バス釣りワームの動かし方!アクションの手技11種のやり方と適したリグ

バス釣りのワームの動かし方、アクションの付け方にはいろんな種類があり、それぞれのあった場面や敵したリグがあります。

それぞれのアクションの種類別に、動かし方を解説します。

またそれがどのような場面で、どのような効果を発揮できるのかなどとともに、適したワームとリグについても解説します。




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ワームの動かし方、アクションの種類

バス釣りワーム動かし方
画像:Outdoor Life

ワームの動かし方には基本リーリング(リールを巻いて)動かすものと、沈めながらアピールさせるフォーリングと、止めて誘うものに大きく分けることができます。

ワームの基本となる動かし方すべての種類とやり方を解説します。

またそれぞれの適したワームとリグをざっくりと記しておきますので参考にしてください。

 

ただ巻き

文字通りただ単に、ワームの仕掛けを任意のレンジまで落としてリールを巻いてくるだけです。

ワームやシンカーの重さによって、トレースしてくるレンジが変えることができて狙ったレンジで引いてこれやすくすることが可能です。

水面直下や下30cmくらいまでならノーシンカーや軽めのリグ。ミドルからボトムまでなら、任意のレンジにシンカーを重くすることで浮かせたり、もっと沈ませたりできます。

ワームの場合ただ巻きで巻き始めると浮いてきやすいためシンカーでレンジを調節しましょう。

言葉にすると簡単そうな”ただ巻き”ですが、けっこうこれは出来ているようでできないものなんです。釣れる人とそうでない人の差が出やすいです。

スローに巻くのも、ファスト(速く)巻くのも一定の速度で巻くことが肝心です。

ただ巻きについては、こちらで詳しく解説されています
併せてご覧ください。↓

ただ巻きに
おすすめワーム
ストレートワーム
シャッドテール
グラブ
ただ巻きに
おすすめリグ
ノーシンカー
ジグヘッド

 

フォーリング

フォーリングというワームが沈んでいく沈めかたの違いで沈ませながらアピールさせる方法です。

基本となるフォーリングには4つの種類があります。それぞれの特徴があり使い分けが必要です。バスはこのフォール中に食ってくることも多く、ワームを使った釣りではもっとも多用される動かし方になります。

ここではアクションと言うよりは「沈め方」「見せ方」といったほうが適切かもしれません。

  

カーブフォール

狙ったポイントにキャストしワームが着水したら、すぐにクラッチを切って(スピニングの場合ベールを戻し)、ラインを張ってテンションをかけることで、着水した個所から、アングラーの立ち位置の方向まで弧を描くようにカーブしながらフォールさせる方法です。

ピンポイントではなく、出来る限り広範囲にアピールさせたいオープンウォーターの場所や、エレキやフローターからなら、岸際ギリギリにキャストして、だんだんと深くなっていく地形をトレースするようにフォールさせることができます。

  

フリーフォール

カーブフォールとは逆に、クラッチを切らずに(スピニングの場合ベールをもどさずに)、テンションを掛けないでラインを放出させたままの状態にすると、着水させた場所のほぼ真下に沈みます。

遠投してそのまま深場へ落とし込みたいときや、ピンポイントでフォールアピールさせたいときに使います。

このフリーフォールのときがいちばんワームの動きがワーム本来の自然な動きになります。

ラインテンションが掛かっていないといっても、このときにはロッドの上げ下げは禁物。着水したらそのままの状態でボトムに着底するまでジッと待ちましょう。

  

バックスライドフォール

ワームには設計段階で重心が決まっていて、テンションを掛けると手前に寄ってきますが、フックを逆付けにすることでアングラーとは逆の方向へ、後ろへ向いてフォールさせることができます。

地形が底へいくごとに中へえぐれている場所や、レイダウンやブッシュの奥へ送り込むことが可能です。

バックスライド専用のワームが販売されていますが、多くのワームはフックの逆刺しで使用します。

  

スパイラルフォール

ブルフラットなど特殊なギル型ワームはフリーフォールさせると、スパイラル、すなわちクルクルと回転しながら沈んでいきます。

ノーシンカーで行うと大きな円を描きながら回転しながら沈み、テキサスなどシンカーを付けた場合、ピッチの狭い円でテールフィンをひらひらさせながら逃げ惑う小魚を演出できます。

重要なフォールスピード
沈んでいくときの速度(フォールスピード)は、ワームやリグの重さに左右されます。このフォールスピードも大事な要素となり、活性が低いときなどはゆったり長く見せたほうがいいですが、かといって素早く底まで沈ませたときにしか食ってこないような場面も存在します。

同じフォールのさせ方でも重さを変更し、フォールスピードを変えることで釣果アップにつながる状況もありますから、よくその日その場所の状況を判断して、適切なフォールスピードを見極めてください。それがフォールで食わせるカギになるはずです。

フォーリングに
おすすめワーム
カーリーテール
ストレート
クローワーム
フォーリングに
おすすめリグ
ノーシンカー
テキサス
フリーリグ

 

シェイキング

ワームがボトムや、任意のレンジにサスペンドしている状態でロッドティップを左右に小刻みに動かします。

ワームをピンポイントから大きく移動させることなく、その場でアピールさせたい場合に使います。

またただ巻きや、ステイの最中に時々折り込んだりして誘うなど使い分けもできます。

シェイキングに
おすすめワーム
カーリーテール
ストレート
クローワーム
シェイキングに
おすすめリグ
ネコリグ
テキサス

 

トゥイッチorジャーク

ロッドティップを上へ向いて、ちょんちょんと狭い振り幅で動かすのがトゥイッチ。この時水中でワームは左右に小刻みにピョンピョン跳ねている状態です。

振り上げる動作を大きしたのがジャークです。水中でも振り幅が大きく移動し強くアピールすることができます。

ただ巻きではバイトがない場合に、途中に組み合わせることで食ってくることがあります。

トゥイッチ&ジャークに
おすすめワーム
ピンテール
シャッドテール
トゥイッチ&ジャークに
おすすめリグ
ノーシンカー
ジグヘッド

 

リフト&フォール

前述のトゥイッチとジャークが横の動かしかただったのに対し、リフト&フォールは上下の動かし方になります。

ロッドを上にあげワームを狙っているレンジからリフトさせて、そのあとロッドを元の位置に戻したときに出来た糸ふけ分だけ巻き取ってきます。

活性の低い冬など、スローにボトムスレスレのレンジをじわりじわり攻めたいときなどに効果を発揮します。

リフト&フォールに
おすすめワーム
カーリーテール
クローワーム
ストレート
リフト&フォールに
おすすめリグ
ダウンショット
テキサス
ネコリグ

 

ズル引き

底を這いつくばって歩く甲殻類の動きに模したワームの動かし方です。

名前の通り、ゴツゴツと底の感触を感じながらズルズルとゆっくり引いてきます。

底のエビやザリガニを食ているようなバスに有効で、巻いてきて時々ステイ(止めたり)、シェイクしたりするのも有効です。

ズル引きに
おすすめワーム
クローワーム
カーリーテール
ストレート
ズル引きに
おすすめリグ
テキサス
ネコリグ

 

ステイ

キャストして、ワームが着底したらそのまま放置!そこの水流などでワームが勝手にアクションを起こしているので、そのナチュラルな動きで誘います。

あまり信じられないかもしれませんが、このステイだけでもけっこう釣れるのがバス釣りのおもしろさでもあります。

ステイに
おすすめワーム
カーリーテール
クローワーム
ストレート
ステイに
おすすめリグ
ノーシンカー
ダウンショット
テキサス
ネコリグ

 

リアクションバイトの誘発

ただ巻きやズル引きの途中などに、瞬間的にロッドを大きく煽って1回だけジャークするなどして、瞬発的に口を使わせる方法です。

ルアーに対して、中々口を使ってこないハイプレッシャーな状況でも、突然動かすことで反射的に食らいついてこさせる=これをリアクションバイトといいます。

居るであろうと思う場所まで、ただ巻きやリフフォでゆっくりと寄せていき狙った場所に近づいたら、そのときにここぞとばかりにトゥイッチやジャークを入れると、目の前で突然予想しない動きをし始めたものに瞬発的に反応します。

リアクションに
おすすめワーム
ストレート
カーリーテール
クローワーム
リアクションに
おすすめリグ
ノーシンカー
テキサス
ネコリグ

バス釣りルアーの動かし方はこちらから↓