シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)の仲間であるヒラシュモクザメはある器官がついていることにより地底から発する磁場を感じ取っているとするされていることが科学者チームの研究をForbesは伝えています。その驚きの能力とはどのようにして働き判断をしているのかサクッと気になるところだけをわかりやすく記しておきます。
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シュモクザメの能力と捕食行動
今回の研究の対象になったヒラシュモクザメはほかのシュモクザメ同様に英名ハンマーヘッドシャークと呼ばれているように大きく左右に突出したかなづち状の突起した特徴的な頭を持ち
そこにある広い範囲を覆う鼻孔や、電場までを感知することができる電気受容器などを備えていて
それらの器官を使って大型のヒラシュモクザメは小魚はもちろん、エイ、イカ、小さなサメをも捕食することで知られています。
ヒラシュモクザメはエイが大好物
満月の間のこの感受性の高まりは、ナビゲーションや獲物の位置、あるいは環境の変化に対応した行動の調整に役立っているのかもしれない。
出典:ForbesJAPAN
中でもこのヒラシュモクザメがもっとも好む獲物はエイです。
頭部にある磁気の変化を感知するという、驚くべき能力を持つロレンチーニ器官と呼ばれる特殊な感覚器官があります。
ヒラシュモクザメは単独行動でして群れで行動することはありませんが、
エサにもなるマダラトビエイの出現率との相関関係を調べたところ、マダラトビエイの集まる場所に、それぞれが近づいてきた50頭余りのヒラシュモクザメが確認されており、その日は満月の日だということです。
満月の日には地球の磁場に微妙な変化が起こるとされていて、明確なことはわかっていませんが、
ヒラシュモクザメはこの特異な能力を使い周囲の変化を知覚することで満月の日は感受性の高まりやすくなっていると考えられています。