シーバスアングラーに人気の高いロッドとして知られるモアザンAGSシリーズのインプレ。
自分がこれまでに使ったロッドの中で3本の指に入るだろうモアザンのAGS
その他に類を見ない類まれな軽量さと感度など特筆すべきところがたくさんある
文句なしおすすめのロッドなので自分が使ってみたモアザンAGS 90MLの感想いついて書いてみる。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
軽さで選んで大正解、小・中級河川での感度と取り回しの良さはピカイチ
先ずはティップから。
同社のデーモンティップやメガトップのように柔らかくしなやかな方ではなく、どちらかというとシャキッとした印象。
振り抜き感は爽快で、柔らかいティップのブウィーンとルアーの重みが乗っかって飛ぶというよりは反発力でシャキッと飛ばしてくれる感じ。
ロッド自体がきっちり仕事をしてくれ、狙ったところに的確にブレることなくルアーを届けてくれる気がするので、少し自分の
ほどだ。
光ってカスリ傷のように見えるのは独特のカーボン繊維の配列によるものなのでご了承ください。
お次はガイド。ダイワ独自のエアーガイドシステム。カーボン製の超軽量でライントラブルを軽減してくれるAGSは
持ち重りは全くない。(最近のロッドは先重りするロッドは少なくなった)
糸絡みとかも一度も起こしたことはないし、9ftのクラスにして107gというアジングロッド並みに驚異的な軽さがもたらすラインから伝わってくる感度の良さは特筆すべき点。
しいて言うならこの軽さゆえに適合ルアー:7~35gとなっているが、25gくらいのバイブレーション投げようとするとティップが入りすぎてめちゃくちゃ投げにくい。
感覚でいうと
までといったところだろうけど、この9ft前後のシーバスロッドは中級河川とか湾奥がメインとなるので
そんな重たいルアーを使うことは滅多にないので何の問題もなかろうかと。
この90MLと、96MLのモデルにはダイワ独自の技術の元開発された軽さだけだけでなくホールディング性に優れた
を採用している。
どんな有名なロッドでも中にはこのリールシートが歪んでいたりするものも目にしたことがあるが、ことダイワのこの製品に関してたぶんこれまで使ったロッドの中で一番いい!これからも。
メーカーのブランドでもFuji製のリールシートを採用しているものはたくさん見かけるが、さすがダイワと言わんばかりの剛性と質感は他では見ることができない。
ダイワ製のロッドにシマノのリール!(笑)
だって俺リールは昔からブラックバスのタックルもすべてシマノ派なんでシマノしか持っていないごめんなさい。
けどエクスセンスとかヴァンキッシュとかはこの軽量なロッドにはよく収まる。タックルバランスは悪くない。
あたりかな。セルテートじゃ手元が重たくなってせっかくのロッドの軽量さを生かせない気がする。
ブランクスからグリップエンドにかけての剛性感は、細くて軽くても折れる気は全くしない。
ただ50㎝のフッコクラスを超えるあたりから結構やり取りがしんどくなる…。それはこの軽量さを優先したがゆえに減らしてしまった「パワー感」だ。
重ためのブランジーノやアピアにツインパ(またリールだけシマノ^^)みたいな、ゴリゴリのランカーシーバス用タックルと違ってロッド自体の力でねじ伏せてグイグイ寄せてこれる感じはあまりない。モアザンAGSシリーズの中でも特に9
かもしれない。
実際、シーバス狙いの時に飽きてきてワームでチヌ狙いしたときに驚いた経験がある。
チヌ狙うためにはワームを底を切らさずにボトムを引いてくるのだが、底の泥の感触とか石や岩の感覚が手に取るようにわかるほど感度が良かったのである。こんなシーバスロッドがあるんだとビックリした。
もちろんそのときチヌを2枚たてつづけにゲットできた!感度のよさの成せる技だと思った。
それ以来チニングロッドを売り払ってシーバスロッド1本にしてしまった。
俺は女性の尻が好きである。どうでもいいけどグリップから見たこの角度の写真が好きでまた撮ってしまった。^^;
自分は何気にEVAよりもコルクグリップのほうが好きだけど、ソルトでの釣りの場合EVAのほうがいいような気がする。
実際オフショアのボートシーバス用のロッドとかはコルクよりもEVAのほうが長持ちするしなんか海の上ではこのEVAの見た目のほうが合う気がしている。
モアザンAGS
写真は86LLX