エギングの時間帯について特集です!
1年で一生を終えるアオリイカを餌木で釣るには、先にお話していた時期についての解説の通り、釣れにくいor釣れやすい季節がありました。
それと同じように1日の中の時間にも釣れやすい時間と釣れにくい時間が存在します。
ここでは、効率よく釣行するための釣れる時間帯について詳しくお伝えしていきます。
エギングでしか釣りをしたことなく釣り歴5年。友人に連れられ釣り初体験したのがエギングでした。その日に偶然釣れてしまい一気に魅了され今ではソファにアオリイカのぬいぐるみ。ロッドソックスはケンサキイカなど”イカれてしまった”エギングマニアです。初心者の頃にたくさん失敗した事~安定して釣れるようになった経験を基にみなさんに情報をお伝えしていきます。最近他の釣りにも興味深々!釣りの幅を広げたいと思っています。
エギングに役立つアオリイカの習性まめ知識
エギングで釣りやすい時間帯を解説する前に、エギングのメインターゲットのアオリイカの習性について少しだけお勉強しておきましょう。
このあと説明する時間帯が理解しやすくなります。
日中は沖へ、夜は岸に近い浅場へ
アオリイカは非常に視力が良く、かつ警戒心が強いといわれています。そのため水中まで日射しが差し込む日中は沖の深場へ逃げてしまうことが多くなります。
逆に、夜になると岸の近くの浅場にやってきます。
これには光や視界が原因になっているだけでなく、多少の大きなサイズのイカでも捕食してしまう青物の存在も影響しています。
午前中のうちに1日の食事の9割を食べ、その後夜になるまで徐々に食べる量が減っていくブリを例に考えてみると、そういった天敵から身を守るために日中は深場へ隠れていることも理解ができます。
雨後は釣りにくい?
アオリイカは体積のほとんどが水分で構成されていることから、水温の変化にも敏感です。
同時に海水の塩分濃度の変化を非常に嫌うので、雨が降って水が撹拌され塩分濃度や水温が急激に変わると釣れにくくなるとされています。
回遊性がある
アオリイカにもひとつの場所にずっと居る居着き型と、エサを追って回遊している回遊型がいます。
個体差があるのでどちらの割合が多いとか、どちらが釣れるというものではなくこの章では
アオリイカの中には回遊型がいるということを覚えてもらえればいいです。
あとで、エギングの釣れやすい時間帯を覚えて頂くときに納得のいく理由づけになります。
エギングで釣れやすい時間帯
イカは魚ではありませんが、他の釣りと同じようにいちばん釣りやすい時間帯は朝マズメと夕マズメになります。
朝夕のマズメはいちばんアオリイカの活性が上がる時間帯とされています。
ざっくりマズメとは
日が沈む前後1時間ほどの時間帯を夕マズメ
と、釣り用語で表現します。
マズメはエサを食べる、いわゆる人間でいうう食事の時間帯にあたりエギなど疑似餌を使った釣りでも有効になる時間帯とされています。
面食らうほど釣りでは当たり前のように感じた方?すっ飛ばさずに聞いてください。
ここから説明することがエギングの時間帯で大切になってきます。
釣れやすい時間帯は朝マズメ!
マズメを意識し合理的に釣る時間帯の決め方
この中でも朝マズメは特に釣れやすいと言われています。
釣れやすい朝マズメの時間帯を、もっとわかりやすく説明すると…
エギングのシーズンである春と秋の時間帯を例にした場合、春と秋は1年間の中で日の出日の入りともに時間が早くなる季節なので、それを考慮にいれるとおおよそ
が目安となります。
その日の、日照日没時間を潮汐表や天気予報で事前にチェックして確認しておくと時間帯の目星がつけやすくなります。
また
朝マズメは、マズメのはじまる2時間前から
がもっとも理想的な時間帯とされています。
こう考えると結構釣りやすい時間帯が長いこともわかりますね。しかも朝がはやいww
しかし単純に朝マズメの時間帯が釣れると推奨していても、その日の天候による海面や水中の状況、また潮の満ち引きのタイミングなども加わるので、一概にこの時間帯だけだとは言い切れない日も出てきます。
風が強く波が高い日は深場へと隠れたままの時もあり、そういった場合には潮汐表などで、天気や風の動向を確認して、状況が落ち着く時間まで待って、マズメの時間帯をずらして行ってみるといいです。
雨が降った直後は水も濁っているので、海水の塩分濃度も水温も落ち着くまで丸1日くらいは様子をみたほうがいいと私は思っています。
夜にエギングする場合の時間帯
朝マズメの時間帯がべすとだとここまでご説明してきましたが、現在エギングしている人の時間帯は夜か、休日の日中に釣行する人がほとんどです。
仕事の終わったあとと考えると夜行くひとが多いと思います。
さきほどのマズメの時間帯を軸にすると夜エギングで釣れやすい時間は
頃が目安になります。
また先に説明した朝マズメの理論でいうと逆に夜は
夕マズメの終了時間後2時間まで
が、もっとも釣りやすいゴールデンタイムとなります。
この時間帯を狙って、天気や潮汐を確認して釣行計画を練ってみてください。
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マズメ以外で選ぶ時間帯の目安
マズメの時間帯が一番釣れやすいとしても、休日の日中にしかエギングができない人とかその時間帯に合わせられない人もいます。そういった場合には潮汐を軸にして時間を考えてみることをおすすめします。
アオリイカは、ポイント選びにも左右されますが、結局のところベイトの有無によっても変わるために潮が満ちていようが、干潮の浅場だろうが釣れるときは釣れるのですが
私の経験上
この時間帯がいちばん釣果を上げられています。
マズメの時間帯に行けない人は、この上げ潮のタイミングから満潮の潮止まりあたりの時間を絡ませて行くと釣りやすいと思います。
満潮直前から、満潮潮止まりを経て次の下げ潮が動き出した時間までです。
上げ潮7分くらいから、下げはじめたタイミングまでが狙い目です。どんどん潮が下がっていくと徐々に釣れ難い時間に入っていきます。
ただ冒頭でもお伝えした通り、干潮のときでも、水深が浅くなっている分ベイトとの距離が短くエサを追い回し捕獲しやすいなどメリットとなる部分もあり釣れないという意味ではないです。
エギングの時間帯まとめ
私はこれまで釣り場で出会ったエギングしているアングラーの話を聞いても、ここでお話したようなことはみなさん無意識のうちに守っていらっしゃる人が意外と多いなぁと感じました。
エギングは時期が短く、やはり時間帯にも拘って的を絞って釣りをしないと、短いシーズンの中で釣果を出すことが難しくなるから、時間帯は大事なことなのだと思います。
初心者の方や、これからもっと釣りたい人の参考になれば嬉しいです。