渓流釣りの服装ガイド!初心者が揃えておくべきアイテムと選び方と注意点

渓流釣りをするときの服装についてのガイドブックです。

シーズンになる釣り愛好家で賑わう渓流。源流からほぼ近い緑の中で釣るアングラーの格好は独特の雰囲気があります。

どのようなものが必須で揃えておくべきなのか?

これから渓流釣りをはじめる初心者の方に服装について必要最低限のものだけをピックアップして選び方と必要性について解説します。




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初心者の必要最低限の服装とその選び方

画像:photoAC

もし眺めの夏休みが取れたなら、家族や友達と大勢で渓流釣りに行くことをおすすめします。綺麗な自然の中で美味しい空気を吸い、冷たい水に囲まれながら涼しく遊べます。慣れるとどんどん釣り方のコツが分かってくるので、初心者から上級者まで楽しく過ごせるでしょう。

渓流釣りに行く際には、当然いくつかの準備が必要になります。使いやすい釣り竿を持っていくのは当たり前ですが、小物を入れておくためのベスト、日差しや気温から守るための帽子に手袋、サングラスなども大事です。日焼けを防ぐためには服装にも注意しないといけないので、長袖シャツも持っていくことを推奨します。

これらのアイテムを揃えるには、できるだけ釣りの専門店やスポーツ用品店に足を運ぶことが大切です。特に初心者だとどれを選べば良いか分からなくなりますし、近くにいる店員さんに声をかけて速やかに適切なアドバイスを受けましょう。機能性やデザイン、予算面などを考慮し、最適な品物を紹介してくれるはずです。

もし渓流釣りの中級者以上なら、インターネット通販を活用しても良いです。通販サイト内で欲しいアイテムを検索するだけですぐに一覧が出てくるので、自分たちの用途に合わせて選ぶと良いです。自宅に届くまでには少し時間がかかりますが、お店で購入するよりも安上がりな上にまとめて注文すれば良いので、重い荷物が数日程度で自宅に届けられるのですごく助かります。後は当日に備えて持っていく用意をし、現地に到着してからはぜひ心ゆくまで渓流釣りを楽しんでみてください。

渓流釣りに必要最低限の長袖シャツ

渓流釣りを楽しむ服装に決まりはありません。しかし、いい加減に選んでしまうと、いろいろと支障の生じる可能性があるので注意しましょう。少なくとも長袖シャツを1枚は用意しておくのが得策です。

これはいくつかの理由がありますが、そのなかでも特に大きいのは川辺の気温は変わりやすいことです。気温が高いからといって、薄着で行っても現場では寒いと感じる可能性があります。

そのため、長袖がないと風邪をひいてしまうケースもあるのです。川の水で塗れた場合の保険としても必要性は高いです。

たいていの人は濡れても気にしないで楽しみますが、そのうち寒いと感じることがよくあります。このときに半袖に着替えても寒さを払拭するのは困難です。長袖を着ることで冷えきった体が温まり、また渓流釣りを楽しみやすくなります。

また、日差し対策になることも忘れてはいけません。日光が強いと暑いので、余計に薄着のほうが良さそうだと思う人もいるでしょう。

しかし実際は、日光が肌に直接照射されることを防ぐほうが大事です。そのため、現場にいる人の多くは帽子を被っているでしょう。これは頭部に限った話ではなく、体全体にいえることなので注意してください。

上半身に日光が当たることを防ぎたいなら、必然的に長袖が必要になるというわけです。どのようなデザインでも構いませんが、あまり派手なものは避けたほうが良いでしょう。そのせいで魚に逃げられことはありませんが、他の人の気が散ってしまうかもしれません。

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渓流釣りではお馴染みベスト

ベストも渓流釣りでは必須といえる衣類の一つです。定番であるにもかかわらず、初心者は見落としやすいので注意しましょう。これの有無によって現地での過ごしやすさに大きな違いが生じます。

その利便性を高めているのは携帯しやすいサイズ感です。現地に着くまでは脱いで鞄に入れていても邪魔になりません。帰りも同様なので、荷物をできるだけ減らしたい人にもうってつけです。

少し寒いときなどに着用すると、それだけで体温の低下を防ぎやすくなります。しかも、体の動きを阻害する心配がないことも大きなポイントです。勘違いしている人も多いですが、渓流釣りでは腕の動かし方も重要な要素です。釣り竿をかなり繊細に操作する必要があり、袖の影響を受けることも珍しくありません。

ベストなら腕にほとんど負担をかけないので、このようなデメリットは基本的に存在しません。圧力がまったくかからないので、自分の思いどおりに動かせる人が多いでしょう。

とはいえ、すべてのベストが現地での服装として相応しいわけではありません。やはり川という自然の特性を十分に理解したうえで選択する必要があります。特に重要なのは湿度が高くて体が蒸れやすいということです。

これを回避するために通気性を重視しなければなりません。風通しの優れているものを選ぶと、体の表面付近にこもっている湿気が発散されやすいです。なお、汗をよくかく人にとっては非常に重要度の高い観点となっています。

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渓流釣りで水に浸かるならウェーダー

渓流釣りにおいてウェーダーも必須であり、これを忘れる実質的に参加できない場合もあります。これはズボンと長靴がセットになった衣類で、水が入ってくることを防止するのが役目です。

つまり、これを持っていかないと、川の水に触れながら過ごすことになります。一般的な丈は胸や腰が上端ですが、これは基本的にどちらを選んでも構いません。

ただし、自分の好みで選択するのではなく、川の深さを考慮して決めることになります。比較的浅いところなら上端は腰あたりで問題はないでしょう。しかし、少し深いところに行く予定なら、上端が胸あたりでないと水が入ってしまいます。そうなると冷たいだけでなく、水の重量で行動しにくくなるので気を付けてください。

現地で対応するのは難しいため、持っていく段階で正確に判断するのが理想です。服装として異質ですが、機能面において渓流釣りをいろいろとサポートしてくれます。

たとえば、靴の裏の仕様も一般的なものとは大きな違いがあります。コケなどを踏んでも滑りにくいように設計されているのです。もちろん過剰に信頼するのは期限ですが、多少強引に進んでも転倒するリスクは大きくありません。その他のポイントとして、ブーツと比較したときの歩きやすさが挙げられます。普段の釣りで利用しているブーツより、極端に歩きにくいなら選ばないほうが良いでしょう。やはり似ているタイプのほうが、自分のフィッシングの技術を最大限に活かしやすくなります。

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日中の釣りには欠かせない帽子・偏光サングラス

服装選びにおいて、顔や頭部のケアを考えることも重要です。帽子は日除けが最も大切な役割なので、それを担えるだけのつばがあるものを選びます。UVカットの素材で作られているものが望ましく、デザインよりも実用性を重視しなければなりません。

一方、偏光サングラスも渓流釣りにおける重要度はとても高いです。強烈な日差しを受けていると、目を開けることすらつらくなってきます。そう言われても、他のアウトドアなら平気だと反論する人もいるでしょう。そのような人でも渓流釣りとなると話は全く別です。なぜなら水面からの照り返しが強く、それもダイレクトに目に入るとダメージが大きいです。

帽子で遮断できるのは、あくまでも上から降り注ぐ日光に過ぎません。照り返しは他の方法でカットする必要があり、それに欠かせないのが偏光サングラスというわけです。これを着用していることで、視界が平常に保たれやすくなり、明確なコントラストが得られるいう特徴もあります。これにより渓流釣りを的確に進めやすくなることが多いです。

川の照り返しを権限できると、水中にいる魚の位置も把握しやすいでしょう。むしろ把握できない状況が続くと、わざわざ渓流で釣りをする意味がなくなってしまいます。

そういう意味では偏光サングラスは、必須クラスのアイテムといっても過言ではありません。そのうえでファッション性も高いのでオリジナリティを出すことにも利用できます。モチベーションを高めたい人にもぴったりです。

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あると役立つフィッシンググローブ

必須ではありませんが、できるだけフィッシンググローブも用意しておきましょう。これは手を保護するためのアイテムですが、持っているとさまざまな面で助かります。

たとえば、移動に関してもかなりスムーズに行えるようになります。そう聞かされても、手に着用するものと移動が結びつかない人もいるかもしれません。

しかし、川で場所を移るとき手を使う頻度はかなり多いです。岩などを掴んで体を支えることがよくあり、場合によっては木の幹や枝を握ることもあるでしょう。

転びそうになって咄嗟にそうする人もいますが、素手だと手を切ってしまう危険性があるのです。単純に触れるケースとは異なり、体重が一気にかかるのでそうなることも無理はありません。

また、現地で拾った木の枝を杖にして行動している人も見受けらます。この場合、素手で触ってしまうと棘がささるリスクもあるので注意してください。

このように渓流釣りでは手を保護する必要性が高く、服装の一部としてフィッシンググローブを組み込みことが一般的です。なお、釣り糸から手を守る役割を考えると、釣り道具の一つと見なせます。

このような事情を知ると、とにかく丈夫なタイプを選択すべきだと考える人もいるでしょう。しかし、あまり分厚いものを選びすぎると、ロットを握りにくくなるので気を付けなければなりません。指をスムーズに動かせるだけの柔軟性が必要なので、やみくもに硬いフィッシンググローブを選ぶのは得策ではありません。

フィッシュマン 夏用 5フィンガーレスグローブ

渓流シーズンは3月~9月いっぱいあので冬用はいらない。夏用でいいです。

虫よけブレスレット

渓流釣りのシーズンは春~秋にかけての時期でありましてや山間の木々の中で釣りをするために夏の蚊をメマトイ(ハエの一種)なども多くなります。

それらの対処法として、これまで渓流釣りではキャンプなどと同じく虫よけスプレーを持参することがすすめられていましたが、

環境への配慮や、もし肌に付着した液体がリリースしなければいけない魚の個体についてしまったりしていれば魚に対してもあまりよくありません。

最近では虫の嫌がる強烈なハーブの香りの付いた布制のものや、

超音波によって蚊よけ(虫よけ)する手に腕時計のように装着しておくだけのブレスレットタイプが主流になっています。

いずれも防水で野外での使用もOK

もちろん水に浸かってしまっても環境への影響はありませんから安心して使えます。

超音波 蚊よけ(虫よけ)ブレスレット 防水 3段階調節 USB充電

きちんと服装を揃えて本格的に渓流釣りを楽しもう

自然の美しい渓流での釣りを楽しむにあたり、適切な服装の重要性は言葉に尽くしがたいものがあります。快適な釣り体験を確保し、安全を保つために、きちんとした必要最低限の服装を揃えることが不可欠です。

清流のほとりで過ごす時間は、新たな思い出や感動を生む場ですが、同時に気象や環境の変化にもさらされることがあります。適切な服装を身に着けることで、これらの変化に対応できるだけでなく、自分自身を快適に保つことが可能です。

風の涼しさや日差しの強さに対処するために、長袖シャツと帽子は必須です。紫外線から肌を保護し、目を守りつつ、釣りに集中することができます。また、水辺での滑りやすさを考慮し、しっかりとした防水シューズやウェーディングブーツを着用することで、足元の安定性も確保します。

気温の急変や予期せぬ雨に備えて、軽量な防寒着や防水ジャケットも準備しておくことが重要です。自然の中でのアウトドア活動では、様々な状況に対応できる服装が、快適さと安全性を確保するために不可欠です。

そして、虫よけスプレーや手袋といった小物も忘れずに用意しておきましょう。快適な服装は単なる装いだけでなく、釣りの楽しみを最大限に引き出し、環境との調和を図る手助けとなることでしょう。

絶え間ない流れの中で、自然との対話を楽しみながら釣りをするために、適切な服装を整えておくことは、楽しみと安全を両立させるための大切な一歩です。心地よい風と流れに身を任せ、自然の魅力を存分に堪能してください。