長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
石川県の小松市西俣町で、地元住民らが協力しあいホンモロコの養殖事業に乗り出した。
同地域では2016年から耕作放棄地でドジョウの養殖も行っており、池の一部を活用した取り組み。
上がオス、下がメス
出典:wikipedia
ホンモロコはコイ科タモロコ属に属しコイ科の魚の中でも最も美味しいとされており、琵琶湖産の天然ホンモロコは京都の料亭などで高値で取引される。炭火で炙る塩焼きや天ぷらの材料として用いられます。
ただし淡水には言わずと知れた外来魚が多く住みついていることから近年ではその数が減ってきています。絶滅を危惧する指標となる保全状況評価では絶滅危惧CR(危惧順にいうと上から3番目)に指定されています。
====ネットの反応
昭和50年代までは近所の池や河川には在来種のタナゴやモロコがわんさかいて醤油のペットボトルで作ったタイビンを沈めておけば数分で何十匹も獲れた。しかし昭和60年以降からは外来種のブラックバスやブルーギルが一気に増えてコイ科の在来種が食い尽くされてしまいました。別にタナゴやモロコが私の生活に必要という訳ではないが無くなるのは寂しい
養殖業を始めるのは金と情熱さえあればできる。難しいのは継続。生産者は継続的な納入先である卸業者や小売店を獲得し、小売店がユーザーに提供し、ユーザーは美味しいからまた食べたいとリピートする。このサイクル確立が語るは易し行うは難し。生活に関わる生産者は必死だが、失策のペナルティを課されない3セクの多くが甘い立案で初めて、数年のキャンペーンをして効果がないと尻つぼみしてしまうことが多い。関東にはホンモロコいないし、タモロコ、スゴモロコはおろか平地に住む淡水魚を常食する風習はあまりないので正直ピンとこないが、是非是非頑張って成功してほしい。
ホンモロコは簡単に移植はできるけど琵琶湖以外ではホンモロコとしては育たないんじゃなかったっけ?
琵琶湖という水深の深い広い湖で成長して繁殖するために高い遊泳力を持つ個体に成長した結果がホンモロコ独特の食味につながるわけで、浅い養殖池で特段の配慮をしないで育てればホンモロコではなくてタモロコ(地モロコ)に近いモノに育ってしまうと思う。そのあたりを最新の養殖技術でクリアできているならハードルは低くなるのかもね。元記事にもあるように既にやっている地域もあるわけだから、そうした「ホンモロコ」が市場でどう評価されているかも併せて報じてほしいところではある。ただ、ホンモロコの味を知っている人は滋賀県でももうそう多いわけではないだろうし、他の地域では評価する能力を持っているのはほぼ京都だけに限られると思う。
ホンモロコは琵琶湖の固有種なので、琵琶湖水系以外で特産にするのは国内外来種を持ち込んでいる訳ですから正直どうかと思います。大淀川のようにならない様に気をつけて頂きたいですね。
いやそれ国内移入種の導入だから。このご時世に琵琶湖の固有種を放流とかほんとヤメて。アユといいヘラブナといい、バスやギルは目の敵にするくせになんで水産関係って利益以外何も考えないの?
生態系が乱れるのだやめてください!!