IL Pescaria

ヤリイカエギングの時期やタックル~シャクリ方など誘い方とエギのことまで完全ガイド

これを読んだら丸わかりなヤリイカエギング入門者用完全ガイドできました。

時期や釣りやすい時間帯、ロッドなどの必要なタックル。気になるリーダーやエギサイズを含む仕掛けのことから、シャクリ方など誘い方やアクションのことまで

ヤリイカエギングをこれからはじめるアングラーにお届けする入門用手引き書です。




この記事を書いた人

ヤリイカエギングの時期

画像:Adobe Stock

ヤリイカは通年狙うことができる種類のイカですが、その大半は沖に船で出航してからの

オフショアの釣りになります。

しかし近場の堤防やサーフ、磯などオカッパリからでも釣りやすくなる時期があります。

 

ヤリイカエギングでショアから釣れる時期

夏場の間は沖に船で出てオフショアで深場を狙わないと釣れませんが、

12月~3月中旬までの間は繁殖期を迎え群れをなして浅瀬へ接岸してくることから

この「冬の時期」がヤリイカエギングがもっとも盛んで釣れる時期に入り、

いわゆるハイシーズンになります。

ヤリイカが釣れる地域

日本海のイカ釣り漁をする船団の風物詩「漁火」
画像:越前観光情報ブログ

ヤリイカが釣れる地域は南は玄界灘を望む長崎から

日本海を一面に臨む島根県を通り、福井県から富山県、秋田県など甲信越地方から青森県や岩手県を含む三陸地方で釣れます。

また、関東や四国の高知でも実績が確認されています。

ヤリイカエギングで釣れやすい時間帯

画像:WDFW

ヤリイカが冬に入り、繁殖行動をしはじめるときは、夜です。

「夜暗くなってから」から群れをなして水深の浅い沿岸部まで泳いで近づいてきて、浅場の海底の岩に卵を産み付けたあと、日が昇る前にまた沖へ帰っていきます。

このためショアからヤリイカをエギングで釣りやすい時間は夕マズメ~深夜にかけて日が昇るまでの時間帯だということがわかります。

いつものアオリイカとは真逆です。

 

ヤリイカエギングの日中は?

夜の暗い時間帯が釣りやすいとお話しましたが、では日中はどうなのかというと

ヤリイカは沖や深い場所などポイントが遠のいたり、レンジが下がるのでショアからではちょっと厳しい状況です。

狙って釣れなくはないですが、活性が低くエギングで狙うよりは

日中はエサ釣りの方が釣りやすくなります。

エギにきびなごなどを括りつけたものでもバイトの数は増やせるかもしれません。

ヤリイカエギング初心者の方は夕マヅメがおすすめです。

ヤリイカエギングのタックル

画像:いのまた釣具店ブログ

ヤリイカエギングをするためのタックルは特別用意する必要はありません。

 

ヤリイカエギングロッド

通常アオリイカで使っているエギングタックルで何の問題もないです。

長さは8フィート前後で良くて、ロッドの硬さはLタイプよりもヤリイカエギングに使用するエギのサイズが大きめ寄りの中間サイズ(エギのサイズについては後程説明いたします)ですので、

ML以上のタイプが良いと私は思っていて、そう考えてもホント、通常のエギングタックルで何の問題もないと思います。

ライトエギングロッドが向いてるという人もいますけど、それはアオリよりもさらにアタリが弱いのでアタリを取りやすくするためです。初心者の方はLタイプのライトエギングロッドやアジングロッドを代用するとよいでしょう。

もちろんリールも通常の2500番~3000番クラスが適しています。

ライトよりに揃えるのならリールも2000番やC2500でもいいです。

ヤリイカエギングの仕掛け

画像:AnglersHigh

ヤリイカでもロッドもリールも通常のエギングタックルえいいとなると当然、仕掛けのラインも

PEラインの0.6号が基本になってきますね。

 

ヤリイカエギングのリーダー

そのほかリーダーも通常と同じく太さは2.5号前後で、長さも70センチ前後で問題なし!

補足としてメモしておくと
長さについては私の場合、ヤリイカエギングでは長さは若干短めにとるようにしています。

通常60~80センチのところを、私は60センチ
に決め打ちしています。

段々使っているうちに10センチくらい短くなったら結び直します。

ヤリイカは胴体の長さだけでメスは20センチ前後、オスは30~40cm前後にもなりますが

そこに脚の長さを入れてもヤリイカは極端に脚が短いwwので、そこまでリーダーに触れる箇所は長くないと思っているからで、

ひとつはリーダーは極力短いほうが食いが良いと思っている私の偏見もあります(汗)

ご参考までにどうぞ

 

ヤリイカエギングのエギサイズ

ヤリイカエギングに使用するエギのサイズは3号を中心に、2号から3.5号までの幅広いサイズをメインに使い分けをします。

サイズが大きい方がアピール力にも優れ、大きい=重たいエギほど遠くへ飛ばせるため飛距離も出せますが、

逆にサイズが小さくて軽いエギのほうが食わせ能力がアップします。

そのため水深の浅い堤防などからや、食いが渋っている状況では小さいサイズの2.5号前後を軸に考え、

目の前がオープンウォーターになっている広大なサーフや、足場の高い磯からは3.0号と3.5号を使用するなど

ポイントやヤリイカの活性に合わせて選択できるようになることが、ここぞの釣れるチャンスをものにできる一番の近道になります。

ヤリイカエギングのシャクリ方

誘い方は場所によって違う!

画像:Angling Active

私がヤリイカエギングをはじめたときに一番迷ったのがこのシャクリ方でした。

激しくしゃくったほうがいいいのか?

それともスローに誘ったほうが釣れるのか?

やってみて行き着いた答えは・・・
 

日本海側など一般的なヤリイカエギングのシャクリ方

ヤリイカエギングはスローなシャクリ方が基本中のキホンになります!

間違いないです!

ヤリイカエギングは一般的に「フィネスエギング」と言われるように繊細な釣りです。

ヤリイカは習性上、アオリイカと比べても短足で脚が短く、激しく動くものに遠くから果敢にアタックしてくるようなことはしません。

素早く動き回る小魚を演出する必要はないんです。

キャストしてボトムまで沈めたら、あまり激しくしゃくらないで軽めのジャーキングをチョンチョンといれて再びフォールさせます。

ボトムからヤリイカの居るレンジを探るために、底から離れすぎず細かくレンジを刻んでいくためです。

フォール中にアタリがあることが多いので、フォールするときはアタリを取りやすいようにラインテンションを張り気味にしておき意識を集中させておきましょう。
 
 

高知や近畿地方~関東など太平洋側のシャクリ方

逆に高知や近畿地方~関東では、大きく強くシャクる誘い方があっています。

例えばサーフ。太平洋側など黒潮が流れてきて、近くからドン深になるようなゴロタのサーフ(砂地ではない)が多くみられるこれらの地域では、

ヤリイカが釣れる場所も、日本海側とは大きく異なり潮の流れもはやく、ショアからでも深場が近く強いアクションが必要なため

アピール力に優れた大きめの3号または3.5号のエギで激しくシャクらないと、ヤリイカに気づいてもらえないからです。

ヤリイカエギングのエギおすすめ

ジャングルジム ヤリケンサック 2.2号
小ぶりで食わせ能力抜群!ツツイカ用に開発された専用エギ!

もう一段小ぶりの1.8号もラインナップされており、そちらはアジングタックルなどでも扱えます。

ヤリイカエギングは釣れない!?

ここまでヤリイカエギングについてお話してきましたが、みなさんコツはつかめましたか?

ヤリイカエギングは釣れないといってる人も多いですが、それは冬が時期だという季節柄にも大きく関係しています。

冬がメインのターゲットは、釣りやすくなるハイシーズンとはいえ温かい季節に時期を迎えるものと違って驚くほど活性が高い=動き回っているわけではないから

それに見合った釣り方が求められ、極端な言い方をすると「釣れるまでの時間も長い忍耐の釣り」だからではないかと私は思っています。

ヤリイカエギングで釣りたければこの忍耐に耐えられる精神力が必要なのかもしれませんw
 (p^-^)pファイト!




モバイルバージョンを終了