渓流ルアーのカラーのセレクトの仕方解説。
どの色を選んだらいいのか?はたまたそのカラーはどんな天気や水の状態、
魚の活性のときに有効になるのかなどこれからはじめられる人のギモンにお応えす選び方をお伝えします。基準となる色を目安に渓流ルアーのカラーのセレクト術をを公開します。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
渓流ルアーのカラー(色)と釣果の関係
渓流釣りでもスプーンやミノーなどのプラグルアーで最初に気になることはカラー選び。
結局はいちばん釣れるカラーを知りたいのは誰でも感じる課題ではないでしょうか。
色なんてあまり気にしないというベテランもいれば、徹底的にルアーカラーに拘る人もいます。
筆者は経験からどんな釣りでも共通して魚の活性が高くなっている状況で食いが立っているときには、
その場所に魚さえ居ればどんなルアーでも、どのようなカラーでも食ってくると思っています。
しかし渓流ルアーのカラー選びが重要になってくるのは逆のパターンのときなのです。
ハイプレッシャーな状況ほどカラー選びが大切
要は魚が居るとわかっているのに何やっても食ってこない時など、そのときの同じルアー、同じレンジ、同じトレースコースであっても、
カラーの変更だけで食ってくることなんてしばしばあります。
魚が居るとわかっているけど、何も反応を見せない場合
ルアーの種類を変える前に今一度カラーを見直してみることをおすすめします。
渓流ルアーのカラーセレクトの目安
色の系統を基準に選ぼう!
カラー系統の特徴と有効になるシチュエーション
ただし渓流ルアーに、「これが釣れるカラーだ!」と、
思い切り断言できるような絶対的なカラーなんていうものは存在していません。
状況によって使い分けするにもこれといった正解はないのも事実。
先にも説明した通りカラーはなんでもいいというわけでもなく、
その日その時の状況に応じて、使い分けをするしかないということが難しいところなのです。
とくに渓流釣りがはじめての方には選び方に迷うことと思います。
ですが渓流ルアーには一般的に大きく分けて基準となるカラー(色)というものがあり、
それらを目安にすると意外と簡単に釣れるカラーを選びやすくなります。
シルバーベースのカラー
とりあえず渓流釣りの初心者の方がカラーに迷ったらまずこれから使ってほしい色がシルバーベースのルアーです。
自分の中ではトゥイッチを入れた時のフラッシングによるアピールが優秀だと思っていて、
ギラッ、ギラッとフラッシングで誘うときはゴールドベースよりもよりナチュラルだと感じており晴天クリアなときのテッパンカラーです。
ナチュラル系ともいわれる部類で、水がクリアな状況や魚の警戒心が強くなっている場所やなど
厳しい状況にも対応させることができる、もっともオーソドックスなカラーだということが言えます。
スミス D-コンタクト50 ヤマメレーザー
ゴールドベースのカラー
ゴールドは比較的アピールが強めのカラーになります。
濁りが入っている水質や、雨や雲り空のローライトの時、
また朝夕マズメの黄色やオレンジがかった光が射し込む状況下で用いることが多いカラーです。
ゴールドの種類には、クロキン、アカキンやグリキンなど渓流用にも数種ありますが、
クロキン(黒金)のものを使ってるアングラーさんをよく見かけます。
私見ですとクロキンをベースにして、晴天の日でササ濁りの状況などにグリキンを用いるなど予備として
ゴールド系も2種持っていくようにしています。
デュオ スピアヘッドリュウキ 50S メッキクロキン
パールやチャートベースのカラー
アピール力でいうと先のゴールドベースやシルバーベースに少し劣りますが、
スレの立ってしまっているポイントや、曇り空や少し濁りの入った状況下でいつもの定番カラーでは食ってこないような状況下に用いると
食ってくることが多い系統のカラーです。
先行者が入ったあとの叩かれたあとのポイントなど、散々ほかのカラーで釣られた状況で変更してみると結果がでることもあります。
このような隠し玉的存在の色ですが、控え選手という位置づけではなく、
必ずそのような場面は遭遇するため、使い方の違いだけで頼りになるピンチヒッターとしての使い方が適切なカラーなので、
いざというときのために、渓流ルアーでは1本は用意しておきたいカラー(色)です。
ダイワ シルバークリークミノー 50S ライムイワナ
スピナーなら2種でも十分
スピナーの場合は自分のいくフィールドの場合、ゴールドプレートとシルバーの2種類があればいいと思っています。
ご自分の行くポイントによって違ってくるとは思いますが、
スピナーはそのものに強いアピール力があるのでこの2つでほぼいけると思っています。
ダイワ スピナー ブレットン G
・晴天クリアのときにもシルバー系が有効
・濁っているときやマズメの時間にゴールド
・反応が薄いときやハイプレッシャー時の次の一手にチャートまたはパール系
渓流ルアーのカラー(色)は経験と勘を頼りに絞っていこう!
こちらの章では主に渓流でのルアー釣りをこれからはじめる方へのカラー選びの
基準となるカラーの特徴と、状況に合わせた使い方をお伝えしました。
ただここで解説したものもほんの一例であり、あくまでもカラーを選ぶ際の目安としてお考えください。
カラーを決めるのに渓流ルアーもほかの釣りと同じく一つに強く断言できるようなカラーはなく、
結局は好みによって選んで、あとは経験からくる自分の状況判断によって決めることになるので、
まずは基本となるカラーのルアーを数種類揃えて何度もフィールドに通いながら、
自分だけの釣れるカラーを見つけてください。それが発見できたときには釣果もついてきているはずです。
そこまでのプロセスも渓流釣りの楽しみ方のひとつです!思う存分楽しんでください。