イカパターンの釣り方とおすすめルアーを解説します、
初夏から夏の間に堤防付近はもとより運河など奥まったばしょにも無数の子イカの大軍を目にすることがあります。そんなときは迷わずイカパターン攻略を試してみることをおすすめします。
イカ着きのシーバスはデカい!?、実践的な釣り方とおすすめのルアーをご紹介します。
シーバス釣り歴15年以上になります。川すずきを主に追い求めて駆け回り収入の半分は釣り道具につぎ込むシーバスオタクです。メーカーからの供給を受けルアーのテスターもしています。はじめた頃と比べると随分とフィールドの状況も変わり釣り方も変化しており、これからもずっと学び続けなければいけないと痛感しています。これまでの長年蓄積してきたノウハウを基に現代にあった”今釣れる情報”をお届けしていきたいと思います。
イカパターンとは
孵化して間もない子イカが大群で接岸してくる時期にこれらを捕食しているシーバスを狙うのがこの時期のイカパターン攻略です。
イカは真水を好まないため雨が降り塩分濃度が下がると深場へ移動すます。
また悪天候で風が強く海が荒れている状況にも弱いらしく同じく深場へ移動する。
またデイゲームでは難しく夜がが狙い目となるが、このように状況が揃うチャンスが限られているのが特徴です。
ただしその分、予測さえ当たれば、ヒットすると大きな70UP越えなど、ざらなくらいランカーシーバスに出会えるチャンスが大きいパターンのひとつだ。
イカパターンの時期
早い地域では初夏(5月中旬・6月)から夏場(7月・8月)にかけて。
大体本州では6月ごろが本番になるのではないでしょうか。
地方によって時期にもズレがあるので、イカが接岸してくるポイントと合わせていつごろから出始めるのか事前に調べておくといい。
シーバスのイカパターンで有効な潮と時間帯
イカはシーバスと同じく回遊魚。大群で回遊してきます。潮周りと接岸するタイミングが合えばそこらじゅうでボッコンッとイカを捕食するシーバスがライズするのが見えたりします。
先述の通り雨天後や悪天候の後は状況的に難しい。少し天気が回復して海水の塩分濃度が戻ってからにしたほうが確立がいいでしょう。
メインベイトとなる子イカは中潮や若潮の日に集まりやすいと言われれています。
接岸するのはほとんど日が落ちた後なので夜のナイトゲームが主体になる。
イカパターンのシーバス爆釣ポイント
主に漁港やサーフがメインのおすすめポイントとなる。
港湾部でも外洋に近い場所であるならイカが流れてきやすいが、完全な汽水域な河口では難しい。
またイカは回遊魚であっても潮が流れている場所でもどこにでもいるわけではなく、回遊してくる場所とまったく回ってこない場所がある。
ただし毎年接岸してくる場所はほとんどの地域で決まっている。その場所を見つけさえすれば意外と簡単にターゲットを絞れる。
夜の常夜灯周辺はホットポイント
イカの大群を追ってやってくるシーバスを狩るには、イカが集まってこなければ話にならない。
イカ釣り漁船を思い出してほしい、あの水面を照らすライトの山。
夜に回遊しイカは明かりに集まってくるので、
文字通り常夜灯が水面を照らすポイントは絶好のポイントです。
イカパターンでシーバスを魅了する釣り方
パターンと聞くとすぐにそのときに有効なルアーとかを気にする人がいるが、イカパターンに関してはそんなタックル以前にもっと大切な要素がある。
それはルアーの動かし方やアクションの入れ方など釣り方
ルアーはほぼいつものルアーでも釣れる(釣りやすいルアーはあるが)。あまり拘り過ぎるところではない。
いつもの小魚ベイトのスピードではなくリトリーブは
ごくスローにふわふわ漂うようにゆったりと泳がせてくる。
着水してから沈めてる巻いてくる前の状態で食ってくることもあります。
アクションを入れるなら、イカがボトム付近で足先を地面につけ立っている姿を模して
立った姿勢のまま浮き沈みを繰り返す“ツンツンアクション”
ゆっくりとフォールさせながらリフト&フォールも有効になる。
イカパターンのシーバス・ルアー
いつも使う10cm~15cmのミノーで問題ない。
ただイカパターンでシーバスが釣れやすいルアーは存在するので参考程度に覚えておいてもいいでしょう。
シーバスイカパターンのおすすめルアーの特徴
イカ自体がウォブリングもしなければ、頭を下げて急速に沈むこともありません。
あまり派手な動きはしないスローリトリーブにおいてもレンジがとりやすいもの
ゆっくりとフォールしていくものが良いので「スローシンキングタイプ」がベターで
あまりこだわりすぎなくてもいいですが、重心移動タイプよりも固定重心のほうがイカアクションをつけやすいと思います。
控えめなロール系アクションのルアーがおすすめ。
ハイピッチなタイトローリングでファスト~デッドスローまでほぼ同じレンジをキープする。
邪道 スーサン
そこでおすすめの一押しはこれ、目の前にイカが泳いでいる姿を確認した時にこれに変えたらすぐに食ってきた経験があります。
写真はおなじみ春シーバスの人気カラーハッピーレモン。
夜のイカパターンで視認しやすい上部チャートカラーと、水中でシーバスから見たときにイカのカラーに似ているクリア系ホワイトが自分では気に入っている。
DUO テトラワークス イカッコ
5.7gという小型のジグミノーなので、ただ巻きでもいいし、いちど落としてそこからバーチカルにシャクって来ることも可能です。
重さのわりによく飛ぶ。動きはジグでもミノーでもないスプーンみたいな泳ぎをします。
イカパターンにおすすめワーム
身体が柔らかくゆらぐように泳ぐイカはワームでもその特徴に大きく近づける。
ルミカ プニイカウェーブ クリアホワイトUV
子イカパターンの定番ルアー。
カラーも豊富で地域の特性にも合わせて選びやすい。
時期を外すとすぐに売り切れるルアーなので早めに、少し多めにストックしておくことをお勧めする!!
アグア ファイヤーフライ
イカパターンのタックル
特にルアーに違いがなければもちろんロッドもリールもいつもので良い。
さほど遠投を意識する場面は多くないので、漁港や港湾部が主なら
がり回しが良い。