栃木県の小山市を流れる思川(利根川水系の渡良瀬川の支流になる一級河川)の河口からは程遠い内陸部の上流付近でシーバスが釣れて釣ったアングラーは驚いたというニュースが飛び込んできました。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
釣り上げた人
上流部でシーバスを釣り上げたのは47歳の男性。早朝から小山市乙女の思川で釣りをはじめました。
ルアー釣りをするのは20数年ぶりで、いちばん最初にヒットした魚がこのシーバスだったそうで、最初は”新種のブラックバス”かと思ったそうですww
釣れたシーバスはリリースしたものの帰宅後に写真を見て調べてからシーバスだと知ったそうで、釣った直後にわかっていれば持ち帰って食べていたかもとのこと。
シーバスの特徴
シーバスはもともと汽水域を好むなので外洋に面した海よりも河口付近~河川の中流域にたくさんいます。
私自身も何度か「え?ここで?」というような意外と上流付近でもシーバスが釣れた経験がありますが、通常は内陸部に行けば行くほど塩分濃度が下がってくるのでコイやナマズ、ウグイ、ニゴイなどしかいないような場所でシーバスが釣れることは非常に稀なことなのです。
ちなみに自分の地元ではけっこうな中上流域でも、シーバスのエサとなるイワシはもちろんコノシロやサヨリも上がってきます。
シーバスは出世魚で大きくなるにつれてセイゴ、フッコ、スズキと呼び名が変わります。シーバスは英語です。
思川の上流で釣り上げられたシーバスの写真を見る限り、これはフックサイズだと思われますが、セイゴ~フッククラスの仲間入りしたばかりの頃の個体だと思います。
また若干、黒い個体をしており、下流まで下りていく回遊型ではなく居着き型シーバスだと思われます。
釣りに役立つシーバスの生態と特徴については詳しく下記のページで解説しています。↓
SNSのコメント=====
今、都市型河川でシーバス狙ってます。家から海に行くより移動時間が格段に少ないです。しっかり釣り方を研究していかないと。
知られていなかっただけで昔から遡っていた魚です。 堰堤など遮るものが無ければ河口から300キロ以上上流でも鱸が釣れる河川もある。
スズキやボラは塩分変化にとても強い。淡水でも大丈夫。
シーバスアングラーからすれば、別に不思議ではない、むしろ常識レベルかと。