暑い夏のエギングで夏イカを釣る攻略法を解説します。
けっしてシーズンオフではなく水温の上昇とともにイカの活性も上がる時期です。この夏ならではのエギングの釣りやすいポイントや時間帯、エギの選び方から釣り方までをご案内します。
エギングの夏イカ攻略のための特集です。
エギングでしか釣りをしたことなく釣り歴5年。友人に連れられ釣り初体験したのがエギングでした。その日に偶然釣れてしまい一気に魅了され今ではソファにアオリイカのぬいぐるみ。ロッドソックスはケンサキイカなど”イカれてしまった”エギングマニアです。初心者の頃にたくさん失敗した事~安定して釣れるようになった経験を基にみなさんに情報をお伝えしていきます。最近他の釣りにも興味深々!釣りの幅を広げたいと思っています。
夏に釣れるイカの特徴
私がエギングをはじめて何度目の夏でしょうか…ずっと春と秋の間はシーズンオフだと思っていてほかの釣りをしていましたが、夏でもイカは釣れるんです!!
水質の変化に敏感なことで知られるアオリイカですが実はイカは高い水温にも強くて、水温が高くなるほど活性が上がることも知られています。
水温が上昇すればそれだけエサになる小魚の活性も上がり回遊が増えるので、それを追ってイカも入ってきます。
また活性が高く実際に水温が30度を超すような猛暑の中でも積極的にエサにアタックしてきます。
エギングマイスターの川上さんによると夏は・・・
水温上昇による活性のアップが春よりもよくなり、数釣りが楽しめる秋よりもサイズが同時にアップするエギングするのに魅力的なシーズンであると言われていました。
だそうで、大きいサイズが狙えるものの数釣りはすこぶる厳しい春より数も狙えるし、秋イカは数は釣れどサイズはコロッケがほとんど…。その間のいいとこ取りをしたのが夏イカ釣りです。
夏のエギングの釣れる時間帯
夏場はデイエギング~夕マズメやナイトエギング
夏のエギングは釣っているアングラーも明るくてエギの動きが視認しやすいデイエギングでも釣れますが、私のように暑いのが苦手(日焼けしちゃうw)な方などは
朝夕のマズメの時間帯とナイトエギングがおすすめです。
夜は日中と比べると涼しくなり釣りもしやすくなる時間帯で、もともとが夏イカの活性が高い時期なので夜の暗がりでもアクティブにエサを追ってくるため釣れます。
こうしてみると夏のエギングは釣れる時間帯が長いと言えるかもしれませんが、その分、時間よりもこのあと説明するポイントや釣り方が大事になってきます。
夏イカが狙いやすいポイント
夏イカを釣るにはポイント選定が最初の必須条件です。
夏エギング攻略のポイントの選びには見つけるための3つの目安があります。これらを元に夏イカ釣行の場所を探し出してください。
アマモが密集するシャロー
産卵期とは異なり藻場にもいくつか種類がありますが、夏イカはアマモ帯の藻場に居着いている確率が高いです。
アマモはアオリイカが好む水が綺麗な場所にしか自生しないのである場所を見つけると、6月くらいで遅れて産卵をする親イカが入ってくる場所もあり一級ポイントとなります。
また私の良く行く場所は大きな港の波止場ですが潮が引くと1mを切るようなシャローですが近くに藻場や沈み根が点在している場所で、そういった場所で活性の高いイカが小魚を抱くタイミングを見計らいながら潜んでいます。
①潮通しの良いポイント
防波堤の先端だったり、外洋面に張り出した地磯の先っぽなど目の前を潮が流れる場所です。小魚の回遊もしやすく、イカは水がクリアな場所を好むため頻繁に流れにより水が動く場所は狙い目です。
潮の動きはじめるタイミングや潮止まりの直前などを意識すると釣れやすくなります。
要するに回遊待ちになるので、潮通しの良い水深の深い場所だけ狙う場合はそのタイミングだけを狙って行き、ほかの時間はシャローを歩き回って探っていったほうが釣れる確率がアップします。
サラシ
最後に見落としがちですが、水面に顔をだしている岩礁に波が当たって砕けてできる白く泡立っている場所をサラシをサラシと言い、その下にイカが着いています。
岩礁に隠れて、サラシが当たって払い出されるタイミングで小魚を狙っています。
釣り方は見えるサラシの奥へエギを投げて、サラシの手前でシャクってサラシの中から誘い出す感覚です。
夏のエギングの釣り方
夏イカ攻略はアマモの上などシャローの釣り方が多くなるのでシャローでのシャクリ方が基本になってきます。
シャローでの釣り方はサクッと素早くしゃくって一旦止めて抱かせるのがコツ。水深がないのでロッドを縦にしゃくることが難しい場合には、ロッドを横に寝かせてやれば上手くいきます。
また明らかに水深がある場所では、ボトムを意識しすぎずミドルレンジをキープしながら中層でしゃくって引いてくると活性の高いイカが追ってきます。
水深がわからなければ、一度ボトムまで沈めて底に着くまでの間を数えておいて、次に投げるときにその数の半分だけ沈めてくれば中層を泳がせることができます。
夏イカ攻略のエギの選び方とおすすめ
夏のエギングで活躍するエギの選び方について解説します。
夏イカのエギのサイズとカラー
夏イカは秋ほどサイズも小さくはなくシャローを攻略していくことが多くエサの小魚の大きさもそこそこあるので3.0号を基本にしてあとはカラーやタイプ違いで使い分けを行います。
私の場合、水深のある深場では3.5号にしています。
カラーについては私の場合はデイだとベイト系のナチュラルカラーとクリア系を中心に、フォローでブルーやグリーンを混ぜて選んでいます。
昼間のエギのおすすめについては釣り方などから詳しく別記事で解説しています。
一緒に参考にしてみてください↓
ナイトではナイトエギングの定番金テープに赤系を軸に、ピンク系に分けたり好みで選んでいます。
夏イカ攻略におすすめエギ
夏イカ攻略のポイントは多くはシャローなので、アマモ帯のシャローを撃つ時にはシャロータイプのエギがよく、浅瀬でもゆっくりと沈むことのできるスローシンキングタイプもおすすめです。
深場ではよく沈むディープタイプやダートタイプを用いるときがありますが、シャロー、ディープなどタイプがどちらかに偏っている場合、初心者の方はポイントの状況判断とエギの選択がわからなくなってしまうこともあるので、
ビギナーはまずスタンダード(ベーシックタイプ)があれば全然OKです!!
それでやってみてコツを掴んでいくのほうが釣果に近づきやすいでしょう。
私のおすすめのエギは下記のページでタイプ別に紹介しています。
ご興味ある方はぜひ↓
夏イカを釣るエギングまとめ
エギングで夏は春秋と比べるとあまり主立って話題になる時期ではありませんが、ほかのシーズンとはまた違った釣りが楽しめる季節です。
活性が高くなる時期なので、エギ(疑似餌)にも果敢にアタックしてくるエギンガーにとってまたとない大チャンスです!!
夏イカは釣れない…夏はエギングのオフシーズン…などこれまで諦めていた方はぜひ今年の夏は気になるポイントへ繰り出してみてはいかがでしょうか。