マルジンから発売されたUKBP ビッグペン150Fのインプレです。
開発段階から噂を聞きつけ「これ釣れそう!」と思っていたので発売開始とあわせて即入手。何度か使ってみて驚くほどよく飛ぶ抜群の飛距離とドッグウォークしやすい操作性など近年まれにみるトップペンシルの秀作でした!!
インプレを通してUKBP ビッグペン150Fの魅力をお届けします。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
往年のトップペンシルを連想させる基本デザイン
最近出ているビッグベイト系のトップペンシルによく見るスライド系?ドッグ系の形状とは一線を画すデザインは
今でも自分はバス釣りのときに使っているトップペンシルのへドンの”スーパースプーク”に似てて、
これを最初にマルジンの公式ホームページで開発段階の写真を見た時に、見ただけで
「こりゃ、釣れるわ!」って思ってました。
スーパースプークの前身であるオリザラのことはよく知りませんが、モチーフにして開発が進んでいたようです。
テール部分に掛けて細くなっているスーパースプークに対して、
UKBP ビッグペン150Fは現代のPEラインでの操作性を向上するためにテールまで一定の太さになっています。
長さ | 重さ | フック |
---|---|---|
150mm | 43g | #1/0 |
好きな浮き姿勢
帰ってきて写真見てロゴが逆向きでしたねwwびっくりしましたww
話がそれましたが、この浮き姿勢を見てください。ほぼほぼ水平です。
これは自分が好きなルアーの姿勢です。
トップ系のプラグって、水平に近いか、尻下がりのどちらかだと思うのですが、
尻下がりだとどうしてもダイビングペンシルぽい動きになってしまうし、
ヘッドが向いてる方向に強くラインを押し込むようにして強めにアクションしないとちゃんと動いてくれないので
ポッパーにしても、トップペンシルにしても浮き姿勢は水平のほうが操作性がよいと思っています。
また、下からシーバスなどターゲットの魚が見上げた時に見切られにくいと思うので、
ドッグウォーク続けなくても、
途中ポーズを入れたり、ストップアンドゴーとか”止め”の釣りも効くと思っています。
随所に感じる徹底された拘り!
フックにはマルジンの嶋田さんが拘った特注のサムライフックが搭載されています。
通常の既製品ルアーに比べて原価が高くつくらしいのですが、
このフックへのこだわりは以前にブログで嶋田さんがこう言われてました…
小さな会社ですが、出来る事は多少無理してもやり遂げたい
出典:嶋田仁正|fimoブログ
強い信念を感じます。この言葉に尊敬しかない!
なんか、ほんと「釣れる人、それを広めようとする人、それが出来る人」って
やっぱこういう人なんだろうな~と思う今日この頃。。。
使い始めて5回目の釣行が終わったあとくらいに気づいたのですが、
目玉もなんかほかのルアーとは違いますね。
マルジンのマークにも見えます^^
UKBP ビッグペン150F実釣インプレ
それではいざジッチョウ!
圧倒的な飛距離!
見た目に反してめちゃくちゃカッ飛ぶ!!
まず投げて見て、一番驚いたのは「え~ッ」と思わず声が出るほどの飛距離でした。
写真をご覧ください!
てッ、肝心のデプスチェッカーの数字とUKビッグペンを一緒に撮りたかったのですが、
最近のスマホは自動的にいい感じに背景がボケるwwのでこんな仕上がりになってっますけどw
これPE4号、8フィートのベイトロッド、DCじゃないリールでも軽くキャストしてこれくらい普通に飛ばせます!!
ビッグベイトゲームとしては十分過ぎる飛距離です。
重さは43gしかいないんですけど、70g~100g越えのビッグペンシルよりも飛びますし、
おそらくライバルとして今後比較されるであろう同じくらいの長さと重さの
アマペン(160mm、43g)と比べても飛距離は比較になりません!
ベイトタックルでこれだけ飛ぶので、当然スピニングでもめちゃくちゃ飛びます。
スピニングでの飛距離は測っていませんが、70mは優に超えてると思います。
チャラいサウンドw
軽やかな高音でアピールするチャラ男!?
自分のUKBP ビッグペン150Fには名前が付いてます。
「チャラ男」といいます!
よろしくお願いします!!
ラトル音が付加されている、いわゆる音でもアピールするタイプのトップペンシルなのですが
何度か使って、釣行後に洗浄し、干してる最中に気が付きました、
「なんか、コイツちゃらいな」と…www。(誉め言葉)
ボーン素材とタングステンボールによる高音域のサウンドで、
カラッ、カラッとか、ガラッ、ガラッという感じの低音ではなくシャラッ、シャラッ(チャラ、チャラw)という乾いた音質です。
夏に薄い短パンのポッケに小銭入れて歩いてる感じですww
低い声で話す渋い二枚目とは違い、高いキーでよく喋るチャラ男ですw
常にうるさいので、アピール力は抜群だと思います!
ポイントに着くまでの間、今日は静かなだな~と思ったら家に忘れてきてたりww
タックルバック越しでも、これがあるとないとの判断が音で出来るほどです。
群を抜くドッグウォークのしやすさ
他に類を見ない飛び抜けた操作性
率直にいいます。このドッグウォークのしやすさは、おそらく随一です!!
操作のしやすさ=ドッグウォークのしやすさを謳っているトップペンシルもたくさんありますが、
これほどのもは未だ体験したことがありません!
これまでドッグウォークのしやすいトップペンシルの代表格である(と思っていた)メガドッグよりも、
さらに軽い操作感でアクションします。
リールのギア比や最大巻取り長にもよりますが、HG、XGならば半回転くらいのリーリングジャーク(デジ巻き)だけで、左右に首振ります。
スピニングでビギナーでも簡単にドッグウォークできると言われるトリックアッパーR 105Fと比べてもその操作性の良さは比ではありません。
タイプ的にいうとUKビッグペンはほぼ水平姿勢で波紋を出しながら水面をスライディングするタイプで、
トリックアッパーはどちらかと言えば直立立ちでアクションがダイペンに近いタイプなので、操作のやり方も違うと思いますが、
より初心者でも動かしやすいのはUKBP ビッグペン150Fなはずです。
スピニングでもキャスト可能
重すぎず大きすぎないちょうど良いサイズ感
もちろん重さが43gなので、MまたはMH以上のスピニングタックルでもキャストが可能です。
自分自身もスピニングでの釣行時に持って行って使いましたが、キャストするにはなんの問題もありません。
さらにUKBP ビッグペン150Fは、半回転ほどのリーリングだけできれいにドッグウォークするので、
飛距離を出せる長いレングスのスピニングでびっくりするくらい遠くへ飛ばして、
長い距離(広範囲)をドッグウォークするにもロッドを動かす必要がないので疲労感が軽減できます。
【ベイト】
ロッド:シマノ 21エクスセンス ジェノス B80H/RF
リール:シマノ 22カルカッタコンクエスト 201XG
ライン:バリバス キャスティングPE SMP 4号
リーダー:バリバス オーシャンレコード ナイロン 50lb
【スピニング】
ロッド:ヤマガブランクス バリスティック 96MMH
リール:シマノ 21ツインパワーXD C5000XG
ライン:シーガー 完全シーバスPE 1.2号
リーダー:シーガー プレミアムマックス フロロ 6号
強いていうなら…
これ、ここで書くか書かないか迷ったのですが、
自分の記事はメーカーでもプレスリリースでもなく、一般ユーザー目線から忖度なし
ありのままをお伝えすることを目的としているので正直にお話します。
ナチュラムで購入して届いて開封前の写真です。すでに黒い汚れが付いてました。
おそらく鉄粉とか油脂系の汚れです。裏側にもこの通りついていました。
このような鉄粉とか工業系の油脂の汚れって
家庭用洗剤の中でもけっこう強めに汚れが落ちるウタマロでも落ちないんですよね…。
ものが良かっただけに、少し残念でした。
ただし自分は早く使いたかったのと、使ってみてあまりにも想像を超えた出来栄えだったので気にならなくなりましたwww
むしろこの汚れとできたフックサークルに愛着さえ沸いてます♥;
UKBP ビッグペン150Fまとめ
一番最初の開封時に落ち込んだ気分も、次の日釣りに出掛けてから
最近新しく出て使い始めたルアーの中でトップクラスの性能に触れ、心は晴れ晴れ!
結果オーライです☆彡
このルアーのすごいところをまとめると
●本当のドッグウォークのしやすさ!
●シーバストップ初心者に絶対おすすめ☆彡
●アピール抜群の高音域ラトル音
スピニングで扱えるくらいの重さだし、トップペンシル初心者の方でも扱いやすいと思います。
マルジン UKBP ビッグペン 150F