自分などは釣りも好きだし、釣った魚を食べるのも好きだから自分で捌いて調理もするが、朝早くから釣りに出掛けて夜暗くなって帰宅してから、釣った魚を見て「これ、今から捌くの?」とため息が出ることもある。
一緒に釣りに行く仲間でも、釣りは好きだけど釣った魚は持って帰らない人もいる。どちらも嫌いじゃないが包丁さばきが苦手なひともいることでしょう。
私のように釣りも料理も好きだけど長時間釣行後の魚の下処理には骨が折れる。
そんなときに釣った魚を持ち込んで料理してくれる行きつけのお店があったら…。
そこに目を付けた素晴らしい発想から生まれた、釣った魚を調理してくれる会員制のレストランが東京六本木にリニューアルオープンした。
今釣り人に話題のお店の魅力に迫ります。
店は元々西麻布にあったものを六本木に移転、コロナ禍で苦しい状況に追い込まれている外食産業市場の中でお店の広さを2.5倍にしての移転オープン。
釣り歴15年、日本料理店での調理師歴20年以上のチヌコックことOSAMUです。ライトゲームが趣味の料理人でした。割烹や厳しい修行を強いられる高級料亭で働いていた経験から素人さんのレシピサイトでは決して載っていないプロならでは小技、裏技を得意としております!ちょっとしたひと手間で絶妙に上手くなるそのヒミツとは…!?
サービススタイル
リニューアル以前から続いているお店のサービス形態は当初から変わらず続行。
釣り人会員
入会費、21,000円(税込)、月額会費今なら初月1,000円(2ケ月以降は2,000円)
「釣り人会員」として会員登録すると、釣った魚を持ち込めるようになりここの経験豊富なシェフがどんな魚でも捌き、料理にして提供してくれる仕組み。
釣った魚を店に持ち込むかクール便で店舗に発送する。店に届いた魚はシェフによってさばかれ、そのまま調理してもらうか、さばいた魚を素材として持ち帰るかを選べる。あるいは、同店で冷凍保存しておき、別の日に調理してもらうことも可能
出典:日経XTREND
提供してくれる料理はコースで、魚料理+パスタやリゾットの2品に1ドリンクが付く2000円コースから、4000円、8000円、1万2000円の4コースが用意されています。
例えば4000円コースならば前菜+メインディッシュ2種+パスタやリゾットの4品に、アルコール類を含めた飲み放題付きとかなりリーズナブル!
料金の違いは、あくまでも提供される料理の品数の違いだけであって、持ち込んだ魚が大衆魚のアジであろうと高級魚のアコウやノドグロだろうが値段が変わるわけではありません。
メイン食材の仕入れを釣り人に委ねているこの店ならではのシステムだから可能なのだ。
尚、月に一度も魚を持ち込まなかったら翌月以降に使えるようになる有効期限3ケ月の4000円コースの無料券がもらえます。
釣り人応援会員
釣り人だけじゃなくとも、新鮮な魚料理を味わいたい人には入会金が5500円(税込)、会費が月額2200円(税込)を払えば釣り人応援会員として登録ができ釣り人会員と同じコース料理を堪能できます。
同店オーナーも釣り人
このお店のコンセプトを立案し出資を行った佐野順平さんも、また釣り好きの一人である。対馬沖で大型のヒラマサを釣りあげるほどの腕前を持つ。
そんな釣り好きなのに、そのとき持ち帰った大きなヒラマサ2尾を見て「どうやって捌くの?」と家族と大喧嘩…。
「釣り人が味わうこんな不幸な世の中を変えたかったw」と救世主になったことを語っていました。
会員制と聞くとどこか敷居が高く、値段もバカ高い印象をどうしても持ってしまいますが、このお店は会費も値段もお手頃。
「釣り人にとって最も大事なものは、釣行のための軍資金」と佐野オーナーの嬉しい一言。
釣り人だからわかる、釣りを思いきり楽しんだ後、釣った魚の美味しい料理と美味しいお酒に酔いながら釣果の話に華を咲かせる…。なんていう実際の釣りとは別の楽しみを具現化してくれたのだろう。
お店の情報は下記から
〒106-0032 東京都港区六本木7-3-21 来山ビル1階
電話番号 03-6459-2252(つながらない場合は070-1412-5903)
定休日 水曜日、木曜日
会員登録などweb上で可能↓
HP:https://tsuribito.style/