寒い季節の冬にでも釣りしたくて堪らない根っからの釣り好きの皆さん!ショアジギングを中心にする釣りマニアの私もそのひとり。
陸からでも大型の魚が狙えるショアジギングで冬でも釣れるの?という疑問は釣り好きなら誰しもが思うこと。
難しいとされる真冬の海で実際に釣りをした経験から得た冬のショアジギングで釣れる魚と釣り方を特集します。
気軽に大物が楽しめるライトジギングだけを8年続けているという偏った釣りをしています。青物の強い引きに魅せられてどこへでも出かけていきます。日々進化する昨今人気ののショアライトジギングからショア、オフショア問わずジギングもこれまでの経験から実釣で生かせる釣り方やタックルのことを紹介していきます。
冬のショアジギングが難しいと言われる理由
どんな魚種にも当てはまることですが冬のショアジギングが難しいと言われる要因は水温の変化によってターゲットの魚が沖の深場に移動してしまい、ショアからでは狙いにくくなることです。
例えば青物ですと、適正水温は16度前後と言われており、それより下回りはじめると、段階的に水流や風の影響を受け難く比較的水温が安定する深場で身を潜めだします。
ことのときに水温が12度より低くなるとエサとなるベイトも岸から離れるためそれを追って湾内に入ってくるフィッシュイーターも近づかなくなってきます。
沖の深場はショアからだと届かない箇所が多く、これらが冬のショアジギングが難しいとされる所以です。またこのことで冬のジギングの場合、沖に出られる船釣りのほうが釣れるとされています。
水温が安定する沖の深場へ移動する
水温の低下に伴いベイトも岸へ寄らなくなる
人が体感する気温と海水温の違い
人の体感する気温と海の水温には開きがあります。
おおよそ1~2ケ月くらい差があるとされており、自分たちが随分寒くなったなと感じるような日でも海水温はまだ18度くらいあるときもあります。
人の体感する季節感と海の中の状況が異なるのは冬だけでなくほかの時期でも言えることなので、覚えておいてください。
このことを覚えておくと意外と冬の釣りが可能な時期は、思っているよりも長かったりアングラー自身が冬に入ったと思う頃でも海の中はまだ秋を引きずっている時もあるので、諦めずに釣行計画を練ってみてください。
ポイントに着いたら自分の実績データを残すためにも水温を測ることをお忘れなく。
メガバス サーモビジョンSP
釣り場でも水に浸けるに水温が計測できる非接触式赤外線水温計。
水に直接浸けるタイプじゃないので計測値には若干不安があるが、あまり冷たい水に触れたくない冬にはもってこい!
冬のショアジギングで釣れる魚
サワラやハマチなど青物は冬でも狙える!
夏~秋の時期に比べると極端に釣れる確率は低くなるが、釣れる魚の種類は少なくありません。簡単に釣れるものではないのでそれ相応の覚悟をもって挑まないといけないのは確実ですが釣れる魚はいます。
冬にショアジギングで釣れる魚と言うのはサイズが望めるためチャレンジする人も割といます。数釣れる季節ではないのでどちらかというと大きな一発狙い!
釣れた時の1匹の喜びは何物にも代え難い釣果となるからこそ、難しい冬でもショアジギングに行くのです!
ハマチ(イナダ)
冬場でも回遊してくる場所さえ掴めば、釣れる可能性が高いハマチ。回遊してきている箇所でなおかつショアからでもルアーが届くポイント。
そういったポイントは地域の違いはもちろん、そのあたりを流れる海流の特徴、その年の気候変動によっても変わってくるため自分で釣行を重ねて見つけるか、ショアジギングが得意な近くの釣り具店でヒントを聞き出したり、釣果投稿アプリから情報を得て探すのが適切だと思います。
冬のショアジギングは不確実な要素が多いため、ポイントは的を絞って決めるのが賢い釣り方です。
サワラ(サゴシ)
サワラとか一回りサイズの小さいサゴシクラスは真冬の極寒期に入る1月~2月いっぱいまでの間に岸近くのショアからでもジグが送れる浅場へ回遊してくることも多々あるので、冬でも比較的狙いやすい中型青物です。
シーバス
冬に産卵期を迎えるシーバスは、産卵場所の沖の深場へ移動してしまいますが、中に産卵するまで成長していない=産卵行動に参加しない個体が河口付近に残っていることもり、ショアからルアーに反応する個体がいます。
また極寒期に入る2月ごろになると、産卵を終えたシーバスが腹を空かせて戻ってきます。
ただしこのときは体力がなくエサを追うことをせず、簡単に口にできるアミの大群や早い箇所ではじまるバチなどを捕食します。バチが抜けていると感じた場合はシルエットが細長いシンペンが適しています。
もっと詳しい冬のシーバス攻略についてはこちらから↓
ヒラメ
ヒラメは冬になると釣れる確率がグンと減るものの、釣れればサイズの大きい座布団ヒラメに出くわす可能性がアップする時期であり、冬のショアジギングではヒラメだけを狙って釣るアングラーも多いです。
冬のヒラメ釣りについては下記のページで解説されていますので、冬のショアジギングはヒラメメインで狙いたい人は併せてご覧ください。
冬でもSLJで狙える根魚(カサゴ、メバル)やタチウオ
マイクロジグで楽しめる冬のスーパーライトショアジギング
ショアジギングの中でもライトなスーパーライトジギングの場合、近くの堤防などでマイクロジグを使用して釣りをしていると、カサゴやメバルなどの根魚は、青物と比べると比較的簡単に釣れる。
ときどきタチウオやカマスなども連続ヒットすることもあるので、あまりターゲットに拘らずに肩に力を入れず五目釣りの感覚で行くと意外と楽しめます。
ジグの重さはカサゴやメバル狙いなら5g~10gくらいのマイクロジグ。それ以外も狙いたい場合でも20gまで。
それ以上使うならもっと大型の青物やシーバスをガチに狙いに行く方がいいでしょう。
青物などの冬のベイトは大型!プラグルアーが効果的
冬に主食とするベイトの中には、冬場に最も旬を迎え活性が上がる魚がいます。
その代表が日本各地にいるコノシロや、北の海にいるニシン。
これまでの季節にメインベイトだったカタクチイワシにキビナゴやイナッコよりもサイズが大きい。
青物やシーバスなどはメタルジグでも釣れることはあるけど、大きなコノシロなどを食っている大型の個体ほどルアーのサイズにセレクティブなのでベイトが大型とわかっているのなら12cm前後のプラグルアーに変更した方がヒットの数が増やせるほか、
大型が食ってきやすくなります。
ロングビルミノーか、飛距離が欲しければダイビングペンシルか、飛距離とボトムまで沈めたい場合には、重さがあり大型のバイブレーションなどに交換するといいです。
ただしこの大きなベイトは晩秋からつづく冬場で、年明け1月、2月の極寒期に入ると成りを潜め冬のシーズン序盤に限られるベイトパターンと覚えておくと言いと思います。
長さ100cmで重さ45gのコノシロ!?バイブレーション
ダイワ モアザン メタルファシャッド 100S
冬のショアジギングの服装は万全に!
自分なんかは冬にでも釣りしに行くくせに寒いのは苦手なのではじめからこれでもかというくらい重装備ですが、
暑いのより寒い方が得意と言ってた友人をショアジギングに連れていったときその寒さと風の冷たさに驚いてたほど、実際寒いです。
服装は釣果に直接影響を及ぼすものではありませんが、暑いのなら脱げばいいけど寒いときは身体が縮こまってしまい行動力をも奪っていきますから防寒対策を万全にするのは冬の釣りを楽しむうえで必要です。
インナーやダウン以外で、冬の釣りに役に立つアイテムがこちらで紹介しています。
意外と安価で手軽に防寒、保温できるグッズが見つけられます。
冬のショアジギングまとめ
冬のショアジギングの主だった特徴をお話させて頂きましたがいかがでしたか?やっぱり釣りに行きたいと思いましたか?
これまでお伝えした通りに少々釣るためには難しい時期になるため、ポイントの選び方や状況の把握による適切な釣り方の選定がカギになるのである程度経験と知識が必要です。
が、行かなくては釣れないのが釣り。冬のショアジギングでも同じことが言えます。
また釣れ難いと知っていても釣りに行きたくなるのも釣り好きです。厳しい状況も経験を積んでノウハウを増やしておけば、他の時期にも生かせる引き出しの数が増え役立つことでしょう。
冬でも活発に外に出たいひと特に冬のショアジギング釣りも楽しんじゃいましょう!