ルアーのフックにはたくさん種類がありますが、それぞれに取り付ける向きがあります。
針先が前か後ろか、それとも横か?魚がアタックしてきたときのフッキングする確率やルアーアクションに影響を与えるなど付け方によって変わってきます。
ここではシングルフックとトレブルフック、ツインフックの向きと付け方を写真付きで解説いたします。
記事内画像:Il Pescaria
バス釣り歴15年のkatsuyaです。これまでCacciatore(カッチャトーレ)として活動していましたが、「かっちゃん」と呼んでください。日頃はバス釣りをメインに最近ではブレードジギング、ショアジギングにハマっています。「釣れる」&「楽しい」を実感できる実践的なノウハウを皆様にお届けできるように頑張ります!
シングルフックの向きと付け方
シングルフックは基本的に、付けるときの向きをざっくり言うと
●リアフックは後ろ向き(上向き)
フロント側はルアーのアイと同じ向き=前方に針先が来るように取り付けます。
また、リアフックは逆。ルアーのアイと平行に外側に、針先が上向きになるように取り付けます。
シングルフックを選ぶ時の注意点
シングルフックを購入するときはアイの向きに注意してください。
先に説明した通りに言うとシングルフックはルアーの直線状に針先が平行になるようにフロントは前向き、リアは後ろ向きになるようにしなければいけないので、
すなわちルアーのアイの向きとは逆向きにリングを取り付けることになります。
この時にちゃんと「フロントは前向き、リアは後ろ向き」にさせるためには、シングルフックのアイが針先の向きと同じ向きになっているものを選びましょう。
シングルフックの針の向きとは逆にアイがあるものが多いので注意してください。
カツイチ デコイ トレーラー シングル
アシストフックの場合
同じシングルフックでも勘違いしやすいアシストフックの場合は向きが異なります。
シングルのアシストフックの場合は、フックの針先がボディ側に向くように取り付けます。
アシストフックにもツインになったフロント用のものは、二つがそれぞれ逆向きになっています。
メジャークラフト ジグパラアシストフック M
トレブルフックの向きと付け方
いちばん間違いやすく、自分も知らない間は気にも留めてなかったトレブルフックの向き。
下の写真をご覧ください。
トレブルフックは、名前のとおりフックが3本ありますが、そのうち1本だけアイの向きと同じ方向に向いた針が出ています。
ここが肝心!
このアイの向きと同じ方向を向いている1本の針先がルアーの延長線上に来ていて、なおかつフロント側は前を、リアフックは後ろを向くように取り付けます。
3連(トリプルフック)のセンターの向き
有名なアイマのサスケ裂波などトレブルフックが3連になっているトリプルフック仕様のルアーの場合の向きはどうなのか?
これは基本的にフロントフックと同じく前向きになっています。
ちなみにサスケ裂波や、マルジン ガマダスの場合はセンター(中央)フックは前向きに取り付けられています。
ルアーマンが頻繁に交換し扱うことのあるトレブルフック。
交換時に大切なことなので覚えておきましょう。
トレブルフックのおすすめはこちらのページでご紹介しています。
併せて参考にしてきださい↓
ツインフックの向きと付け方
トレブルフックのフッキング率と、シングルフックの掛かりやすさを掛け合わせたツインフック。
ソルトアングラーに最近使う人が増えてきています。
これも要するにシングルフックと同じくフックの向きと付け方は、フロント側が前、リアが後ろ向きです。
がまかつ ツインフック RB-M シルバーリミテッド
シーバスや青物など大型魚で、”掛けやすくバラし難い”と定評のあるシングルフックでもトレブルでもツインフック
ダブルフックは…
ツインフックに似たダブルフックがありますが、こちらは用途がどちらかと言うと「根掛かり対策」的に用いられることが多いように感じます。
写真のようにフロントフックもルアーのベリー側に向けて取り付けられることが多いです。鉄板バイブなどボディが細いルアーでないとボディとの干渉が増えフッキング率が下がってしまいます。
根掛かり防止でベリー側に針先が向くように付ける場合は、シャンクの長いダブルフックをもちいることで掛けやすくすることもできます。(ウィード(水草)の中を通す場合は長いシャンクは不向き)
リアは他のタイプと同じく後ろ向きに取り付けます。
がまかつ ダブル22 ミドルシャンク
フックの向きまとめ
ルアーのフックの向きに気を付けなければせっかくの魚のアタリもフッキングに持ち込めず悔しい思いをすることになってしまいます。
ここでは一般的な向きと取り付け方をシングル、トレブル、ツイン(ダブル)ごとに解説してきましたが、
ルアーのアクションを損なわいために交換前に本来付いていたフックの向きをチェックしておくことが大切です。