エギングのポイントの選び方、見つけ方をご紹介します。アオリイカはいったいどんな場所を好んで潜んでいるのでしょうか?
最初はここが釣りやすい場所と教えられても、あとあと自分で新しいポイント開拓していく際には知識が必要です。
エギングの基本的なポイントと、それぞれの場所ごとの釣り方にも触れながら、場所選びの目安となる条件と選び方を解説します。ぜひ、エギング釣行の際に参考にしてください。
エギングでしか釣りをしたことなく釣り歴5年。友人に連れられ釣り初体験したのがエギングでした。その日に偶然釣れてしまい一気に魅了され今ではソファにアオリイカのぬいぐるみ。ロッドソックスはケンサキイカなど”イカれてしまった”エギングマニアです。初心者の頃にたくさん失敗した事~安定して釣れるようになった経験を基にみなさんに情報をお伝えしていきます。最近他の釣りにも興味深々!釣りの幅を広げたいと思っています。
一般的なエギングポイント
一般的にエギングの釣れると言われている(私の実績のある)ポイントを例にそれぞれの場所ごとの特徴と、簡単に釣り方と攻略方法をお伝えします。
堤防
沖に突き出た堤防の先端などは、その前を潮が良く通るベイトとともにアオリイカが近づいてくる絶好のポイントです。
私のアオリイカの釣果の大半が、この堤防からの釣り。漁港や船止場の内側よりも、防波堤の外側の方が実績があります。
ただしエギングに限らずこういった場所は、他の釣りでも良いポイントなので、先行者がいる場合は、ルールを守って離れた場所で釣りをはじめましょう。
もしくは、漁港の湾内でも、堤防の脚元に”墨痕”が残ってる場所などはそこで釣れた痕跡が残っているので、同じその場所を攻めてみるのもひとつの手です。
地磯、岩礁
エギングを主体にするプロアングラーの方が良く好んで行くポイントがこの地磯。潮の流れが複雑に交差する場所で
海底にアオリイカが身を隠せる岩礁がいくつも点在しているような場所です。
初心者の頃は根掛かりが怖くて、いかんせん躊躇してしまうような場所が実はアオリイカの居場所なんです。
けどベイトは底に張り付いているのではなく岩の上を泳いでおり、アオリイカはそれらを下から食ってきます。
そのため必ずしもボトムを取らなくてもいいんです。ここが磯場の岩礁周りの攻め方になるでしょう。
藻場
私のニックネームになっているモイカとは、九州地方の大分ほうでアオリイカのことをいう呼び名です。これは海藻の近くに身を寄せていることが多いからこう呼称されているそうです。
藻が水中に生い茂っているような場所は、産卵場所になるためアオリイカが集まりやすい場所です。
イカが好んで卵を産み付ける藻の種類は限られており、アマモやホンダワラとされています。
藻場は磯の周辺に多くあると思われがちですが、堤防の基礎などにも自生しているのでそのような場所も狙い目のポイントとなります。
アマモ 画像:生物多様性センター |
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ホンダワラ 画像:スーパー海藻まるわかり! |
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テトラ周辺
堤防に沿って点在しているテトラ周りもイカが身を隠せるエギングにとって有効なポイントです。
ただし条もあり、外洋に面した潮通しがなるべく良い場所のあるテトラ帯を狙い、少し沖へ投げてテトラへ向けて斜めに側面をトレースしてくるのが攻め方のコツ
ちょっと足場が悪く危険もいっぱいの場所なので、滑り止めの靴やライフジャケットは必ず着用の上お願いします。
エギングで釣れるポイントの目安
上でエギングで釣れる基本的なポイントをご紹介しました。ここでお伝えしたポイントにはそれなりの理由があります。
その理由がわかれば、人気のあるスポットほど週末や午後に行くと釣り人だらけのこともあり、渋々他に釣れそうなポイントを探すことになった状況でも、
アオリイカが居着きやすい目安となる条件さえ覚えておけば、自分で見つけられるようになります。
潮通しの良い場所
潮通しの良い場所とは、平たく言うと海流が目の前を通り過ぎていくところ。いつも新鮮な海水が流れ込んできていて酸素が豊富な場所は自然とプランクトンが多く湧くので、それれをエサにする小魚がつきやすく
小魚を追ってアオリイカがやってくるポイントとなります。
身を隠せる場所
一見すると根掛かりが怖くて心配になりそうな磯場から見下ろせる岩礁が点在しているような場所は実はアオリイカの一級ポイント。
アオリイカが身を隠して、ベイトを待ち構えているために潜んで居着きやすい場所です。
産卵場所
水中に多くのアマモやホンダワラがが多い茂っているところは、春の産卵場所となっているところです。
藻場や水草が多い場所は産卵後のふ化したあとの幼魚が残っていたり、時期によっては親イカが産卵のために訪れるポイントとなっています。
ベイトが集まりやすい場所
アオリイカが好むアジやイワシが多くいる場所は、当然エギングのポイントになります。上記で説明した場所にプラスしてベイトの有無を確認してみるとより釣果に近づくと思います。
ここで気を付けないといけないのは、このようなベイトは他の大型魚もいる場所でありそのほかのシーバスや中型以上の(ハマチやサワラ)が入っている状況ではアオリイカもエサとして追われる立場になってしまうためその場から逃げてしまっていることもあります。
エギングポイントの事前確認はアプリが便利
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