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出典: 毎日新聞
2010年から資源開発に取り組んでいた根室市の落石漁協と市水産研究所は、水槽で育てたヤナギダコ稚ダコ800匹を放流した。放流がされたのは研究がはじまってからはじめての試み。
ヤナギダコは白糠産が有名であるが、水揚げは根室市内だけでも4漁協で北海道で一番多い。
しかし、2005年をピークに数が激減。東海大海洋学部などと連携し2010年度から飼育方法などの研究に取り組んできた。
昨年の4月ごろに根室市の落石沖で採取したメスを陸上の水槽で飼育、2ケ月後の6月に産卵。
ふ化は今年に入って6月中旬ごろからはじまって約3センチほどにまで育ったので放流がされた。
ヤナギダコは寒干しや煮ダコにして食す。ミズダコの消費の仕方と似ているが大きさはミズダコの1/3ほどで、味は格別。