バス釣りは日中というイメージがあるが、実は夜の方が釣りやすいです。
夜釣りがなぜ釣りやすくなるのか?
夜にブラックバスが釣れやすいポイントの見つけ方から釣り方、有効なルアーを理由づけとともに使い方やおすすめルアーについて解説いたします。
バス釣り歴15年のkatsuyaです。これまでCacciatore(カッチャトーレ)として活動していましたが、「かっちゃん」と呼んでください。日頃はバス釣りをメインに最近ではブレードジギング、ショアジギングにハマっています。「釣れる」&「楽しい」を実感できる実践的なノウハウを皆様にお届けできるように頑張ります!
ブラックバスは夜釣りのほうが釣れやすい!?
警戒心が薄れベイトを追ってシャローまで接岸してくる
夜釣りのブラックバスのほうが釣れるというのには大きな理由があります。その一つが日射し。
日中カンカンに太陽光がさしている間は、水中にいるブラックバスからも岸にいるアングラーのことも気づかれやすく警戒しています。
次に水温。夏場など水温が高くなる日中は、水温が安定している=太陽光が届かない深場へ移動してジッとしていることが多く、日が沈み水温が過ごしやすい適水温となる夜になるとシャローエリアに上がってきます。
夏の夜釣りは激アツ!
これらの条件を加味したとしても、元々が水温が低く夜になるとさらに水温が低下する冬には当てはまりませんが、
上で解説した条件は特に、夏になるとピッタリきます。
夜になると陸っぱりからでも釣れる浅場まで接岸してきやすい条件が揃います。
ブラックバスの夜釣りポイント選び
昼間の逆説で見つける!夜はシャローのストラクチャー
日中に魚影が確認できるなど実績のあるポイントは夜釣りになるとまったく逆になります。
昼間では「こんな場所にはいない」と思われるようなボトムの状況まで透けて見えるような浅場にまでバスが近づいてきます。
夜になると、足元からアシが水中まで密集しているような岸際から、
有機物が流れこんでくるため昼夜問わずベイトが集まりやすい流れ込み付近。
野池などの岸に多く見られる足元から深場まで徐々に斜めに深くなっているシャローや、
岸際の倒木やゴロタ、スタンプなどの根が多い場所。
こういった場所がブラックバスの夜釣りにおいて狙い目のポイントになります。
岸から徐々に深くなっていくシャローエリア
岸に近いストラクチャー
ベイトが集まる流れ込み
昼間のうち下見が肝心
ブラックバスの釣行経験者ならわかると思いますが、野池に限らず、リザーバーでも河川のオープンエリアでもブラックバスが居そうなポイントというのは周りに明かりが少なく夜は真っ暗な場所がほとんど。
夜に上記のポイントを探すのはホント一苦労するどころか危険でもあります。
明るい日中のうちに下見して、事前に良さそうなポイントをチェックしておくのがベストです。
ブラックバスの夜釣りに有効なルアーの条件
ブラックバスの夜釣りの釣りやすいポイントがわかってきたら、次はお待ちかねルアーです。
夏の夜釣りは先の説明を繰り返すと、岸近くのシャローまでベイトを追ってやってきます。
その理由は
暗くなり警戒心が和らぐ
適水温になりシャローにあがってくる
ベイトを追い込みやすく捕食しやすい
警戒心が緩和された暗がりで、ブラックバスはベイトを追い込んで岸近くに近づいてきてまで捕食しようとしているのでエサを食べる気は比較的高い状況です。
ですから、日中にボトム付近をねちねち釣っていた釣り方とは真逆の釣り方でルアーを選ぶほうが釣れます。
レンジ
夜にシャローまで上がってきているブラックバスは、ボトムにはついておらず、日中のアングラーからは信じられないような水面からミドルレンジを悠々と泳いでいます。
その水深がヒットレンジになることが多く、そのレンジを探れるルアーセレクトが重要になってきます。
視認性
夜は水中に光がないので、ブラックバスもルアーに気づきにくくなりますが、これは釣っているアングラーの僕たちにも同じことが言えるため、どちらにとっても視認性のあるルアーを選ぶことが夜釣りでは大切です。
ルアーのカラーについてはこの後解説します。
アピール力
カラーでアピールするよりブラックバスの夜釣りで有効になるのが音。
雑音がない分、音に反応しやすくなるのです。
ハイプレッシャーな場面では逆にスレさせてしまうので敬遠しがちなラトル入りや、遠くのバスにも気づかせることが可能なバズベイトなどが効果を発揮します。
ブラックバスの夜釣りに効くルアーカラー
夜の暗がりは自然光を利用してナチュラルにアピールするゴースト系カラーや、フラッシングするカラーのルアーは光源がないため役に立たず。
夜釣りのルアーカラーは下記の2通りで選ぶのがベスト。
シルエットを明確にするためのブラック
アングラーからの視認性も考慮しチャートグロー
暗がりでもルアーのシルエットがくっきり浮かび上がるブラック
釣りをしている本人からもどこに飛んで行ったかもわかりやすい背中がチャートカラーで、下からベイトを覗いた時と同じベリーが白っぽいカラーの
チャートバックグローが僕のおすすめ。
ブラックバスの夜釣りおすすめルアー
ここからは、実際に夏のブラックバスの夜釣りで実績のあるおすすめルアーと釣り方を解説します。
スピナーベイトよりもバズベイト
夜のブラックバスは比較的活性が高くなっているので、スピナーベイトでもいいんですけど、もっと上のレンジの水面付近までベイトを追って来るし、
なおかつ水面を強い音を立てながら引いてこれるクローラーやバズベイトは僕たちアングラーからも暗がりでも視認性が向上するので使い勝手がよくサーチベイトに最適。
僕は広範囲を探れ、遠くのバスにも寄せてくる力のあるバズベイトがおすすめ
ゲーリーヤマモト バズベイト ブラック
ポッパー
上の説明した条件を満たしていて、よりナチュラルアクションで、ベイトのサイズを考えたり、
バズベイトよりもよりゆったりピンポイントでもネチネチアピールしたいときの必需品はやはりポッパー!
昼間に使うポッパーよりもスプラッシュが大きかったり、音でも誘えるラトルインがおすすめ
エバーグリーン ワンズバグ
ラバージグ
ラバージグにトレーラーのワームをつけて、一度ボトムに着底させから斜めに引いてきて、途中でまたボトムまで落とすといった釣り方でも釣れます。
この方法で夜釣りでブラックバスを狙いたいのなら、着底後にロッドを少し跳ね上げて中層を引いてこれる重さで、時々止めたときに、ふわふわとラバーを揺らしながらフォールする軽めのヘッドのラーバージグがいいです。
プロズファクトリー エキップストロンガー
ワームなら中層をブリブリ泳ぐやつ
夜のバス釣りが有効になる夏の夜釣りでは、リグとワームを用いたスローな釣りよりも巻いて釣る釣りの方が釣りやすく、
なおかつ釣れるしそっちの方が楽しいです。
ただしハードルアーを投げずらいシャードの奥とか、どうしてもワームを使うのならひとつ前でおすすめしたラーバージグのトレーラーか、ジグヘッドに刺して中層ただ巻き
フォール中も自然にアクションを起こすこちらがおすすめ↓
OSP ドライブシャッド
ブラックバスの夜釣りでライトの使い方
水面を照らすのは当然ご法度!
夜釣りに欠かせないアングラーの必需品であるライトの使用方法にも気をつけなければいけません。
どんな魚種の夜釣りでも同じことだけど、特に頭が賢く警戒心が強いブラックバスは岸の上から水面をライトで照らすなどもってのほか、ブラックバスは警戒してその場から逃げてしまうことにもなり兼ねません。
ルアーをローテーションしたりリグを組んだりする時に手元を照らす場合は、岸から離れて光が向かないように水場を背中にしてやるといいです。
ラインの確認はブラックライト
また夜釣りではキャストしてラインが見えずに、どこにルアーが着水したのかさえわからない時もあります。
そんなときに有効なのがブラックライト!
光が弱いために少しくらい水面に光が落ちてもブラックバスにプレッシャーを与えることなくラインの確認ができます。
ロッドから伸びているラインにブラックライトが当たると、真っ暗な黒いキャンバスに一本の細い筋が伸びるようにラインが浮かび上がってきます。
ただし…、手元などの照明代わりにすると実際の色とは異なる色に見えたり、肉眼では識別できなかった見えないものが見えたりするのでww使い方は選んでくださいね。
紫外線 LEDブラックライト
ラインカラー【余談】
そんなことするならば、蛍光色のラインにすればいいんじゃないの?と思うかもしれないけど、僕はラインのカラーは夜釣りでも昼間と同じでいいと思っています。
なぜなら活性が低い時期の魚など、一段細いラインにしたり水に馴染みやすいカラーを選んだりしますがそれと同じでラインの違いに対しても見極める能力は魚は持っていると考えています。
特に警戒心が強いブラックバスには、夜釣りにおいても昼間と同じクリア系か水の色と同化しやすいブラウンやグリーンのままでいいと思っています。
ブラックバスの夜釣りは危険がいっぱい予防策は肝心
昼間しかバス釣りをしたことのない人でもわかると思いますが、リザーバーや小型河川でも夜に灯る外灯がある場所はごく一部で限られています。
そのため足場が悪くてとても危険です。自分が気を付けているつもりでも、ちょっとした不注意で落水してしまうこともありえます。
陸っぱりでも夜釣りはキケンです!
たとえ陸っぱりであってもライフジャケット等は必ず身に着けるようにしましょう。
あまりゴテゴテしたものが嫌いならばベルトタイプのものを装着しているだけでも違います。
ライフジャケット 【ベルトタイプ/自動膨張式】
ブラックバスの夜釣りの必須条件まとめ
いかがでしたか?ブラックバスは夜でも釣れることがわかりました。あとはおすすめしたルアーを持ってチャレンジするのみ。
夜釣りは休日でなくても、仕事帰りにも行けるメリットもあり夏になると人気が高まる予感。
大事なのは、昼間のうちにしっかり下見をしておくこと!
そして釣行時にはライフジャケットをお忘れなく。
ベイトが溜まりやすいシャローポイント
視認性の高いルアー
アピール力のあるルアー