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秋のアジングの釣り方|パターン攻略やポイント選びとおすすめタックル

秋アジングはご存じ1年中でもっとも良型の数が釣れる先輩アングラーが認めたハイシーズンになります。

アジ釣りの楽しさを味わうためにこれからアジングをはじめる人にも秋はおすすめの時期。食材としても旬を迎える秋に庶民の釣りターゲットとして狙うアジングの釣り方からおすすめタックルなどをご紹介します。


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秋のアジングの特徴

画像: PhotoAC

四季があれどアジングでは秋がハイシーズンと呼ばれる所以がいくつかあります。「釣れる時期!?」といわれる秋のアジングにおいて少しでも多く釣り上げることができるように、あとでご説明する釣り方などの理由付けにもなっている秋のアジが持つ生態や特徴を紐解いていきます。

 

メインベイトは小魚

画像: PhotoAC

秋以外のほかの季節ならプランクトンやアミなどの小型の生物を主食にしているアジも秋になると、同じようにシーズンとなる小いわしなどの小魚を主に食べるようになってきます。

小魚の群れを追って接岸してくるので、沖合に出なくとも陸っぱりからでも比較的釣りやすくなる時期に入ります。
 

20cm以上の良型が狙える

画像: PhotoAC

これまでの夏の時期は小さい小アジの数釣りが楽しめました。秋からはそれくらいバンバン数が釣れるという状況では決してないものの、主食の餌の大きさが大きくなることから他の季節よりも一まわりサイズの大きいアジが多く比較的簡単に良型を望めます。

これまでよりもサイズアップを期待できることが秋のアジングの魅力でもあります。あなた自身のアジングの記録更新も容易。ビギナーズラックでいきなり尺アジなんていうことも…期待ができるシーズンが秋のアジングです。

 

秋のアジは食べても美味しい旬を迎える

画像: PhotoACfigcaption>

秋のアジングでサイズアップが図れ釣りやすくなるというのは良型のアジの群れが多発するだけではありません。この時期のアジは食材としても旬を迎えます。

秋になると同じ種類の青魚に分類されるアジのベイト(餌)になる小魚のコイワシなども同様に旬を迎えます。…ということはこれを主食とするアジもまた脂がのり身が美味しくなります。

秋のアジングはそれを楽しむアングラーはもちろん、食す人たちにとって料亭や飲食店でも旬メニューとして重宝れます。

秋のアジングパターン

画像: PhotoAC

パターンを認知できているだけでも格段に釣果に差が出てきます。秋のアジングのベイトパターンは小魚です。

小イワシを主に小魚がメインベイトとなる秋のベイトパターンは、その群れをアジの群れが堤防などの岸壁の浅瀬まで追い込んで捕食します。アジがいるレンジ(水深層)より浮いていることが多く目視でベイトの群れの有無を確認できることもあります。

小魚は群れで動いているため、それらを追ってきているアジがいる場合パターンにマッチした釣り方をしていれさえすれば一旦そのパターンがハマると数釣ることも可能になります。小魚についているアジがいると比較的釣るのも簡単になります。

アタリは明確

これまでの季節のサラサラッとした微弱なアタリではなく小魚についているアジの場合はアタリもスコ~ンッと抜けるようなわかりやすいアタリになります。

アジが今までの季節で主食にしていたアミなどよりも大きい小魚を、貪欲に大きく吸い込むためです。これを感じ取れたら即アワセが秋アジングのアワセの基本です。

状況別秋アジの釣り方

画像: RC fishing

まずはポイントに到着したら近隣からメインベイトの小魚の存在を確認することが先決になります。ベイトが確認できるようであればアジは小魚を追ってきている場合、表層を見上げていることが多いので上のレンジから探っていきます

同じレンジで5~6投してみてそれでも一度もアタリがなければ、そこから徐々にミドルレンジ(中層)、ボトム(底付近)へと全レンジをくまなく探っていきます。

 

小魚に付いたアジ

小魚の存在を確認出来たら、アジが付いていると仮定します。小魚の群れを追ってきているアジは小魚の確認できたレンジの下にいますので
表層より少し下からレンジを切りながら探っていきます。

 

ベイトは確認できるが…

ベイトは居ても、それを追ってきているアジが着いていないこともあります。また表層にベイトはいるのに水温がまだ下がりきっていない場合などは上を見上げずにボトムに居着いて、普段通りアミやプランクトンを捕食している場合もあります。

その場合アタリは、当然のごとくこれまで通り微弱なアタリとなります。

その場の状況を把握することは早く釣果を出せるともに、無駄な時間を浪費せずに短い時合の中で数多く釣果を引き出せるようになります。そのためには短時間でレンジを切り分けてくまなく探っていくことが重要なカギとなります。

秋アジの釣りやすい時間帯とポイント

画像:Pixabay

水質はクリアな場所、濁っていたり赤潮などが発生している場合はベイトもいないことがほとんどなのでそういった状況ではそのポイントは見切って即移動です。

秋のアジングおすすめタックル

特に秋アジング用として特別なタックルをわざわざ揃える必要はありませんがこの時期特有のパターンに合わせた仕掛けは最低限必要です。

また秋のアジングで釣れる普段よりサイズの大きい個体だけに狙いを定めるなら、不意の大物に耐えられるようなロッドや、太目のラインが使えるリールなどベテランのようにとまではいかないまでも仕掛けや釣り方でタックルを分けて準備しておくのもひとつの手でしょう。タックルコレクションを増やすのは釣り好きの醍醐味でもあります。

 

ロッド

良型のアジが望める秋だからといって特別なロッドは必要はありませんが、アジング中級者以上の方ならバリエーションを増やす意味で2本目や3本目のロッドとして購入は大いにありです。

ワームを使ったジグ単は元より、多少テクニカルで初級者がいきなりとはいきませんがミノーやペンシルなどプラグルアーを使った釣り方も有効になる時期なので、アジング用のプラグ1.5g~5gくらいまでのプラグが扱いやすいロッド(ULタイプよりLタイプ)は選択肢になりえます。
ダイワ 月下美人 アジング 611L-S


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ライン

秋のアジングでもラインは普段と同じく縦の伸びに強く感度に優れたエステルラインが主流になります。

強いてラインを変更するときがあるとすならば、小魚ベイトパターンに有効な小型のプラグを使うときくらいです。この場合はエステルよりも強度が高く水中で浮き、飛距離も出やすいプラグにはPEラインがおすすめです。

号数は0.2~0.3号のPEラインがちょうどよくプラグ以外にも遠投目的で飛距離が望めるキョロライナリグにも、エステルのようにアワセ切れや高切れしたりせずフルキャストが可能になるためPEラインは有効です。
ティクト シノビ エステル ブラック

 

ジグヘッド&ジグ

秋のアジングで多用されるジグヘッドの重さは水深や流れによって変わりますが、1.5g程度を基本軸として、1.8gや2g、2.5gくらいまでを使用します。

下記のほかのページでもアジングジグヘッドについて詳しくお話していますので秋アジングからはじめる初級者の方は合わせてご覧ください。
odz レンジクロスヘッド

 

ワーム

秋アジのように主となるベイトが小魚になる場合、魚系に似せたピンテールやシャッドテールなどのワームが多用されますが中でもピンテールは特に有効。カラーを変更しさえすればボトム付近でもアミパターンとしても使える一石二鳥の優れものです。

秋アジングのおすすめピンテールワームは、問答無用のこのふたつ!必須です!
レイン アジリンガー
言わずと知れた釣れるアジングワームの筆頭株。特にアミパターンの時は効果絶大で、これで釣れなきゃそこにアジは居ない!とまで言われる有能ぶり。

けどこれがまた小魚を模したベイトパターンにも効く。

小ぶりなボディのピンテールながら深めのリブが入っており波動がよく出るので外光が届きにくい中層より下のレンジでもアピールさせやすい。

水温が下がりきらずに酸素が薄い状況ではまだアジがベイトのいる表層近くに浮いてきていない状況下でもこれさえあればワームチェンジなしで下のレンジまで使える。

ガルプ ベビーサーディン
このベビーサーディンももはやアジング界では説明不要の名器。アジだけでなく小魚や虫系を主に捕食している根魚にも有効で穴釣りにもよく用いられる。

秋のベイトの小型の魚の動きを充実に再現した特有のアピール力と、専用のニオイ付きオイルに浸された味覚!?がいったん口に入れたら吐き出させない効果も発揮していると思われます。

釣り道具屋の店員さんが“エサより釣れるのであまり教えたくない…”と言わしめたほどの誰もが認める実力を持つ。一家に一台的なアジングアングラーなら1色は持っていても損はないワーム。

秋のアジング釣り方まとめ

アジングにはどの季節にも四季折々のパターンがあり釣り方や楽しみ方が異なります。秋の季節のアジングはほかの3つの時期よりも大きいサイズのアジがアベレージサイズとなるため狙いやすく、比較的アジング本来の釣りを楽しみながらマスターするためには非常に良い時期だと思います。

これからアジングをはじめようと検討している方にも、小さいサイズだけど数釣りが楽しめる夏に引き続き、秋のアジングはまだまだおすすめの時期です!


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