニングで使うことはあまりおすすめできません。
ルアーの大きさや重さだけでいうのであれば・・・ショアキャスティングロッドとかですかね…。ご自身の判断でお願いいたします。
リール
ベイトタックルをおすすめしたので当然リールもベイトリールがおすすめです。
太いPEラインをより長く(50m以上)巻けるもので、
メガドッグ180のリーリングによるスライド幅を考慮するとノーマルギアよりもハイギア以上がおすすめです。
ビッグベイトに適したリールについても下記のページで詳しく解説しています。
ご興味ある方は併せてご覧ください↓
ライン
筆者の場合はPE4号にナイロンリーダー40lbを1ヒロほど巻いて使いました。
目安にするのであればPE2号以上~6号くらいまでが良いと思います。
ビッグベイトにおすすめのPEラインは下記で紹介しています↓
またビッグベイトに適したリーダーは
フロロとナイロンごとにおすすめをご紹介しています↓
また、ビッグベイトに適してた「強固で、簡単、ガイド抜けが良い」
PEとリーダーの結束方法も動画で解説しています。
ぜひご試聴ください↓
メガドッグ180の使い方
適した状況
メガドッグ180はビッグトップペンシルの部類ですから、ベイトが上ずっている状態で
ボラやコノシロの群れが水面すれすれにわんさかいる状態の時や、
デカいシーバスほど水面を意識しているのでシーバスが上を意識しいてる状況に向いています。
また風が弱く(もしくは無風)のときはキャストもドッグウォークをしやすいのでおすすめです。
ほかの適した条件い¥についてはいつものシーバスが釣れる条件や時期と同じで
流れの変化がある場所やベイトが溜まる場所などいつもと同じ条件を加味して考えてみてください。
●コノシロや落ち鮎、ボラが上ずっているとき
●風の弱いとき
動かし方
リール半回転~1回転でロッドをあおるワンピッチジャークの要領で一定のリズムでで動かすだけです。
インプレのところでも書きましたがメガドッグ180の場合は、
流れの緩い場所やアップから引いてくる場合はデジ巻きのみでもドッグウォークは可能です。
メガドッグ 180で釣れたという醍醐味が虜になる!
メガドッグ180のようなビッグベイトのシーバスゲームの場合、たとえ釣れたシーバスの大きさが60cmクラスのアベレージサイズであっても、いつものルアーで釣れたときよりも嬉しさは倍以上です!
しかもトップペンシルということでシーバスが水面を割ってドバッとド派手にバイトしてくるところも間近で目にしながらファイトに望めるので
楽しさも長さと重さに比例して”ビッグトップ”!
筆者がこれまでにいくつも試したビッグペンシルの中では操作性、アピール力、釣っているときの満足感を総合的に考えて一番出番が多いです。
気になっている方はメガドッグ180を使ってランカーシーバスを釣りにいきましょう!
メガバス メガドッグ 180