滑りやすい釣り場で強靭な防滑性を発揮してくれるスパイクソール。現在売られているフィッシングシューズのなかでも断然人気、イチオシのダイワのDS-2101QSを今更ながら購入したので使い心地をインプレしたいと思います。
これから購入をご検討の方にどうぞ!
釣り好きでもありファッションマニアです。たとえ釣行時にも人気ブランドの靴や帽子、Tシャツなどの限定品販売が開始されると携帯片手に買い物までするほどの気合の入れよう。買ってもクローゼットの肥やしになるほど一度も身に着けていないものもたくさんあります(汗)見た目だけでなく機能性など着用し釣りをしているアングラーが満足できる釣りアパレルから気になった商品情報を配信します。
スパイクが必要な釣り場所
磯
スパイクが欲しい釣り場として真っ先に思い浮かぶのが磯。ゴツゴツとした岩肌で見るからに足場が悪い。しかも波が押し寄せてきたときには足元をすくわれそうになる可能性もありしっかりと岩肌に噛む靴が望ましい。また表面がゴツゴツしているように見えても海水で濡れており藻などが生い茂っている箇所もあるので滑りやすくなる。大物が釣れる場所であっても滑落だけは避けたい。
干潮時の敷石やテトラ
一見するとスパイクが必要なほどそこまで滑るか!?と思われるが、潮が引いてすぐのそれまで水に浸かっていた積み上げられた敷石の上など通常の靴ではいとも簡単に滑ってしまう。(何度も経験済み)。よく腰の骨を折らなかったというくらい見事にツルッと滑ることもある。石が濡れているだけでなくヌルヌルとした海藻類が付着しているのはさらに危ない。
ただし石が平坦でスパイクのピンが噛みにくい干潮してから浮き上がってくる積み石のリップラップやテトラなどは返ってピンタイプのスパイクだと滑りやすくなるので、その場合はハイパーVソールやフェルトスパイクのほうがおすすめです。
スパイクの利点
一般的なスパイクはピンがついており、これが地面に食い込むようにグリップして地面と足元をガッチリ固定することで釣り人を足を滑らせてけがをしたり、落水したりする水辺の危険から身を守ります。
フェルトスパイクの場合、フェルトの毛羽立った細かい繊維が岩の上の藻に絡んで滑りにくくします。
また釣りをしているアングラーの重心を地面に抑え込んでくれるのでキャスト時の瞬時の移動や、魚を掛けたあとのファイト中の素早い重心移動にも対応しやすくなります。
スパイクの欠点
スパイクは靴底にフェルトやピンが固定されているのでどうしてもほかの靴よりも重たくなります。スパイクタイプの長靴だとかなり足元が重たくなり動きが制約されます。
また、何もひっかかりのない場所(例えばそのまま履いたままコンビニとか行くと)、床がつるつるのタイルなどの場合、ピンタイプのスパイクだとほぼ100%滑ります。地面に接地する箇所(ピンが噛む箇所)が非常に少なくなるためです。
インプレ
ダイワのフィッシングシューズにはいろんなパターンの滑り止め加工がされたものが用意されていいるがその中から選んだ、軽量でコンパクトなスパイクソールであるDS-2101QSのインプレです。
外観
脱ぎ履きもしやすいローカットなので一見すると、スパイクとは思えない外観です。軽量コンパクトなスパイクという謳い文句はあながち間違ってはいなそうです。夏場でもこれなら暑苦しくなく気軽に履けそうな気がします。
本当は黒色のものがいいなと思っていましたが、黒はほかにも持っているのであえて選んだカラーはブラウンカモ。このあたりのカラーはお好みで。シリーズにはこのブラウンカモとブラックに、ダークグリーンの3種があります。
スパイクの構造
ダイワ独自の「キュービックスパイクソール」を採用しており、小さな立体的な四角い立体構造ゴムがが特徴のハイグリップソールは屈曲性に優れており強力なグリップ力を生むとのこと。堤防沿いの水面すれすれの護岸を歩いてみたがよくグリップしてくれ足元に心配をするようなことはありませんでした。
コンクリやアスまたスパイクでアスファルトの上を歩くとジャリッジャリッという音が鳴るが、片方に10本装備されたピンにも薄いゴムがまかれておりこれが、音を軽減しているように感じました。
防滑度
防滑性能はこの日引き潮のときの河川に行き水が引いたばかりの敷石やコンクリ護岸を歩いたが、グリップ力は抜群にいい!
やっぱり足元がおぼつかない状況ではキャストするにも上手い具合定まらず、気になって釣りにならないので防滑性が高い靴は釣りには必須だということ再認識させられるほどの安心感があります。さすがフィッシング専門メーカーお専用靴。
履き心地
靴底には丈夫なスパイク構造が装着されているが、その上にはEVAインソールが挟まれておりピンの突き上げ感を軽減してくれている。実際に釣りに使用してみてあまり地面のよくない場所でもしっかりグリップしている割には、一般的なスパイクと比べて硬いイメージがありませんでした。
そして何よりも特筆すべきは軽さ!スパイクと聞くと重たくてデカい靴のイメージがあるがこれは本当にコンパクトで軽くて履いてる感じは足に馴染むほど。
でローカットなのに入口が狭く足をしっかりホールドしてくれているので靴が脱げてしまうことなどは皆無。
通気性&防水性
ダイワのDS-2101QSには簡易防水設計が施されており、予期せぬ波や水かぶりを軽減しています。ただしスパイクシューズであって長靴とは違うので水の中にこのまま浸かれば当然浸水します。このことは覚えておいたほうがいいかもしれません。
春~初夏はこれでいいが冬はハイカット
今回インプレしたダイワのスパイクDS-2101QSはローカット仕様のものでしたが、このシリーズにはくるぶしくらいまで足首を隠すハイカットタイプも用意されています。
冬場の寒い時期にはハイカットのほうが足首の冷えを予防してくれるのでこちらがおすすめです。