モアザンシリーズの中でもいちばんの廉価ヴァージョン。通称AGSじゃない!?モアザンのインプレをしてみたいと思います。
モアザンはAGSもブランジーノも使用して上であえてこの廉価モデルを購入したのには訳があります。
ほかの持っているロッド、90ML、87ML、97ML/Mでほぼ事は足りていたるのだが、チニングと併用できる、吸い込みの良いティップの柔らか目のロッドで86~87ftのロッドがほしくなってきた。
元々、86クラスのロッドでシーバス狙う時もルアーは20gくらいまでしか使わなかったのでルアーの許容重量ももっと低くてもいいと感じていたところに出会ったのが今回紹介するモアザンだった!
まずは基本性能と見た目をから、各パーツ部分に分けてその魅力を解説します!
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
ガイドとコルクの違いのみ?基本性能はほぼ同じ!
モアザンにはこのモデルとモアザンAGS、モアザン・ブランジーノAGS、さらにはモアザン・エキスパートAGSと4種類があります。このモアザンはモアザンAGSの廉価ヴァージョンといったところでしょうか。
ダイワ独自のガイドシステム
だけでロッドの基本構造はモアザンAGS同じで、ダイワ特有のカーボン構造のSVFコンパイルが使用されています。
※(ブランジーノとエキスパートにはSVFにナノアロイ®がプラスされている)
2ピースの繋ぎ目のV-ジョイントもオーバルリールシートもそのまま。
何が違うのかといえば、ガイドとグリップ
ガイドがAGSではなく
チタンフレームのSicリングになっていて
上位機種ではEVAグリップが標準なのに対してこちらは
になっている
コルクかEVAかのグリップは好みが分かれるところだがこの”コンビ”ってのが個人的にはあまり好きではなくけっこう迷った。
基本的にソルトのシーバスといってもショアよりも圧倒的に河川のほうが多い自分はEVAよりもコルクグリップが好きなほうなのだがコンビはなんだか…安っぽい気がして…。
ま~見た目だけのことで実釣には問題なしと判断した。
あとは同タイプのロッドの自重87LMXで見てみるとモアザンは121g。モアザンAGSは116g。
その差5g!?
ほぼガイドのAGSの違いだけだろう。
ここも気にする必要なしと判断。
あとはこの大事なガイドによるラインの放出性能とか、糸絡みの問題だけどチタンのSicなんですよね?ほかのメーカーのシーバスロッドと比べても何一つ引け目を感じない。
ということで、自分の検定を見事合格!(笑)
シーバスとチニング、相反する二つで二刀流として使えるか!?
チニングの場合ティップが柔らかく感度重視で食い込みが良いものが求められるのでモデルの中で、いちばんティップが柔軟な86LLXだと最初は思っていたけれど許容ルアー重量が4~15gとチニングでは十分なのだがこれくらいだとシーバスの場合
バチ抜けのシーズンくらいしか出番がないそこで、手返しのよいレングスの86クラスでもう少しルアー許容重量が多い
4~25gの87LMX-Wを選んだ。
課題の
ティップも同じソリッドティップ
のメガトップだし先径も1.2mmと同じで、元径だけ若干太い
繊細なティップとパワーのあるブランクスを両方兼ね備えていると判断してポチッ!!
購入に踏み切った。
モアザンを実際に使ってみたパーツごとのインプレ
ティップ
モアザン特有の抜けの良いシャキっとした振り抜き感は健在!
柔らかすぎず固くもなく、ロッド自体の弾力でルアーを遠くへ飛ばしてくれる。
ソリッドティップなので食い込みもよく繊細な弱いアタリにも、からみつくようにして食わせる柔軟性は感度という点から見てもシーバスでは申し分ない。
ただチヌのボトム狙いで使うには若干ティップがまだ固い気がした。
そりゃそうだよな対象魚が違うし…。もう気にしない(苦笑)
ガイド
先述したガイド、モアザンシリーズのロッドで唯一このラインナップだけAGSが搭載されていない。
AGSガイドに慣れている人でも軽いチタンフレームのSicリングで何も問題を感じないと思うレベル。
若干AGSと比べて先重りがする気がするくらいで実釣にはさしつかえない。
リールシート周辺
そのほかのモアザンシリーズと同じオーバルリールシートが採用されている。
ガイドやブランクスとともにリールシートまで計量化が図られている。
これが値段もミドルクラスのこのロッドにも採用されているのだからほかとの上位機種がとの線引きがむずかしいくらい
非常に良いアイテムが付属している感じです。
バット部分
う~~んッ、ここですよここなんかダサくないですか?見た目なんか…。
コルクならコルクだけとか、EVAならEVAだけのほうがカッコ良かった。自分の中では安いロッドのデザインっていうイメージ。
自分的にはコルクが好きなのでAGSじゃないこちらを選んだけど…。
好みなんだろうから大目に見て良しとしておこうと思う。
まとめ
てなわけで超ハイパー主観的なインプレでしたがいかがでしたでしょうか?
・モアザンAGSとの違いはガイドのチタンSicリングの違いとグリップのEVAとコルク
・価格がAGSモデルの約半分
・重さ・主要性能ともにAGS搭載モデルと大差がない
※ほかにもあったらゴメンナサイ(汗)
・「メガトップ」ソリッドティップ搭載で食わせ・乗せ重視のティップ
・それでいてブランクス、バット部分は太くMLパワーを持たせてある
・バチ抜け限定ではなく、もっと広く使える食わせ&パワーのパワーフィネスといったところ
使うフィールドは選びそうなタイプのロッドだけどモアザン(AGSじゃない)ほうを購入しようか迷ってる人にもご参考までにどうぞ
ダイワ モアザン 87LMX・W