極寒の沼が凍った分厚い氷を割ってまでしてアサリを掘る手堀り漁が存在することをはじめて知った筆者は最初目を疑いました。
まず池や湖が凍ることなんて近くで見たこともないしアサリっていうと春から夏にかけての海堀りだったりw
そんなイメージしかない経験と知識の浅い自分にとって驚きだったので記事に取り上げてみました。
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アサリ手掘り漁が盛んなトーサムポロ沼
アサリ手掘り漁が行われているのは北海道最東端の根室市の納沙布岬近くにあるトーサムポロ沼。ここは海水と河川からの流入がある汽水湖。
まずはつるはしなどを使って氷を割り腰位の深さのところで、水に入って沼底を熊手を使ってこそぎ
アサリを砂ごとすくい上げる漁法。
ちなみにトーサムポロ沼は釣りでカレイ、カジカ、アイナメのほか北海道らしくアメマスなども釣れるそうです。
小さいサイズは戻し資源確保も
取れたあさりをすべて取るのではなく、市場に出荷できるサイズは殻がの直径が3.5センチ以上。
「ちりとり」と呼ばれている漁具で小さなアサリをふるい落とすことで、大粒のアサリだけを残し、小さいものは沼に戻すらしい。
こういったひと手間が、長く漁を続けられる理由になっているのでしょう。素晴らしい取り組みだと思います。
冷たい水で育つ大粒アサリ
しかし、よく考えてみると、大きさが3.5センチのアサリってけっこうデカい。
たぶん自分たちが日頃食べてるようなサイズ感とはちょっと違い、自分たちが想像するにスーパーで年末年始に売ってる
小さい家庭用のハマグリクラスじゃないのかと思う。
ニュースではみそ汁が一番と漁師さんたちがいていたけど、これだけ大粒ならば酒蒸しやバター焼きにして食べてみたい。