渓流釣り初心者の方のために釣り方と仕掛けのことなどを解説いたします。
渓流で現在基本となっている釣り方はミャク釣り、テンカラ釣り、フライフィッシング、ルアー釣りとあり
それらをサクッと簡単に違いがわかるように、必要な道具なども踏まえて解きほぐしお伝えします。渓流釣りの釣り方と仕掛けをご覧ください。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
渓流釣りの基本とその魅力
渓流釣りはとてもシンプルな手順で楽しめます。釣り方の基本は最初に釣りに有利になるポイントを探すことからはじまります。
海釣りと違って、周囲の山や木々などの息吹を感じられるという魅力があります。エリアによって地形が異なるので、冒険をしているような感覚になる人もいるでしょう。
このアドベンチャー感を盛り上げるのが、魚との駆け引きです。渓流にいる魚は石の裏側や流れが合わさる地点に潜みやすいです。そういうスポットを見極めて釣ると、戦略的に勝ったという喜びを実感できます。
川のせせらぎを聞いてるだけでも心地よく、木が多いところだと森林浴も同時に行えます。このようにリラックスしやすいことも、渓流釣りならではの魅力の一つです。プライベート空間で釣りをしているような気分になれるでしょう。
また上流に近く水がひんやりとしていることも魅力と感じる人が多いです。
夏場の海水はぬるくなりやすいですが、常に動きがある渓流の水はそれほど温度が上がりません。
その分だけ清涼感が抜群であり、避暑地を求めいている人にもうってつけです。流れに気を付ける必要はありますが、休憩がてら川の浅瀬を歩いて涼むという方法もあります。このように釣り以外の面でも多くの楽しみ方があるのが渓流釣りの大きな魅力となっています。
楽しめる釣り方
魚が多くいそうな場所を見つけて、そこに仕掛けを投げましょう。
狙っている場所の少し上流に入れることが重要です。糸が張りすぎないように余裕を持たせ、所望の位置に流れていくのを待ちます。後は魚が食いつくのを見計らって一気に釣り上げるだけです。
渓流釣りの釣り方の種類
ここからは、渓流釣りの基本となる4つの釣り方についてお話します。
ミャク釣りの仕掛けと釣り方
渓流釣りのミャク釣りは、美しい自然の中で静かな時間を過ごすことができる楽しい釣りの方法です。
この釣りは特に魚の警戒心が高まる夏場や水が澄んでいる秋に向いています。
ミャク釣りは極細の糸や竿を使用することから、非常に繊細な釣り方となります。
仕掛けはシンプルで釣り竿、極細の糸、釣り針、そして釣り針の先に取り付けたエサが必要です。エサには、餌釣りに適したミミズや、コオロギ、アリなどが一般的に使われます。
渓流釣りのミャク釣りは、魚に対してできるだけ警戒心を与えないようにすることが大切です。まず静かに川岸に近づき、周囲の景色に溶け込むような服装を心掛けましょう。魚に気付かれないように、なるべく川の水面に影を作らないように注意しましょう。
仕掛けにエサをつけて投げ入れる際も、なるべく静かに行います。川の流れに逆らわないように注意し、自然な動きでエサを流すようにしましょう。そして、エサを流しながら適度に竿を動かすことで、魚にアピールします。
ミャク釣りは非常に繊細な釣り方なので、釣れた瞬間の感覚をしっかりと掴むことが大切です。魚がエサを食べたら、即座に合わせる動作を行い、フッキング(魚の口に針を食い込ませること)を成功させることが必要です。
その後は、魚の引きに対して糸を巻き取る動作を繰り返し、丁寧に魚を寄せてランディングネットで確実に掬い上げます。
ミャク釣りは自然の中で静かな時間を過ごすことができる贅沢な釣りの一つです。手軽に始めることができるので、釣りが初めての方でも挑戦してみる価値があります。
オーナー(OWNER) 山女魚アマゴ仕掛 4.5-7
渓流釣りのテンカラの仕掛けと釣り方
テンカラは日本発祥の伝統的な釣り法で、渓流釣りに最適です。シンプルで効果的な仕掛け道具と釣り方をご紹介します。
テンカラの仕掛けはロッド、ライン、リーダーティペットの3つから成り立っています。まず、テンカラ専用のロッドを選びます。一般的に、渓流釣りには9~13フィートのロッドが適しています。
次に、ロッドにラインを取り付けます。ラインは専用のテンカララインを使用するか、フライラインをカットして使う方法もあります。最後に、リーダーティペットをラインの先端に結びます。ティペットは細くて透明なものを選び、約9~15フィートの長さが良いでしょう。
釣りの始め方は簡単です。テンカラはルアーを使用しないし、餌をつける必要がありません。
まずはポイント(釣り場)を選び、キャストします。ロッドを振り子のように後ろに引いてから前方に放り投げるようにキャストします。フライフィッシングとは異なり、テンカラのキャストは比較的シンプル、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
テンカラ釣りの楽しみは、キャストよりもフライの動かし方にあります。
渓流釣りでは、流れの中をリーダーティペットを使ってフライを巧みに操ります。エサのように見えるフライを、流れに乗せて自然な動きで誘うことがポイントです。
渓流の流れに乗って流されるようにフライを進めることで、川の魚を釣ることができます。
テンカラ釣りに限ったことではありませんが釣りする際には周囲の自然環境を大切にしましょう。
渓流釣りは自然との対話を楽しむ釣り方であり、自然の美しさを堪能しながら楽しむことができます。釣った魚は適切に処理して持ち帰りましょう。廃棄物は持ち帰り、環境を汚さないよう心掛けましょう。
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渓流のフライフィッシングの道具と仕掛けと釣り方
渓流のフライフィッシングは、美しい自然の中で行われる釣りのスタイルであり、技巧と経験を要するアングリングの一種です。
この釣り方を楽しむためには、適切な道具と仕掛けを持ち、技術を磨くことが重要です。
フライフィッシングの道具としては、まずフライロッドがあげられます。軽量で長さがあり、キャスト(投げる動作)を容易にするための竿です。
渓流釣りには通常、7~9フィートのロッドが使われます。フライリールはロッドに巻くラインを管理するためのリールで、スムーズな巻き上げとリールのバランスが重要になってきます。
フライラインはフライロッドとフライリールをつなぐ特殊な釣り糸で、重さによってフローティング、シンキングなどの種類があります。
ティペットはフライとラインをつなぐ細い釣り糸で、透明で強度があります。細さはフライのサイズに合わせて選びます。
フライはフライフィッシングの特徴的な仕掛けで、昆虫や小魚を模した人工ルアーです。種類は多く、状況や魚の好みに応じて選べるように数種類揃えておくと、いざという時にも引き出しが増えます。
フライフィッシングの基本的な釣り方は、まずキャストをマスターすることが大切です。ロッドを振る動作でフライを目標に正確に送り出します。渓流では魚が流れに対して身を隠すため、魚に気付かれないような自然な動きが要になってきます。
釣りを始める際には、周囲の環境や季節、水位などに合わせてフライやキャストのテクニックを合わせていきます。
また、渓流釣りは時にはタイトなスペースで行われるため、ロッドの振り方に注意しなければなりません。釣りを楽しむためにも、自然に対するリスペクトと環境保護が重要です。不要なゴミは持ち帰り、釣り場の美しい自然を大切にしましょう。
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渓流ルアー釣りの道具と釣り方
渓流ルアー釣りは、自然の中でここまで紹介した釣りの中でも、より気軽に釣りを楽しむ最近人気の釣法です。
この釣り方を楽しむためには、適切な道具と正しい釣り方が重要です。
渓流ルアー釣りの仕掛けや道具として必要なものは、以下のようなものがあります。渓流釣り用の軽量で短めのロッドを選びます。これにより狭い渓流での釣りがしやすくなります。
リールは軽量かつ耐久性のあるものを選びます。ルアーを遠くに飛ばすことができるものが望ましいです。細めで高強度のモノフィラメントラインが一般的です。これにより、ラインが水中で目立たず、魚に警戒心を抱かせずに釣ることができます。
次に渓流釣り用の人工餌を選びます。シンキングミノー、スピナー、クランクベイトなどが一般的な選択肢です。色やサイズにも注意し、周囲の環境に合わせたものを選びましょう。
次に釣り方についてですが、渓流釣りでは、岩や流れの変化、流れ込みなど、魚が潜む可能性の高いポイントを見つけることが大切になってきます。これらのポイントは魚がエサを求めて集まる場所となります。
ルアーを遠くに投げ込みこのとにより、魚を驚かせずに遠くのポイントにアプローチできます。
ルアーを適度なスピードで巻き上げますが、スロー、ミディアム、ファストなど、魚の活動に合わせてリトリーブスピードを変えてみると良いでしょう。
ラインのテンション(張り具合)を感じ取ることで、ルアーが岩や障害物に引っかかったり、魚にアタックされたりした際にすばやく対応できます。
また地元の釣り人や釣り場の管理人から情報を仕入れることで、より効果的な釣りができるかもしれません。
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渓流釣りの釣り方まとめ
渓流釣りをこれからはじめたいと思われる方にとって非常に興味深い内容だったのではないでしょうか。実はいろんな釣りを経験してきた最終的に筆者が辿り着いたのがこの釣りでした。
いろんな道具や仕掛けをも含んだ釣り方を学んでいくごとに奥深さを感じてどんどんのめり込むようになっていたのを思い出します。
自分の中では海外のフライのイメージが強かった渓流でしたがミャク釣りやテンカラなど日本国内でも非常に古い時代から親しまれていたことに驚きました。
どれが一番釣れるのかではなく、自分が「やってみたい!」釣り方から渓流釣りをはじめていくと楽しんで長く続けられると思います。
少しでも興味を持っているのでしたら少しづつでも道具を揃えてどれかひとつの釣り方はじめてみてはいかがでしょうか。