見えチヌ(クロダイ)を釣るサイトチニングを解説します。
見えてる魚は釣れないなんて言われていたのは昔の話である釣り方とコツさえ掴めばほぼ釣れるとみて間違いないです!
これは自分の長年の実釣経験から得たノウハウになります。
足元に居るチヌ(クロダイ)を99%の確率で狙えるサイトフィッシングの釣り方を伝授いたします!!
チニング,チヌ(クロダイ)ルアー釣り記事専門のNeroです。エサ釣りからルアー釣りに転向した際にはじめてやったチヌ(クロダイ)のルアー釣りの虜になってしまいました。ブリームゲーム歴15年以上の経験から得た数多くの実際の体験からしか得られない秘訣を余すことなくお伝えします。チヌ(クロダイ)ルアーの楽しさをお届けしていきます。
見えチヌ(クロダイ)とは
そもそも、「見えチヌ(クロダイ)」とはどんなことを言うかと申しますと
目の前のドシャローを悠々自適に我が物顔で泳いでいる見えチヌ(クロダイ)といいます。その言葉通り見えているからです。
ほんと足元ギリギリの場所でタモ出したら掬えるんじゃないかと思えるくらいの近距離まで寄ってきていることも。
ただしルアーを通してやっても見向きもしませんし、そのうちそこから逃げてしまいます。
そのため、「見えてる奴は食い気がない」から、「釣れない」と言われていました。
そう…。言われていました。過去形です。
チヌ(クロダイ)のルアー釣りを始めたばかりの頃に、
近くにいる釣れてない俺の横でバンバン挙げるフカセ釣りの名人の人に
「見えてるチヌ(クロダイ)は釣れない」って聞いてから
ずっとそれを信じていました。
けどそれからある日のこと、
おそらく100匹以上はいたんじゃないかと思うくらいチヌ(クロダイ)の大群に遭遇したのです。
雨降り後ではありましたが、真昼間のサンサンと太陽が照りつくデイゲームのド干潮間近のシャローです。
しかも足元スレスレまで浅場に近づいています。
何度かトップとか、クランクを投げるもまったく反応もしない。
ただあることをしたときに、チヌ(クロダイ)が反転してルアーに…。
サイトフィッシングとは
元々はブラックバスの世界から生まれたサイトフィッシングは目で確認できる魚を釣る方法のこと。
この釣り方には、魚達の見える場所を探しだすテクと、その見つけた魚に気づかれないようにルアーを送ってやるテクの両方が必要になってきます。
見えてるチヌ(クロダイ)は釣れない!?
昔はそう言われておりました。間違いなく年に何十匹もこれまでに何百匹もチヌ(クロダイ)を釣ってきただろうフカセ釣りや前撃ち師の人たちがそう言ってたんだからそりゃ信じるでしょう。
でもまったくもってそんなことはありませんでした。
見えてるチヌ(クロダイ)でも釣れるんです
しかも、護岸際についている奴らは年無し級のデカい奴らが多いんです。
これこそが
大きな個体を狙って釣れるチニングのサイトフィッシングなのです!!
見えチヌ(クロダイ)の釣り方
見える範囲=ルアーが送り込める(届く範囲)に個体が見つけられたら
そこにいるチヌ(クロダイ)の目線に入る位置にルアーを送るだけ。
決してキャストしてポチャンッなんて音立てたら負け、逃げられます。
投げるのではなく、落とすでもなく、
要はルアーを置きに行くです!!
このとき水面に自分の影を落としたり足音や物音を立てると警戒心の強いチヌ(クロダイ)は逃げてしまいます。
慎重にそっと近くまでエサを届けてやるんです。
1分もしないうちに気づいて近づいてきますから。
こなければしばらく時間を置くとか場を休ませてからもう一度打ち直すか、
別の近くの個体を狙います。
ノーシンカーのワームならば狙った場所に打ち込みやすいでしょう。
飛距離が必要な場所なら
プラグルアーを奥に投げ入れて頭の近くでステイ
プラグルアーの場合、少しだけテクがいるので後半でご説明します。
動かさない!!
ルアーマンは待つことが苦手なので、ストップといっても動かしたくなるのが性質ですが、ここはジっと我慢です。
釣れる一番の方法はただ待つのみ。動かすのは厳禁
意図しない変な位置にルアーが落ちてしまったからと言って
動かして位置を治す必要もなし
たとえ顔の横に落ちていても、
なぜか気づいて体を右に左に向けてエサの方向にやってきます。
左右にシェイクしたり軽くトゥイッチしたりは厳禁です。
試しにやってみるといいです。
即効その場からいなくなりますからwww
ジッと待ってるほうが釣れるんです。
また水中の様子を見ながら釣れるのがサイトフィッシングの醍醐味
見ているだけで判断がつくのでそこはほかのチニングの釣り方よりは楽です。
そして1分待って食わないなら、次
待っているときでも近づいて来てルアーに食らいつく瞬間もすべて丸見えで見れますから
待っている間も釣っている感覚は十分あります。
ルアーは一択!?100%釣りたいならワーム
エサは?ルアーは?、生きてるカニでもいいでしょうが、そこはルアーマン。ルアーでいきましょ!
一番釣りやすいのがワームの出番です。(プラグルアーは後半で説明します)
しかも自分の実績上明らかにカニワームが一番釣れる!!
今のところ、もうサイトフィッシングにはこれ一択しかないといっても過言ではないほど。
匂い味付きで、それらの要素が水中で水に溶けだし近くのチヌ(クロダイ)を誘い出すと思われ
しかも匂い味付きなので、食らいついてから違和感を与えずにしっかりフッキングするまで食わせきることができると思っています。
ワームを使った落とし込みチヌ(クロダイ)でも絶大な信頼を得ているカニワーム▼
マルキュー パワークラブ M
サイズは「M」サイズが一押しです。小さくても年無しサイズのチヌ(クロダイ)も食ってくるし、フッキング率もアップします。
フックとガン玉
針とリーダーはもちろん直結。足場が高くて根が荒い場所ならリーダーをいつもより長めにとってもいいだろう。キャストするわけではないので飛距離が犠牲になってもなんら問題ない。
フックはチヌ針6号くらいがちょうどいい。年無しもざらにあがる釣りだけに一つ上の7号でも構わないが、サイトフィッシングをはじめてやるには、食わせやすい6号でいい。
ポイントで素早く結びやすいのでカン付きがおすすめ。
ほぼノーシンカーでいけるので、潮が早くて狙いが定まりにくい時にだけガン玉を挟む。
ガン玉はその時の状況に応じて使うが、重くてもガン玉5B(約1.85g)まで。
それ以上は使わない。
それ以上の重さ使ってしか沈まないような場所では流れが速すぎて、そもそもサイトフィッシングでチニングが成り立たない場合が多いです。
おすすめフックは
がまかつ カン付チヌ (黒) 6号
上級編プラグルアーで狙うチニングサイト
足元から1、2メートル以内の接近戦ならばワーム。それ以外で、見えてるけどちょっとワームでは届かない場所ならば、ある程度飛距離が稼げるプラグルアーに軍配があります。
ただしチニングのサイトフィッシングの基本「届けにいって、動かさない」そこは鉄則。絶対に忘れないでください。
さらに、”届けてやって”その場所へルアーを”置いてやる”ことが必要です。
が、ことプラグルアーではそれが難しい。
そこにちょっとだけテクが必要になります。
サイトチニングに用いるプラグルアーは
●少なくてもスローシンキングタイプ
がベターです。
おわかりのようにリトリーブを止めてもしばらく浮いているルアーがベスト
ということ。
なぜならステイさせたときにすぐにレンジが変わったりボトムへ着いてルアーの姿勢がおかしくなると食ってこないからです。
サイズは飛距離が20mもあれば十分なのでできる限り小さめの食わせサイズがおすすめです。
プラグでの釣り方
要は投げるんじゃなく置きに行く!
釣り方としては、見えてるチヌ(クロダイ)の奥へキャストして、引いてきて個体の近くへきたらステイ!
あまりぽちゃんと落としたり、ばしゃばしゃ巻いてくると逃げてしまいますのであくまで静かにそっと焦らずに近づけます。
ワームの時も言った通り、目に見えるとこに届けられなかったとしても
やり直さなくて大丈夫!
そのままにしてれば反転して食ってきます。
チニングのサイトフィッシングに今イチオシのルアーは↓
アイマ K-太 58 サスペンド
サイトチニングでデカいチヌ(クロダイ)を釣ろう!!
冒頭でもお話したとおり、チニングが流行しはじめた15年ほど前はチヌ(クロダイ)釣りといえば、
フカセ釣りや前撃ち師の方などベテランの独壇場でしたので、その人たちから言わせると「見えチヌは釣れない」は釣れないが定石でした。
しかし自分で、自ら編み出したここで紹介した方法でやってみると、
一度だけでなく、続けて狙って釣ることができたのです!!
新しい発見でした。このノウハウをぜ~んぶ余すことなく公開いたしました。
チニングでドでかいのを狙って釣りたい人必見です!
・ルアーは投げるのではなく、落とすのでもなく”置きに行く”
・絶対動かさない!
・1分待って食わなければ、次へ
・ルアーはカニワーム確率アップ
・上級向きプラグルアーでもOK
・そこに居さえすれば釣れる確率99%(当社比)