IL Pescaria

エクスセンスジェノスB80H/RFインプレ|メガドッグなどビッグベイト用のロッドを実釣体験!

エクスセンス ジェノス b80h rf インプレ

エクスセンス ジェノス B80H RFのインプレです。

ルアーが大型化している昨今のシーバスシーンで特にメガドッグやアマペン、ジョイントベイトなどのビッグベイト系ルアーを使ってランカーが狙える秋にうってつけのベイトロッドです。

その進化した性能を実際に購入して何度かに分けて実釣したあとの感想です。

エクスセンスジェノス B80H RFのインプレで購入をご検討の方の後押しになれば幸いです。




この記事を書いた人

エクスセンスジェノスB80H/RFの特徴


シマノのシーバス釣りに長けているプロインストラクターの凄腕の面々が、個々にシーバスシーンに求めるロッドの性能を具現化してつくられたジェノスシリーズ。

ベイトキャスティングモデルは2021年に登場しました。

その中でも唯一~MAX100gのルアーまで投げられる強靭な仕様になっているシリーズ中最強モデルが

嶋田仁正(マルジン代表)さんが監修したB80H/RFです。

B80H/RF主要証言
長さft(m) 8.0(2.44) ルアー許容重量(g) 14~100
自重 157g 適合ライン(号) 2.0~4.0
継数 2 カーボン含有率 99.6%

 

ビッグベイト用としては最軽量


ビッグベイトを投げる専用のロッドを思い浮かべてみてください。

ショアキャスティング用でもいいです。思う浮かべてみてください…。
どれもパワーファイトは折り紙付きですが、やっぱ心なしか重いんです・・・。

大体300g前後の重さはしています。

けどB80H/RFは、~100gクラスのビッグベイト(ジャイアントベイト)もキャストが可能なロッドでなんと自重は157gしかありません。

写真はリールシートの部分ですが必要最低限に、余分な肉付きは排除されています。

ただしビッグベイト用なので軽いロッドだとルアーに振り回されてしまうようなことに成り兼ねないのですが、このB80Hは軽くてもブランクスとバッド部分にパワーがあり計算つくされています。

「軽さと高い剛性は比例しない」と言われていた時代は、もはや現代においては通用しなくなってきてます。

 

ブランクスをさらに強靭にするワン&ハーフジョイント


そして注目すべきB80H/RFの特徴の一つとしてあげられるのがショアジギロッドを彷彿させるほどの太っといブランクスと
ワン&ハーフジョイントです。

通常のワン&ハーフの場合はバッドグリップに近い側で2ピースになっているわけですが(ワーシャなどがそう)これはロッドの中心部近くでバッド側が長めに取られています。

このようにロッドのブランクスからバッド部分にかけてのちょうど中心位置に繋ぎ目の補強を持ってくることで根幹ががっちりと安定し強度の高いロッドに仕上げられています。

また、こうすることでこの後解説するパワーとは相反する「繊細なティップ」とのバランスをもたらしています。

 

ヘビータイプのロッドなのに繊細なティップ


ビッグベイト用のロッドというとガチガチに硬くてランカーサイズ掛けても中々曲がらないロッドのイメージがあるけど、このロッドは違います。

ビッグベイト用ロッドとしてはティップは柔らかめにセッティングされています。

ティップが入るのでミノーの巻きにも楽、硬すぎず15g位の軽いルアーからキャストもできるし、50㎝クラスのフッコサイズでもしっかり曲がってくれるので、

微弱なバイトでもティップが入ることでフッキングもしやすくバラシが軽減されます。

キャストしやすくて、掛けやすく(乗せやすい)、バラシ難いというビッグベイト用ロッドらしくからぬ性能をもB80H/RFは持ち合わせています。

 

大きめのガイド搭載


写真は元ガイドのみですが、ガイド全部がまるで対モンスターを考えたワールドシャウラ並みに、ひとつひとつ大きいガイドがセットされています。

これはビッグベイトの使用や、オフショアでのキャスティングなど太いPEラインを用いた時のノット部分のガイド抜けが良いので好印象。

またオールダブルフットガイドので、剛性もバッチリ!!

大きくどっしりとしたガイドなので、少々のことでは曲がったりクラックしたりはしない安心感があります。

 

ちょうどよいレングス


レングスも8フィートと、あまり遠投を必要としないビッグベイトゲームでちょうど良い長さであり、

これくらいだとぎりぎりボートシーバスでも取り回しが良い長さです。一番良い長さだと思います。

 

ルアークリップが標準装備


リールシートの5センチほど上に標準装備となっているルアークリップ。

これ別になくてもいいよという人もいると思いますが、

ベイトロッドの場合ガイドは上、ラインが下がるのは下です。

ルアーを結んだラインはロッドの下に通してこのクリップにルアーを掛けて持ち運べば、無駄なガイドへのライン絡みも少なくて済むのでリールの反対側にこれがあるとだいぶん便利になります。

エクスセンスジェノスB80H/RF実釣インプレ

それではここからは、ビッグベイトを用いてシーバス釣行した実釣インプレです。

おおよそシーバスシーンで人気の高いルアーをセレクトして試投してきました。

 

軽いのに安定感のあるブランクス


リールをセットし、ルアーをつないでまず利き手にさげてみた第一印象で驚いたのはその「軽さに反する安定感」です。

バッド部の太さによるものなんでしょうか?

軽いけど重ためのルアーをセットしても持ち重りすることもなく、

投げてみてもよく曲がりしっかりとロッドにルアーの重みが乗せられる柔軟さもあるのにドンと構えた安定感があります。

手元がブレることはほとんどないです。

 

B80Hでメガドッグは投げられる?


このロッドを購入した際にいちばん多く聞かれた質問が「メガドッグ投げれる?」
これでした。

本来メガドッグでは重さが130gあるので、MAX100gまでがキャスト許容重量のB80Hの場合スペックオーバーとなってしまうため厳しいと思います。

シマノのロッドって、自分の印象だと表記してあるルアーのキャスト許容重量の7がけ、もしくは8がけくらいまでがマックスな印象なだし、

またB80Hの場合、ティップが柔らかめの設定なので、他のメーカーのロッドならば1割程度のオーバーくらいなら許容範囲でキャスト出来たりするもんなんですけど、

B80Hでメガドッグはメガドッグ180(またはメガドッグX)にとどめておいた方がロッドのためだと思います。

・・・ちなみにあの嶋田さんはマルジンのオフィシャルページでB80Hで150gまで投げてるっておっしゃってました。

ま~プロなのでロッドに負担かけないようなキャストも上手でしょうから、

どうしてもメガドッグ投げたいのならご自身の判断でお願いしますww

素人にはキャスト可能な許容重量の範囲は守った方がロッドの破損につながりませんし安全でしょう。

メガドッグ180であれば重量が72gですから、180であれば余裕をもってキャストが可能です。ちょうど範囲以内だと思います。

ちなみにメガドッグ180の飛距離は

インプレ釣行時に持って行ったルアーで最重量なので、デカいですけどこれが一番かっ飛びますww

 

定番ジョイントベイトは楽勝OK


ジョイントベイトをビッグベイトと言っていいのかどうかは別にして、

シーバス釣りでビッグベイトゲームが流行る以前からシーバスシーンで最も使用されていたであろうジョイクロと

現在自分のイチオシのダウスイ180を用いましたが、

B80H/RFでは、この2オンスクラス(約56g)のジョイントベイトはもはや敵なし!!

キャストも十分飛ばせるし、パワー感というか、強い安定感があるのにポーズをとったり、軽くトゥイッチを入れたりする操作性が抜群にいいです。

以前はバス釣り用のXHクラスのベイトロッドでやっていましたが、単に力だけ強くて硬いだけのロッドと比べて格段に操作性はアップしました。

 

ジャーキングやドッグウォークも思いのまま


タラタラ~とゆっくり巻いてくることの多いS字系ジョイントルアーと違い、ローリングアクションやバイブレーションをするダヴィンチの強烈な手元に伝わってくるブルブル感も、

全然リトリーブを邪魔するほど嫌な感じはなく、なんて表現したらいいのか迷いますが、
感度も殺さずにロッド自体が自然に受けとめている感じです(汗);

背中のアイに通してロッドを立てて水面で小刻みにラインだけを揺らしてキラキラアピールする通称ダビストも思いのままです。

 

心地良いキャストフィールと


長めに取られた極太のバッドの安定感と、よく曲がるティップの相乗効果で空気抵抗の多いビッグベイトでも気落ちよくキャストができます。

高切れが怖くて最初フルキャストは躊躇していましたが、ほんとに気持ち良くビッグベイトを投げられます。

自分がもっともよく使うルアーでもあり、実釣の中でも最もよく飛んだルアーがアマペンでした。

 

軽いルアーもOKな軽快さもあり


B80H/RFはビッグベイト用ロッドですが、スペック上は軽い14gからのルアーも扱えるという事でしたので、一応軽めの巻き物系ルアーを投げてみましたが、

先にお伝えした通り良く曲がりルアーの重みを乗せられるティップのキャストフィールと操作性で何も問題なかったです。

硬く重たいロッドでは信じれれないくらい“柔”と“剛”のバランスが非常に優れています。

嶋田さん監修なので、一応マルジンのガマダスも投げてみましたw

ラインとかリールのセッティングによるところも大きいとは思いますがHクラスのロッドでこんなスリムなミノーも、これがまた結構飛ぶんです!

それがB80H/RFの凄さです☆彡

インプレに使用したタックルデータ
ロッド:シマノ 21エクスセンスジェノス B80H/RF
リール:シマノ 22カルカッタコンクエスト 201XG
PE:よつあみ Xブレイド フルドラグX8 4号
リーダー:バリバス ナイロンショックリーダー 12号

エクスセンスジェノスB80H/RFインプレ総評


…あいにく実釣ではランカーシーバスに出会えませんでしたが…💦

めちゃくちゃこの秋にこのロッドで釣れそうな予感がしてますww

なんというか「パワーがあるのに軽い」

太く「強靭なのに繊細な操作も可能なティップ」

「ビッグベイト用なのに14gサイズの小型ルアーもOK」て、

同じジェノスシリーズの鈴木さんや辺見さんのベイトモデルには大変申し訳ないですが、もうシーバス用のベイトロッドはこれ1本でいいのではないかと思ってます!!

気になっていたみなさん、いかがでしょうか?

シマノ エクスセンスジェノス B80H/RF




モバイルバージョンを終了