新しくラインを購入するときに平行巻きを謳う商品はたくさんあります。
この平行巻きのラインとは?何がどう違っていて良いといわれているけど本当にいいのかなど疑問を、
その仕組みからわかりやすく解説し謎を解き明かしていきます。
ラインの平行巻きのメリット、デメリットについてもお伝えします。
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ラインの平行巻きとは
ラインを購入する際によく見かけることのある「平行巻き」高くて信頼のあるラインほど書いてあるその文言に「なんとなく良さそう」だという
ふわっとした印象しか持ってらっしゃらない方も多いのでしゃないでしょうか。
ラインはプラスチック製の丸いボビンに巻いて売られていますがこの時の巻き方の違いです。
平行巻きじゃないラインだと…
昔はボビンに巻く時には適当に、荒っぽく螺旋状に巻かれていたため、
ライン同士が交差して下にあるラインが潰れてしまう現象が起こっていました。
これパっと見た目は気がつきませんが、光に当ててよく見るとシワができ撚れが発生していたり
ナイロンやフロロだと潰れた利している個所をいくつも発見します。
こうなると強度にムラができて品質が下がります。
またリールのラインローラーやロッドのガイドへの摩擦も増えあまり良いことはありません。
平行巻きのメリット
平行に巻くことで同じ向き、同じ間隔で重なり合うので
その結果ラインの製造段階の太さも強度も均一に保つことができるようになりました。
そのためラインの品質向上につながっていったのです。
単純に出荷時に乱雑に巻いてあるか、キレイに巻いてるかの違いですが、品質を大きく左右します。
ですから現在では、平行巻きのラインは信頼性が高く品質の良いラインだと言うことができるでしょう。
ちなみにいまではダイソーで売られているハリスでも平行巻きですw
平行巻きが一番生かされるライン
ラインの平行巻きは、主だったデメリットは存在していません。
雑に巻こうが、きれいに並列に巻こうがテンションをかけて巻かれているのである程度の負荷がかかっているのはどちらも同じです。
向きを均等に巻いていくのでつぶれにくいという最大のメリットがいちばん生かされるのが
バス釣り、ソルトのビッグベイトゲームのラインや
ショア、オフショアのジギングやキャスティングのリーダーなど
300メートル巻きなど太いものがたくさん巻かれているラインほど
平行巻きのメリットが生かされています。