渓流の数ある釣り方のひとつのテンカラ釣りとフライフィッシングの違いとは?について解き明かしていきます。
同じく毛ばりを用い河川上流域で淡水魚を狙う釣りですが似ているようで異なる点もいくつかあります。
初心者がはじめるにはどちらがいいのか?などテンカラとフライの違いについて一緒にみていきましょう。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
テンカラとフライの違い
テンカラとフライの違いはいくつかあり、
見た目にも説明がしやすくて理解がしやすい3つの違いについて深彫りしていきます。
タックルの違い
まずは揃える道具から違いを見ていきましょう。
テンカラは竿、ライン、毛ばりの3つの道具だけあればなんとか釣りははじめられるほど、非常にシンプルです。
一方のフライフィッシングの道具はこれにリールが加わります。
リールといっても丸形のフライリールです。
竿もリールをセットできる形状になっているほか、ラインや毛ばりも少々つくりが異なります。
毛バリの違い
上の道具でみたように「毛ばり」といとろでは同じですが、元来の歴史を遡るとどうやら違いがあるようです。
よくある渓流釣りの毛ばりのほとんどはフライのものだと思われます。
そのフライは本当に虫を模り見た目にも鮮やかなものが豊富にあります。
これはタイイング=(針に羽毛などを用いて毛ばりをつくる作業)ということばがあるほど、毛ばりをつくることから楽しむという
フライの発祥の地であるイギリスの紳士たちの嗜みだったからです。
それとは逆にテンカラの毛ばりは、魚と掛けて釣ることだけに的を絞って、針に糸などを巻いて簡易的につくられたシンプルなものでした。
ただ近年ではフライ用の毛ばりをテンカラ釣りに用いる釣り愛好家も多く
毛ばりに関してはそれほど隔たりがなくなってきています。
釣り方の違い
テンカラとフライの違いはなんといっても釣り方に大きな違いがあります。
テンカラは魚がいそうな場所へ毛ばりを落としてみて、何度も同じ個所に落としながら
魚に「あそこには美味しそうな虫がいっぱい落ちてくるな」と思わせて寄せてくるので、
それほど長くもないラインとロッドだけで操作するため初心者でも釣れやすいです。
フライの場合は、しなやかなロッドとフライリール、フライラインの特性を生かし
正確なキャストが求められます。
このラインの流麗な動き!
美しいですね。これはすぐにできるはずがありません。
フライはほかの釣りのキャストとはまったく異なり、何度も練習が必要です。
はじめやすさでいうなら…
これまで解説してきたことを相対的に見てみると、渓流釣り初心者の方がまずはじめるには
テンカラ釣りのほうがはじめやすいことがわかります。
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道具コレクションとステイタスも望むなら
フライは先に毛ばりのとろころでも触れたとおり、フライの毛ばりはタイイングといい
毛ばりをつくることから楽しむこともするなど、タックルもどこか重厚感のあるものが多く、
毛ばりひとつひとつをとっても色鮮やかで、贅沢なつくりをしていて
魚を釣り上げることだけでなく趣味趣向の要素が強いです。
大人の嗜みとしての釣りという観点からみるとフライのほうが少しだけステイタス性があるかと思います。
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アイキャッチ画像;istock