長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
あのシマノのシーバス専用のリールとして若年層を中心に人気を博していた14エクスセンスのその魅力に迫ります。
新作が出た今だからこそ、この機種の利点が際立って見えるのです!
その人気たるや、納得のいく理由があったんです!持論も交え自分なりにインプレいってみます。
やっぱり、ひと目見た時の第一印象でひとこと「カッコイイ」☆!!
黒を基調に、キラキラし過ぎないガンメタ調のメタルの部品がほどよく配置されている。
この
に惹かれた若者は多いと思う。
で、見た目だけ良いと機能とか心配にもなるが、価格も20,000円代前半とミドルクラスであることが安心感を生んでくれた。
この上位機種でありながら「少し手を伸ばせば手に入る」と思わせるちょうどよい価格帯とこの見た目が、明らかに20代から30代のシーバスアングラーを魅了した要因と言える。ターゲットを確実にとらえたリールだった。
手にした時のこの軽さには驚きだった!この軽さにも好みが分かれるところではある。
それまでツインパワー等を使ってた人にとって、この自重195gというのはライトソルト用のリールくらいで物足りなさを覚えた人もいるだろう。
自分にとってこの軽量さはロッドを伝い感じられるルアーの動きや水中の状況などリールのハンドルを通して伝わってくる諸々の情報=いわゆる感度は申し分ないと感じていた。実際このリールにしてからボトム狙う時、底取りがしやすくなった。
新素材「CI4+」を採用した軽量なマグナムライトローター
出た当初、シマノ独自のこの
に不安に感じた人もいたようだけど、もう2年以上使っていても年に一度の素人メンテで充分まだまだつかえる。
釣行後に水洗いして自然乾燥、保管しさえしておけば買った時とほぼ同じ状態のまま使える。
リールに限らずロッドにしても、手抜きして使い方が荒い奴にまで対応したタックルなんてあるはずがない。
いたってコンパクトなスプールに、一見「大丈夫か?」とも思ってみていたけど、実釣してみてそんな不安なんて一掃された。
掛けた時のドラグの力は何も問題ない。
リジッドサポートドラグと呼ばれるドラグが作動した時やライン放出時にメインシャフトのフラつき
を抑えてくれているらしい…。自分にはこの凄さがわからなかったが・・・。
掛けた後のやり取りの途中で、ドラグを締めたり緩めたりする自分の釣り方にはマッチしていたかも。
これまで使っていたリールとは破格な巻き心地だった。
シマノ独自のギアシステムX-SHIPの恩恵かシマノ特有の、ヌメヌメっとしたシルキーな
だったに違いない。
自分はかなり驚いたのを覚えている。同じパワーを持ち合わせているのならリーリングが軽いに越したことはないと思うのは自分だけか…。
ゴリゴリ巻いてる感とか釣ってる感じとか味わえるリールとは一線を画すが、これが類まれな感度を生み出しているのだと思う。
さらに、シルキーな巻き心地を高めてくれたと感じたのが、この
ヴァンキッシュやステラ、ツインパではなかったこのハンドルノブが持ちやすくて、手によく馴染み巻きやすい。
巻いている時に手と指の力をダイレクトにリールに伝えてくれるので、パワーが分散しない。ジギングなどのリールのハンドルノブは丸くてばかデカいがうなずける。
とま~、いろいろ自分が好きなものについてはいくらでも好きな理由が言える(苦笑)
売価が20,000円前後のミドルクラスでこのセクシーなルックスと、シーバスの使用に充分な性能は今でも色あせていない!
17の新しいエクスセンスが出てきた今だからこそ、このリールの良さが際立って見えるに違いない。