ファンの皆様お待たせいたしました!シーバスロッドのおすすめのご紹介に参りました。
後もうちょっと予算が足しておけば…なんて後悔しないように、
ここではちょっとだけ頑張ったら手が届くコスパが優秀なミドルクラスのシーバスロッドのおすすめをご提案する特集です。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
なぜミドルクラスがおすすめ?
今や押しも押されぬルアーフィッシングで大人気のシーバスゲーム。タックルの中でも重要視されることの多いシーバスロッドです。
プロのシーバスアングラーを真似て最高級のロッドは、それなりに性能が良いrとはわかっていても、欲しくとも高価で中々手が出せない…。
かといってすでにシーバスをはじめている人ほど廉価版はもう使いたくない…。
となるとミドルクラスのシーバスロッドがおすすめです!!
モデルにもよりますが、値段や所有欲以外に、高いロッドと比べてもどこに差があるのかよくわからないものもあります。
また、これからシーバスをはじめる初心者の方にも、ホントのこと言うと予算さえ許せばミドルクラスが実はおすすめなんです!
だって5000円~10,000円足せば上位クラスのシーバスロッドにも引けを取らない性能が手に入るならそっちのほうがおすすめでしょう
買い替えるスパンも短くて済みますし、長く使えるため最初に投資する額は多くなりますが、結局はコスパの高いロッドを手にいれることになるからです。
というわけでミドルクラスのシーバスロッドをご紹介していくのですが、
んじゃぁ、「どっからどこまでがミドルよ?」という方もいらしゃると思うので今回おすすめセレクトした
ミドルクラスの定義は
としました。
おすすめシーバスロッド11本
上記のミドルクラスを中心にした条件を目安に選んだシーバスロッドのおすすめを下記にまとめてみました。じっくりご覧いただきお気に入りの1本を選んでください。
ロッドの持つ基本的なスペックや、おすすめの理由も添えています。最後のおすすめまで、読んで頂けた頃にはいくつか頭の中でピックアップできることと思います。
おすすめシーバスロッドをご紹介のあと、選んだモデルからさらに絞り込めるように選び方も解説いたします。
ダイワ ラテオR 90ML
長さft(m) | 9.0ft(2.74m) | ルアー許容重量(g) | 7~35 |
---|---|---|---|
自重(g) | 123 | 適合PEライン | 0.6~1.5 |
継数 | 2 | カーボン含有率(%) | 96 |
コスパ最強で選ぶシーバスロッドで絶対的に外せない存在になるつつあるダイワのラテオR。
まずおすすめの理由をお話しする前に、僕がこれまで使ってきたロッドの経緯をいうと
↓
コルクグリップが欲しくなってメジャークラフトのハンタウェイ(廃盤)買う
↓
やっぱなんか違うと思い(けどコルクに拘って)AGSじゃないダイワモアザン買い替え
↓
中略(間に5本買い替え)
↓
サーフでヒラメも狙えてやっぱラテオいいよねって追加購入
とまぁこんな感じでして、20,000円前後で買えてしまうこのラテオは上位機種を使ってもなお2本目として欲しくなるロッドの性能を持ち合わせています。それだけ価格⇔性能のバランスが非常に高次元で満たされているコスパが高いシーバスロッドだと思います。
シマノ ディアルーナ S90ML
長さft(m) | 9.0ft(2.74m) | ルアー許容重量(g) | 6~32 |
---|---|---|---|
自重(g) | 128 | 適合PEライン | 0.6~1.5 |
継数 | 2 | カーボン含有率(%) | 99.8 |
東がD社なら西のシマノも負けてはいません。入門用ロッドよりも少し上のミドルクラスにおいて圧倒的な人気を誇るディアルーナのシーバスロッド。
先に紹介したラテオと並んで価格以上の性能を実現していることは今でもなく実際にワンランク上のルミナスと比べても同じ90MLで自重だけでいうと同じ軽さを誇っていて(強度は知らないけど…)この価格帯にして上位機種との差はごくわずか。
しいて言うならば若干の軽量化と強度のバランスと所有欲みたいなところだと思います。
アブガルシア ソルティーステージプロトタイプシーバス XSBS-882ML
長さft(m) | 8.8(2.64) | ルアー許容重量(g) | 7~35 |
---|---|---|---|
自重(g) | 138 | 適合PEライン | 0.6~1.5 |
継数 | 2 | テーパー | レギュラーファースト |
アブガルシアの定評のあるソルティーステージのシーバスロッドのNEWアイテム「プロトタイプ シーバス」
スピニング8ラインナップある中で、おすすめに選んだのは、陸っぱりでもウェーディングゲームでも取り回しがよくて扱いやすく感じた8.8ftを選択しました。
主要メーカーと比べると自重はありますが、軽量化が進む昨今のタックルですがシーバスロッドにおいてはこれくらいの重さはスタンダードで掛けたあとのファイト中のパワーはこれくらいの方が有利です。
ブラックにメタル感が映えるルックスも所有欲を誘います。
ダイワ ラブラックス AGS 90ML
長さft(m) | 9.0(2.74) | ルアー許容重量(g) | 7~35 |
---|---|---|---|
自重(g) | 115 | 適合PEライン | 0.6~1.5 |
継数 | 2 | カーボン含有率(%) | 99 |
もうここまでミドルクラスの後半あたりまで来ると上位機種との隔たりが曖昧に感じてしまうほど申し分ないシーバスロッドの性能を持っています。
リールをセットして持った時の軽さとキャストフィールはすこぶる良く、こっちのほうが優れているんじゃないかと思うほどの良さがあります。
キャストしたときの心地よい振り抜き感もさることながらシンペンを流している時にもカレントの分かれ目がはっきりと手元まで伝わる感度もよくておすすめ度高いです。
長さと硬さ(タイプ)の違いによるラインナップは12種類用意されており、自分のやりたい釣り方やフィールドに応じて選択が可能なのも魅力。
シマノ ルミナス S90ML
長さft(m) | 9.0(2.74) | ルアー許容重量(g) | 6~25 |
---|---|---|---|
自重(g) | 122 | 適合PEライン | 0.5~1.5 |
継数 | 2 | カーボン含有率(%) | 97.6 |
シマノのシーバスロッドのちょうど中間をなすモデルがルミナス。
素材には軽量高感度を実現する「マッスルカーボン」、またディアルーナとの違いはここからの「チタンフレームトルザイトリングガイド」、カーボンモノコック構造の軽量で耐久性のあるグリップエンドの採用など、細部に至るまで軽量化が施されています。
選んだS90MLは、湾奥、小中規模河川、干潟のフィールドが得意のレングス。シマノ派でディアルーナよりも、予算に余裕があってもう少し性能が良いものをお求めのアングラーにおすすめです。
ヤマガブランクス アーリー・フォーシーバス EARLY 93M
長さft(m) | 9.3(2.81) | ルアー許容重量(g) | 7~35 |
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自重(g) | 147 | 適合PEライン | 0.8~1.5 |
継数 | 2 | カーボン含有率(%) | 94.4 |
日本が誇る信頼のあるカーボンメーカーの一つであるヤマガブランクスのミドルクラスに位置するアーリーシリーズのシーバス用に設計されたモデルがこちら。
誰でもが軽い力で楽に飛距離が出せるようにすることを徹底し、掛けてからのファイトにはよく曲がり粘りシーバスの動きに追従してバラシを減らすことができるなどの基本性能はハイスペックモデルと大差ない感じでおすすめ。
3万円前半でここのシーバスロッドが使え、所有しているという優越感も持てるならこのアーリーシーバスは安い買い物かもしれません。
アピア グランデージSTD.90ML
長さft(m) | 9.0(2.74) | ルアー許容重量(g) | 7~28 |
---|---|---|---|
自重(g) | 165g | 適合PEライン | 0.6~1.2 |
継数 | 2 | タイプ | ミディアムライト |
アピアのシーバスロッドを自分がおすすめするのにもはやグランデージ以外に選択肢がみつからないと感じてさえいるグランデージの中堅をなすSTDの湾奥シーバスゲームに特化されたのがこの90ML、あとから新たに追加されたモデルです。
ティップからべりーまではよくしなり、活性が低いときの吸い込み型バイトにの際も弾かずに乗せられる柔軟性があり、シーバスの縦横無尽に跳ね回るファイト中の動きにも追従する。
その一方でランカーシーバスも狩るための腰の強さも兼ね備えています。陸っぱりシーバス中心でアピアのシーバスロッドならこちらがおすすめです。
オリムピック 21アルジェントUX GARGUS-902LML
長さft(m) | 9.2(2.74) | ルアー許容重量(g) | 5~21 |
---|---|---|---|
自重(g) | 143 | 適合PEライン | MAX1.2 |
継数 | 2 | 仕舞寸法 | 142cm |
オリムピックは日本で組み立てられるカーボン製品の有名メーカーであるためにその信頼度は抜群。私もオリムピックのロッドは過去に3度使ったし、現在も1本持っていて使用中。ほかのメーカーのロッドと比べると若干高価だったがその分信頼度も厚い。
とはいえこのアルジェントシリーズのUXのモデルはなんと!15、000円台で手にいれらちゃうのです。オリムピックの製品の性能の信頼度や知名度を良く知るアングラーには恐らく信じがたいような売価なのです。
それだけコスパが高く、ロッド自体の基本性能の満足度も高く所有欲まで満たされるならおすすめしない理由はありません。
テンリュウ スワット SW842S-LML
長さft(m) | 8.4(2.54) | ルアー許容重量(g) | MAX30g |
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自重(g) | 130 | 適合PEライン | ~16lb |
継数 | 2 | テーパー | レギュラー |
知る人ぞ知る人気のテンリュウのシーバスロッドSWATシリーズは、ある口コミサイトでもユーザーの方がおすすめされていました。
陸っぱりランガンにもウェーディングにも使える長さとして9ft前後を基本におすすめしている中でSWATの場合は842S-LMLが自分の中で
少ない装備で、ベイアリアをテンポ良くランガンするのにベストな選択だと感じました。
テンリュウのロッドは若干グラスが配合されており、カーボンだけでなはい粘る…何と言いますか表現の仕方がわかりませんが、カーボンだけのビシバシッとした感じではなく「まるで水あめ」みたいなジュワンッと曲がるのがいいんです!
アングラーズリパブリック パームス ショアガンエボルブ SFTGS-96ML
長さft(m) | 9.6 | ルアー許容重量(g) | 10~30 |
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自重(g) | 186 | 適合PEライン | 0.6~1.5 |
継数 | 2 | 仕舞寸法 | 149cm |
自分の釣り友がずっと欲しがっていて、遂に購入したのがちょっと異質な存在でマニアック!?なアングラーに支持されると思うアングラーズリパブリック・パームスのシーバスロッドがこちらです。
パームスの製品でシーバスロッド選ぶならこの1本。
文句なしのパワーを持った同じショアガンシリーズよりも全体にハリを持たせバッド部分を高弾性化しシーバス用にモディファイされた専用ロッド。
ガイドのセッティングも見直され小経化されていることから感度も向上しています。今回おすすめするロッドの中では長めのレングス9.6ftでこのパワーならリバーシーバスのウェーディングからサーフまでこなせます。
Gクラフト セブンセンスSR MJS-862-SR
長さft(m) | 8.6(2.62) | ルアー許容重量(g) | ~28g |
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自重(g) | 115g | 適合PEライン | ~1.2 |
継数 | 2 | 最適ルアー重量 | ミノー16g/バイブ12g |
カーボンロッドのシャキッとした高弾性ロッドが好きな方に定評のあるGクラフトのセブンセンスシリーズのセブンセンスSR。
同じシリーズのTRのモデルと比べると、十分高弾性なシャキッと感はあるもののSRのほうがややマイルドな印象です。
とはいえこの港湾、運河、小中河川で取り回しに優れた862-SRは、チタンフレームを採用するなどし贅肉を削ぎ落とし軽量化が図られ操作性を重視しているものの、ランカーにも耐えうる余裕を持って対峙できるパワーをもっている凡用性が高いベイエリア専用設計となっています。
粘る曲がるロッドが主流になっている昨今のシーバスロッドの中にあってGクラフトはこだわり派の玄人好みといえます。
シーバスロッドの選び方
ここまででおすすめのシーバスロッドをご紹介してきました。もう頭の中には欲しいロッドのイメージが渦巻いていることでしょう。
おすすめの商品は、陸っぱりメインの釣りを想定しておすすめの長さと硬さ(タイプ)で表記していますが、同じモデルでもほかにもラインナップがあります。
陸っぱりでも河川や運河、サーフや磯などではシーバスロッドに求める性能も異なってくることから、ここからはよりミドルクラスのおすすめモデルの中から、絞り込んで選んでもらえるようにシーバスロッドの選び方を解説していきます。
長さの選び方
ロッドの長さは、シーバス釣りの往年のアングラーたちが好んで使用したといわれるスタンダードの長さはジャスト9ftです。それはウェーディングを主体とした干潟や河川での釣りがメインの場合です。
陸っぱりランガン
この9ftをもとに、港湾部や河川の陸っぱりのランガンが主体の場合なら8.6ftが取り回しが良くて、目の前に柵があるような運河や、橋脚周りでも使い勝手がよくおすすめの長さです。
接近戦でもキャストがしやすいので、陸っぱりメインでしたら8.6ftがおすすめです。
ウェーディング
ウェーディング主体ならシャローで飛距離を伸ばしながら取り回しも重視し9ft~9.6ftがおすすめです。
大河川の河口や干潟なら9.6ftくらいあるとシャローを広範囲で探れるため、飛距離のアドバンテージは大きいです。
9.6ft以上になると、腰まで浸かったウェーディングのときにはキャストがしずらくなるので、このあたりまでがベストな選択だと思います。
ボートシーバス
超接近戦の護岸際やテトラをアンダーで狙うなら6.5ftくらいのバスロッドでも代用が可能。沖に出でキャスティングする場合でも7.5ftくらいが基準。
それ以上長いと船の上では取り回しが悪く、せっかく近くまで寄せて来てもらっている橋脚の際やバースの下にも狙いにくいので7.5ft前後がおすすめの長さです。
足場の高い磯やサーフシーバス
足場の高い磯やサーフからでは、飛距離も稼げるので10ft以上のロングレングスがおすすめ。
ただし長い長さの分だけ手元からラインの結び目までの間隔が広く、垂らしが長くなるなどキャストの時に気を付けなければいけないこともあるので取り扱いには慣れが必要です。
長ければいいというものでもなく、自分が扱いやすい限界までの長さがいいと思っていて、自分の場合は、自分の背丈や体力も考慮して長さを決めるようにしています。
硬さ(タイプ)の選び方
シーバスロッドはLから順にティップやブランクスの強度、弾性でタイプが分けられています。
柔らかく軽いものから順に
L(ライト)<ML(ミディアムライト)<M(ミディアム)<MH(ミディアムヘヴィー)<H(ヘヴィー))<XH(エキストラヘヴィー)
となっています。
アミパターンやバチ抜けなど微弱な吸い込みバイトの感度を乗りを良くするためにはLタイプが良く、磯ヒラやサーフから40g以上のジグなどをガンガン投げる際にはMまたはMHからが適していて、最もセンターで汎用性が高いのがMLタイプとなります。
どこで何をもって線引きされているのかは、メーカーによってさまざまで、同じタイプでも硬さや重さが違うものもありますたくさん存在します。
ルアー許容重量
硬さのタイプの表記はだいたいどこのメーカーでも同じくらいですが、このタイプによって使えるルアーの許容重量は若干メーカーを隔てて差があります。
ここは一つの目安として見ておくべき箇所だと思います。
表示してある重さに耐えうる強度ということではなく、キャストできる重さです
たとえばいちばん一般的なバーサタイルロッドにありがちな7~35gという表記ならば軽くて7g以上、重さが35gまでなら飛ばすことができますよという意味です。最小の数字よりも軽すぎてもちゃんと飛ばせないということです。
しかしメーカーによってはこの最大の重さギリギリまでの重いルアーだとはじめからしなりすぎて操作がしにくいものもあります。
最大で使用できる(無理しない範囲で釣るため)ルアーの重さは大体、数字の8割前後と覚えておくと無難な判断ができます。
ソリッドティップとチューブラー
ティップとはロッドの穂先のことです。ロッド全体の1/4分の最も先端の部分です。
この部分のつくりが、一般的なロッドはチューブラートップといわれ、中が空洞になっているためにつくりが太く張りがありしかも軽いです。ルアーにアクションを入れやすくアタリに対して積極的に掛けていくようなシーバス釣りに向いています。掛け調子といわれることもあります。
その逆でソリッドティップが、中が素材で詰まっているつくりでチューブラーと同じ強度を持たせても細くできます。若干重たいですが見た目の細さに反し感度はバツグン。低活性時のシーバスの微細なアタリにも追従しフッキングしやすいです。いわゆるオートフッキングや乗せ調子と言われるシーバスロッドに用いられます。
シーバス釣りではどちらのティップがいいというのは、ありません。バチ抜けなど軽いルアーを動かし吸い込ませる場合はソリッドティップが適していますが、初心者が最初の1本に選ぶのには不向きです。
一般的なチューブラーでレギュアラーファースト、ML(ミディアムライト)のロッドを選んでおいて間違いがありません。
シーバスロッドを流用が可能なエギングやライトジギング
シーバスロッドは8.6ft~10ftという長さで操作性、遠投性能ともに考えた時にいくつか制約があるものの、他の釣り種のエギングや最近人気の高いライトジギングに流用できることがわかっています。
下記に応用できるシーバスロッドの選び方からおすすめまでをご紹介しています。
エギングやライトジギングとの兼用も検討している方は参考にしてください。