アジングの夜の釣り方について解説します。遊漁船などからのオフショアのアジ釣り以外は基本的に夜釣りのほうが釣れるため、アジングの基本的な釣り方としては定番。
時間帯やナイトゲームならではの釣り方やアジングの夜に強いワームから便利なアイテムまでご紹介します。
チームの中でいちばん若いアジング担当のyuuZeです。父親の影響を強く受けはじめてアジング歴10年。1年中アジを追いかけまわしていますが、最近ではカッコよさに憧れてバス釣りやってみたりシーバスにも手を出してみたりショアジギ手を染めたり…ww時々浮気もしますが結局アジング釣行に戻ってきてを繰り返している毎日です。
アジングは夜の方が釣れる
アジングは昼夜問わず釣りが成立する釣りではありますが、初級者が堤防や漁港などショアから始める場合にはやはり夜がおすすめです。
アジの主食であるプランクトンが密集しやすいという理由もありますが、ほかにもワームなど疑似餌を使った釣りでは暗い中でアジを騙しやすい状況であることも夜が釣れる要因になります。
夜のアジングの基本
アジングの夜釣りには基本的な条件があります。元々日中に活動するアジなのに夜のほうが釣果がいいのか?
これらの条件が揃っているからこそ夜の方が釣れると言う理由があります。やみくもに夜にアジングを行っても全く釣れないなんてこともありますから、よく理解して釣果につなげましょう。
時間帯
夜にアジング釣行するときの時間帯は昼間全く反応がなくても日射しがなくなる時間からといきなり釣れる状況もあったり、夕方位からポツポツと釣れはじめたのに真っ暗になった途端にパタンと釣れなくなってしまったりということもあります。
そのポイントの地形によるものもありますが、多くの場合、ほとんどが太陽の高さだけでなく、潮汐が関係していることが多いです。
日の入り時間と潮周りの時間を絡ませると、ちょうどよい釣り始め~納竿の時間までを決めることができます。
灯りのある場所
アジが最も好むエサのプランクトンは夜真っ暗中の光るものに集まってくる習性があります。夜のアジたちはそれを知っているため簡単に大量にエサを捕食できるそういったプランクトンが集まる場所に寄ってきます。
多くは漁港や堤防にある常夜灯周り。海面を照らされるライトがある大きな橋脚の下などは絶好のポイントです。
夜のアジングの釣り方とアクション
アジングの釣り方(アクションのつけ方)はいくつかありますが、夜の釣行に効果が高い基本的な釣り方があります。
手前から攻める
光源となる常夜灯は岸から海面に向かって照っているので足元近くの真下がいちばん光が入っています。このためまずは岸壁際から探ってみてください。
その際に最初は水面直下からジワジワレンジを下げてアタリがある層を見つけてください。
初級者の人ほど思いきりキャストして釣りたくなるものですが、釣り場に着いてすぐ遠くからルアーを通すと、近くにいるアジは逃げてしまいます。夜は海中のアジからもアングラーは気づかれにくいため意外と近くにいます。夜はまず足元から釣り始めましょう。
基本はただ巻きリフト&フォール
捕食音がするなら上のレンジ
捕食音が聞こえている状況下では、水面近くまで浮いているエサをたべていることが多く、下のレンジを引いても反応しませんが、軽めのジグ単で水面直下を引いてくると食ってきます。
捕食音が聞こえるということは、それだけアジがエサを食べているレンジが上だという証拠だと覚えておくとよいでしょう。
夜のアジングは使うワームのカラーが大事です。ルアーは基本ジグ単(ジグヘッド+ワーム)ですが夜という状況下では、暗い中でのアピール力のほかに、アングラーの操作性を確保するための視認性も重要でそのふたつが夜のアジングに用いるワームのカラー選びの前提になります。
チャート
アングラーからの視認性がもっともよく夜の暗い水中でも周辺のアジへのアピール力が高い夜の定番カラーといえばこのチャートカラー。クリア系のカラーで反応がない場合に投入すると状況が変わることもあります。このほかにピンクやオレンジといったカラーでも同じような釣り方が可能です。
ケイムラorグロー
チャートよりも周りの高原による影響を受けやすい分、水中に馴染みやすく集魚効果はあるものの比較的ナチュラルアピールに近いのがグロー系カラーです。暗い場所で自らが発光する青や紫に光るケイムラと、月や照明の光を蓄えて暗い場所で一気に光を放出し黄緑色に光るグローと、両方の性能を理解して使用する状況に応じて使い分けることもできます。
ラメ入りクリア系
ベイトが小魚の時にはラメの入ったクリア系もおすすめです。水やその場の光の具合によって変化もしやすくマッチザベイトを演出しやすく、活性が高い状況下ではこのカラーでしか食ってこないときもあるほど、夜のアジングでは一つは常備しておきたいカラーです。
最終兵器マイクロジグ
通すレンジやコースを変え、ジグの重さやワームカラーを変更してもまったくアタリが途絶えてしまたっときにマイクロジグ(軽くて小さいメタルジグ)に変えると釣れたという状況も経験済み。
メタルジグ特有のキレッキレのジャークやアピールの強い波動でリアクションバイト(瞬発的に口を使わせる方法)を誘発して食い渋るアジを無理矢理食わせたいときに用いると有効です。
ただし最初からこれを投じると場荒れが早くなってしまうので基本はワームからはじめましょう。