ハワイオアフ島沖でカヤックフィッシングをしていた男性のカヤックにイタチザメが食らいついてくる衝撃映像がSNSで拡散され話題を呼んでいました。
たまたま釣りを撮影するためにセットしていたGoProカメラに収められたこの映像
なぜサメはカヤックを襲うのか?から安全なカヤックフィッシングのやり方を考察してみました。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
まず衝撃映像をおさらい
映像を撮影したのは、GTやアンバーフィッシュをカヤックから釣りあげるなどカヤックフィッシングの動画を配信しているHawaii Nearshore Fishingチャンネルの釣りユーチューバースコット・ハラグチさん。
この衝撃的な瞬間が起こる直前に魚を捕らえたばかりでセットしてたカメラを回しっぱなしだったといい
前方から見える大きな黒い影から映り込んでいて
スッと横に来たかと思うとカヤックに勢いよく食らいついて来ます!!
映像にも映っていますがハラグチさんは直後しばらく噛み付いたままだったサメを左足を延ばして蹴るような仕草も写しだされています!
その勇気がすごい!自分なら怖気ずいていそうですw
その勇気がないとこんな太平洋の沖合でカヤックフィッシングなんてできないのかもしれませんね。
なぜサメはカヤックを襲うのか
幸いにもご本人にケガすらなかったもの、映像中から聞こえる悲鳴からもどれほどの恐怖だったかが感じ取れます。
カヤックだけでなくサーフィン中のサーフボードに乗ったサーファーもサメの襲撃に遭う事故が後を絶ちません。
ではなぜ、サメはサーフボードやカヤックを襲うのか?
水面に浮かぶ人の血の匂いを嗅いで近寄ってきているとの見方もありますが、実は有力な理由があります。
このあたりにいるサメは、脂肪分が多く丸々としたハワイモンクアザラシを主食としています。
上の写真をご覧ください。
右上に映っているのが水中を泳ぐアザラシを下から見た映像です。
その下が手と足を出しサーフボードに乗った人の写真。
サメは水面を下から見上げた時にこのモンクアザラシと見間違えると言われています。
そのためカヤックやサーフボードに襲い掛かるとする理由付けが有力です。
ハラグチさん自身も地元メディアのKITV4の取材に対して
なぜサメに狙われたか分からなかったが、すぐ後に近くで怪我をしたアザラシを見つけたことから、
おそらく獲物と勘違いしたのではないか
出典:Newsweek日本版
と話されているとおりに、アザラシと見間違えたのだと思います。
安全なカヤックフィッシングのために
サーフボードの上のサーファーが襲われる事故では死には至らなくとも手や足を切断する事故が多く発生しています
その理由はサメがアタックしてきた衝撃でひっくり返り、水の中に投げ出されてしまうからです。
サメがいる水中に投げ出されてしまうと浮こうが沈もうが、もうサメの餌食になるほかありませんから、手の打ちようがないんです。
この男性はホント、無事だったから良かったものの、このように横から勢いよく食らいついてこられた場合カヤックでも転覆してしまう恐れがあります。
カヤックフィッシングにおすすめのアイテム
今回の映像にも映っているサメもほぼカヤックと同じくたいの大きさ、こんなドでかいサメがアタックしてきたら転覆しないほうがおかしいくらいです。
そのような危険を回避するためにカヤックフィッシングされる方にぜひ取り付けてほしいアイテムがあります!
それが左右のサイドに固定するフロート、アウトリガーです☆彡
カヤックフィッシングに詳しい方ならご存じかと思います。これがあると波の荒いときでも姿勢が安定して釣りがしやすくなるのです。
また急な横からの高波などに飲まれた場合でも、安定しているので転覆防止になります。
つけておくだけで釣りが楽になるほか、安全になるなら必須アイテムですね。
ハワイなどそんなサメのいる場所で釣りしないよとか言ってる人。日本でも南の海ではサメが出現しているほか
瀬戸内海の内陸部でも5mを超える巨大なホホジロサメが捕獲されたケースも↓
あなどることなかれ、あなたの釣りするポイントも大きなサメが牙を磨いて潜んでいるかもしれませんよw
備えあれば憂いなしです!
カヤック サイドフロート アウトリガー