バリバス アバニ キャスティングPE SMPのインプレです!!
誰もが憧れるヒラマサやマグロ、GTなど大型魚を狙うキャスティングゲームはもちろん、
昨今ではビッグベイトゲームのPEラインとして使用されることも増えていて使用しているアングラーの幅が増えてきた感があります。
人気の高い、抜群の信頼性を持っているバリバス アバニ キャスティングPE SMPのその性能と使い方を解説します。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
バリバスのアバニ キャスティングPE SMPとは
PEラインは横からの摩擦に弱く、耐久性もフロロなどと比べると劣化しやすいものでしたが、
このバリバスのSMP(SUPER MAX POWER原糸)の8本撚りによって、
従来のPEよりも耐摩耗性能と耐久性が200%以上も向上させることに成功したまさにPEラインの最高峰です。
ヒラマサ、マグロ、GTなど大型魚ハンターに絶大な信頼を得ています。
そういったビッグフィッシュゲームに挑む人たちは時間とお金に余裕がある人が多くて、
アバニ キャスティングPE SMPを使って釣りをしていることが、ある意味一種のステイタスになっている感さえあります。
それくらい唯一無二の存在なのです。
●高級PE(値段が高い)
●なんだかステイタスを感じる
バリバス アバニ キャスティングPE SMP
バリバス アバニ キャスティングPE SMPの2種類の使い方
オフショアでの大型ターゲットのキャスティングゲームのイメージが根強くありますが、
昨今のソルトウォーターでのビッグベイトゲームなど、
太いPEラインが求められるルアーフィッシングでアバニ キャスティングPE SMPの存在が浮上してきています。
大型魚狙いのキャスティングゲーム
このクラスの釣りでは最強と言っても決して過言ではないレベルです。
強度としなやかさだけで言えば、他にも適したラインはいくつかあります。
ただアバニ キャスティングPE SMPが選ばれる理由があるのです。
その辺の魅力については、あとでインプレのところで小出しにしていきますw
ベイトタックルでビッグベイトゲーム
今、ソルトウォーターの釣りは、ルアーの大型化傾向があり、
ことの発端となったシーバスのコノシロパターンのときのベイトタックルを用いたビッグベイトゲームのときなど、
重たいルアーのキャストに何度も耐えられる、太くて強靭なPEラインが要求されるこれまでとは違った使い方で選ばれるようになってきました。
ベイトタックルで3号以上の太いPEラインを巻くのには限界があります。巻けてもせいぜい100m前後です。
アバニ キャスティングPE SMPは300巻きなので、スプールに巻く際にデプスチェッカーなどを使い100mずつ3回に分けて使用するなどの方法で使えます。
値段が高いですが、シーバスビッグベイトゲームなどで3回分だとしたら全然高くはありません。
1回巻けばワンシーズンは余裕で持つので、むしろコスパがいいでしょう!
バリバス アバニ キャスティングPE SMPインプレ
それでは、ここからは実際に使用してみてからの実釣インプレです。
ほど良いコシとしなやかさ
太いPEラインはこれまでにいくつか種類を試してきましたけど、
先にも言った通り、もっとしなやかで飛距離が出そうなPEは他にあるのですが、
そうじゃないんです!
このアバニ キャスティングPE SMPは強くて十分なしなやかさは持っているんですが、
適度なコシがあるんです!!
ハリが少なくしなやか過ぎるPEは
重たく大きいルアーの使用時にエアーノットが出来やすくて、風の強い場面などでガイドに絡んでそれに気づかずにフルキャストしてしまうなど
ライントラブルの元になります(経験済)
バリバスのアバニ キャスティングPE SMPは適度なハリとコシを備えているためこれまで一度もエアーノットに悩まされたことがありません。
バックラッシュが解きやすい
ほど良いコシがあるせいで、ベイトタックルで使用した場合にバックラッシュしてしまったときに解きやすいです。
某PEだとしなやか過ぎて海水に濡れて重みを増してライン同士が張り付く感じになって中々ほどけなくて、
太いのでほぐす指先がだんだん痛くなるほどですが、
アバニ キャスティングPE SMPの場合、適度なハリがあるためダマになりにくく簡単にほぐれます。
ま~…バックラッシュする度合いにもよると思います。
意外と視認性がよいステルスグレー
水中でのラインのカムフラージュ性を高めるステルスグレーが採用されているため
ド日中の太陽光が差し込むデイゲームでさぞかし見えにくいのではと思いましたが、これがなんのその
海面から出ている先端までけっこうしっかり見えます。
昼間でこれだけ見えるので、ナイトゲームでアングラーからの視認性が悪いはずがありません。
徐々に糸鳴りがしてくる…
批判を恐れずにいうと、ほかのしなやかさを売りにした某PEとかと比べると
使っている間にガイドを抜ける際に糸鳴りがしてきます。
コシが強い分、コーティングが薄くなるとガイド抜けはあまり良くない気がします。
ただ…アバニ キャスティングPE SMPは独自に開発された特殊コーティングが施されており
最初のうちは、表面がツルツル☆彡
段々と使っている間にコーティングが薄くなり、釣行後にリールを洗浄することでも剝れていくのだと思います。
この時点でも、毛羽立ちがでてきたり強度の劣化はまったく感じらません。あくまで表面の問題だと思います。
滑りを保つためにはスプレー
最初の未使用のときのコーティングを長く維持したいのであれば、
バリバスから発売されているPEコーティングスプレーの使用をおすすめします。
自分でスプレーを使ってコーティングし直すタイミングの目安はガイド抜けするときの糸鳴りで判断するのが適切だと思います。
バリバス ラインコーティング剤 PEにシュッ! プロ仕様
人気のPEコーティング剤の「PEにシュッ! 」のプロ用上位ヴァージョン。SMPあたりを使う上級者にはこちらをおすすめします!
バリバス アバニ キャスティングPE SMP結ぶ替えの目安
いくら強靭な耐摩耗性を備えているとはいえ、何度か釣行を重ねていれば当然劣化していきます。
それがいちばん顕著に表れるのがリーダーとの結束部分です。
上の写真をご覧ください。リーダーとの結び目の境目だけが重なり合っていた原糸がほどけてきはじめています。
こうなってくると釣行時に高切れするのも時間の問題…。
こうなったら弱くなってきている箇所までカットして、ノットを組み替えましょう。
またバリバスからは、ノットを組み終えたあとに結び目の強度を持続させるためのコーティング剤があります。
これ、ジギングのときにもけっこういいです。スプレーしとくと気持ち的に安心できます。
バリバス 結びにシュッ! 50ml