道頓堀川で史上初ニホンウナギ学術調査による捕獲記録成功でも釣りは禁止!?の疑問解明

かつて水質汚染の酷さで知られていた全国的に観光名所にもなっている大阪の繁華街ミナミを流れる道頓堀川で絶滅危惧種に設定されているニホンウナギの生存が確認されました。

学術調査のための捕獲記録は歴史上これがはじめてのことだそうで、水質改善に取り組んできた府の取り組みが功を奏した形となりましたが、道頓堀川は釣り禁止!?

このニュース聞いて、そっかぁ「ウナギ釣り行こッ!」と思った釣り人はちょっと待ってくださいw




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1日で11匹の捕獲に成功

道頓堀川ニホンウナギ
画像:iza!産経デジタル

大阪府だけではなく、MBSテレビ「関西ジャニ博」と共同で実施したことで、この史上初の記録が達成できました。

この日、はえ縄などの仕掛けに掛かったニホンウナギは計11匹。

体長が50~60センチほどの丸々と太った個体でした。

かつてはヘドロだらけで酸素不足であった川もきれいになって、ニホンウナギの主食になるエビやカニなどの甲殻類から小魚の生息が増えてきたのが要因。

すでに昨年の5月に、川の水から環境DNA調査でニホンウナギのDNAが検出されたのでいることはわかっていたそうです。

ウナギ以外にもいる魚種

大阪市が2017年に公表した市内河川の魚類生息状況調査によると

道頓堀川に生息する魚類は、

・コウライモロコ
・ボラ
・マハゼ
・スズキ
・ゴクラクハゼ

とあります。

このほかにも釣りマニアならYoutubeで見たことのある方も多いと思いますが、「オオクチバス」も生息しているんです!

釣り欲がふつふつと燃えあがることでしょう。

けどこのニュースをテレビで見た時に道頓堀川は釣り禁止だとアナウンサーが言ってましたけど…

道頓堀川は明確に禁止されてはいないが釣り行為自体がx

道頓堀川は昔、船の輸送の為に人口的に掘られた運河であり、未だに残っている道頓堀川の本来の姿は川を挟む「遊歩道」。

これにはルールが定められていました。

(趣旨)
第1条 道頓堀川遊歩道その他附属施設(以下「遊歩道等」という。)の使用について、市民が遊歩道を安全かつ適正に使用できること並びに遊歩道及びその周辺の地域における良好な環境を保持することを目的とする。

(行為の禁止)
第2条 何人も、遊歩道等において次の各号に掲げる行為をしてはならない。
(1)石、ガラスびん、金属片その他遊歩道上の人若しくは船舶等を損傷するおそれのある物件を投げ、発射すること
中略
(4)通行の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しゃがみ、又は立ちいること
(5)その他市長が遊歩道等の使用の危険を生じさせ、又は著しく使用の妨害となる恐れがあると認めるとき
出典:道頓堀川遊歩道等の使用に関する行政指導要綱|大阪市 建設局道路河川部河川課

どうも、この行為の禁止にある

「立ち止まる」や「損傷するおそれのある物件を投げる」などに該当するものとで、

はっきり”釣り禁止”という文言はないけど、ルール的に釣り自体ができないということのようです。

ユーチューバーの方のネタになって撮影釣行されている方もいますが、バス釣りたいだけなら淀川行ったほうがまだ釣れるし

そもそもモラルが問われるから。。。

筆者のように、ニュース聞いて「行こうかなッ」と思った人は辞めておいたほうがよろしいかと…。