ベイトがわんさか大量発生しているのにシーバスが釣れないといった状況に効果的なメソッドとおすすめのルアーをご紹介します。
そういった場面には釣れない原因があります。原因の解説とそれを理解して立てるメソッドをこの章では詳しく紐解き最後に筆者が実績のあるこのようなシチュエーションで活躍してくれるおすすめのルアーを指南します。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
ベイトが大量発生してるのに釣れない状況
長くシーバスを追っている人であればベイトが大きな群れを成して泳いでいる姿を幾度となく目にすることがあります。
またとない「いまがチャンスだ!」とばかりに投げてみるも無反応…。
どのどん群れは移動し離れていくばかりで釣れない…。
そんなベイトが大量発生してるのにシーバスが食ってこないという状態に陥ってしまうのは原因があります。
原因を知ることでそれらへの打開策がより鮮明になってきます。原因をひとつずつ解説していきます。
ベイトが多すぎてルアーを選ぶ必要がない
ベイトが大量にいるってことは、撚り好みしなくても目の前にいるベイトを食べるだけでお腹いっぱいになれるので特にひとつを追ってまで食べようとはしません。
簡単に捕食できるために無理に追っかけて食う必要がないのです。
簡単に食べることのできるものを好む習性のあるシーバスはそのような状況のときにはわざわざルアーを見つけだす理由がないのです。
ベイトが多すぎてルアーが埋もれている
このような状況を目にすると真っ先に頭に浮かぶルアーセレクトは「マッチザベイト」ではないでしょうか。
そこにいるベイトに合わせてサイズとカラーを合わせて見切られないように…。
こう考えると思います。
ただしそれはベイトが大量発生している状況では逆効果になってしまいます!
先にも述べたようにたくさんいるのでルアーを見つけることが困難だし、わざわざルアーを探し出して追いかけて食う理由がないのです。
必然的にルアーは大量のベイトの中に埋もれてしまいます。
釣れないときのメソッド
そんなときに効果的になるメソッドがルアーをハイアピールにすることなのです!
サイズも少々違っていても大丈夫です。要するにマッチザベイトとは真逆を取る方法です。
群れの中でも目立たせ、ルアーを追ってまで食わせるように持っていくのです。
いわゆるリアクションバイトを誘発させます!
アピール力の高い波動の強いルアーを使って群れの中でもひときわ目立たせ、まずは見つけださせて
「あいつをまず仕留めないと!」と思わせておびき寄せます。
シーバスも居るのに決して捕食していないような状況ではないのでルアーだけ特別感を与えれば食ってくる確率がグンッとアップします。
ベイトがいても釣れない時のおすすめルアー
わざわざ滅多に遭遇することのない状況に合わせて多くのルアーを常備しておくのはケースの中身が膨らむばかりでランガン中「重いw」ってなってしまうので、
常備している1軍ルアーの中からベイトが大量にいる状況下で生かせるルアーをご紹介します。
ラパラ カウントダウン 90mm CD9
強いウォブリングアクション。距離が近ければまずこれ投入!
今なおシーバスシーンでは重宝するカウントダウンは言わずと知れた強波動の派手なウォブリングでターゲットに捕食スイッチを入れるのは大の得意技!!
活性が低い場合などスレさせてしまう原因にもなるけどベイトが大量に目視できて捕食していると確信できているとき
その場所が近くでCD9の飛距離で届く範囲であればまずこれを投入!
百発百中とまではいかないけど、大量にいるベイトの中で「これが一番うまいエサだぞ!」とアピール力はバツグンです。
コアマン パワーブレード PB
強波動で猛烈アピール!に飛距離をプラス
上のカウントダウンが足元から近いポイントでは有効ですが飛距離はいまいちなので遠くのベイトの群れには届きにくい。
そんな時にはこのコアマンのPB。飛距離も出せるしブレードの強烈なフラッシングと波動で大量にベイトの中でも存在感をアピール!!
ただこれはすぐに沈んでしまうのでロッドを立ててベイトの居る水面直下~群れの下のレンジを引いてくることが食わせるためのキモになります。
重さは13,20,24,30gと4種類あるので、ポイントの水深や流速に合わせてセレクトとるといいです。
シマノ エクスセンス サイレントアサシン99SP フラッシュブースト
長くアピールできるサスペンドと止めてもアピール
沖のベイトではなく、河川の内側に岸ギリギリを群れで潮流に乗って泳いでいる場合もある。
このような状況のときはベイトの群れが移動していく速度と同じ速度で群れのふちをゆっくり通して来るのが効果的。
その時に止めたりリトリーブスピードを緩めてもレンジキープがしやすく短いトレースコースでも長くシーバスに見せることができるサスペンドタイプがいいです。
しかもサイレントアサシンの中でもサスペンド能力の付加とともにいちばん波動が大きくアピール力が高く設定されている99SPは特におすすめのルアー。
フラッシュブーストならばポーズ中でもフラッシングでアピールしてくれます。
BlueBlue ラザミン 90
番外編:ボラがライズしてるけど食ってこない時はゆっくりI字
ちょっと今回の話とは趣旨が異なるけど、夏場とか水温の高いときにイナッコがそこらじゅうでライズしててい、ベイトっ気はあるのに、
ルアーに反応しないときは水面直下を水平姿勢に、ほぼノーアピールのI字形でゆっくりと引いてくると食ってきます。
ルアーのカラーはなんでもいい!
こういう状況のときは目に見えるボイルが起こっていなくても水中で捕食している可能性も高いので、先に解説した通りにいくと、
ルアーのサイズやカラーよりも波動に求めらる比重が多くなるのでカラーはナチュラル系からアピール系などなんでもいい。
強いてカラーも選ぶとすれば、筆者の実績からいうとグロー系。暗がりで光源が届かない場所でも水中で目立つものがいいのかもしれません。
いちばん食ってきたのはグロータイプのカラーでした。ちなみにナイトでもデイでも同じです。