ブレイゾンC69H-2・STのインプレです。
バス釣りで人気のあるロッドシリーズブレイゾンに2023年新たにベイトロッドに追加されたC69H-STの2ピースをモデルの特徴と実釣した感想を解説。
パワーソリッドモデルとはどんな特性を持っているのか率直にお伝えします。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
ブレイゾンC69H-2・STスペック
2021年に今のデザインになったブレイゾンに今年新たにモデルが追加されました。
グリップジョイントと2ピースを含むベイトとスピニングの4つが新しくラインナップに加わりました。
今回インプレに使用…、いや以前からこんなの欲しいと思っていて購入したのはC69H-2・STという2ピースベイトロッドです。もうひとつグリップジョイントタイプもあります。
カタログスペックはこんな感じ…
長さ(ft/cm) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | ルアー(oz/g) | ライン(lb) |
---|---|---|---|---|
6.9/2.06 | 121 | 106 | 3/8~1・1/2 11~42 |
12~25 |
ダイワの強固なソリッドティップ「メガトップ」が採用されたベイトですが、ソリッドティップと言ってもベイトフィネスではなく
(EX)エクストラファーストにセッティングされた柔軟なティップセクションを持ちながらブランクスは太くて強い(H)ヘビーという新しいカテゴリのロッドです。
ブレイゾンC69H-2・ST 実釣インプレ
ここからは実際に釣りをしてきた感想です。
長さがもたらす飛距離
ロッドの長さは6.9フィートということで通常のバスロッドとしては若干長めのレングスです。
これ今回オカッパリから試投してみてけっこう飛ばせます。ラインと合わせるリールや使うリグの重さなどにもよりますがいつも行く場所で軽く30mは飛んでました。
これはオカッパリから離れた場所を狙う際にとても有利です。
長ければいいというものでもなくベイトロッドで~7.5フィートとかだとボートや小場所では取り回しが悪いのでこれくらいがちょうど良いです。
またブランクスが長いのでそれだけ力を受け取る部分が増え曲げて寄せてくるときにもパワーリフティングやりやすいと思っています。
ジグストなどの操作性
(メガトップ)ソリッドティップなので若干ティップが入る設定になっているためノーシンカーのミドストなど
手首だけで軽くチョンチョンとティップを動かす細かなシェイクがとてもやりやすいです。
パワーバーサタイル
とはいえ…”パワーソリッド”とミドルネームが付いている通り、ベイトフィネスのそれと比べたら柔らかくはありません。
11g以上のルアーの操作性がいいだというのみで微細な吸い込みをフッキングに持ち込むような乗せ調子には感じませんでした。
何もルアーをセットしない状態で軽くぶんぶん振ってみたときにしなる程度です。
いわゆるパワーバーサタイルロッドのソリッドティップといったところではないでしょうか。
ルアーのキャスト許容重量が3/8oz(約11g)~となっているため、10gのシンカーでダウンショットとフリリグを試しましたが少しティップを曲げてキャストするには軽いように思いました。
最後に手持ちにあったウエイト1/2oz(14g)のスイムベイトだと気持ちよく飛ばせたので、
MAX40gくらいまで投げれるロッドですから使うルアーは最低でも1/2oz(14g)くらいあったほうがいいのかなと感じました。
高比重ワームやテキサス、ヘビダン、ラバージグ、フリリグはもちろん、スピナベなんかは最適!
あと重ためのマグナムクランクや、バイブレーション、スイムベイトもいけます。
強靭なバット部
ソリッドティップで細かな操作性を手に入れるためにベイトフィネスを使うことはありますが、それだとティップが入り乗せやすさもあるんですけど突如として現れる40UPとかに遭遇するとバットが弱くパワーがなくて引っこ抜けないことあります…
ですがこのC69H-2・STはティップセクションの下からグリップエンドまでのブランクスが太くなっていて
特にリールシートより上のバット部ここでもかなり太いので余裕でぶっこ抜けます。
いちいち重たいタモを持ち歩きたくないときのオカッパリでめちゃ助かります!この恩恵は大きいです。
軽く高感度モノコックグリップ
モノコックグリップ以外のロッドも持っていますが、筆者は最近「これしか勝たん!」とさえ思っています。
自重も軽くなるうえに、脇下に抱えた状態でもグリップエンドまで伝わる感度も手に入れることができ、良いところしか見当たりません。
まとめ
新たにブレイゾンに加わったC69H-2・STのインプレでした。
筆者はもともとティップは柔らかいほうが好きなのでソリッドティップのロッドを好んで使っていましたが使うリグは限られるし、デカいの掛けた時にパワーが足りないとずっと思っていたものをものの見事に解決してくれました。
ティップはシェイクなど細かなルアーの操作も簡単に行えるなど繊細なのにバット部は太くて強靭というこれまでブレイゾンにはなかったタイプのベイトロッドでり、フィネスリグやシャッドなど軽いルアーは扱えませんが1/2oz(14g)を基準にしてMAX42gまで幅広く扱えるパワーバーサタイルです。
軽いものはスピニングに任すとして、ベイトを1本だけ選ぶとしたら全然これありです!!それくらい応用度も高くおすすめです。
気になっていた人はぜひ手にして試してみてください。
ダイワ ブレイゾン C69H-2・ST