タイラバのポイント!?と聞くと、オフショアのイメージが強くて釣る場所なんて自分で操船していても「魚探には反応」があった場所としか応えようがなかったが、近年流行しているキャスティングタイラバでは大いに関係がありそうなので今一度”ポイント”について考察してみる。
釣り好きは女好き!?誰がいったか本当の話かどうか…wそれを証明すべく自他ともに認めるチャラ男が釣りに目覚めてしまったのがちょうど数年前。春先から知人に連れて行ってもらったタイラバでした。そこからきれいな女性には目もくれずタイラバタックルを買いまくり、釣り車まで購入してしまいましたwそんな自分だから語れるタイラバの魅力をお伝えしていきます。
ポイントを見極め釣ってる人は少ない?
正直タイラバの場合、これといってあまりポイントについて強く意識したことがない…。
なぜなら真鯛が釣れる場所というのは、近くの釣具屋さんに行けばけっこう元々、真鯛の居着いている場所もあるし「今釣れているポイント」もただ聞けるから、前もってその情報を持っていれば釣行時に迷うことはほぼない。
ましてや疑似餌で釣る醍醐味である「ランガン」を考えるのならポイントを移動しながら釣るのが楽しみの一つになるからして自分でポイントを選んでいる自覚はなかった。
…そう。なかった…。つい先ほどまでは。。。
タイラバ釣行の時のことをよ~くよく考えてみると、考えていないようで自分の知識の中から自然と選んでいたことに気が付きました。
そこで浮かんだのが3つの条件です。タイラバのポイントを選ぶ上でどのポイントにも共通することがこの3つでした。その3つとは…?
ポイント選びの条件①水深
自分のホームグラウンドは瀬戸内海でして、本州側から行くので真鯛の漁場なんて40分くらい船を走らせればその間にいくつもタイラバポイントが存在する。
しかも水深が~60mくらいまでのけっこう浅いところが多い。春のタイラバとかに行くポイントは水深が30m、40mの場所なんてザラにある。
よっぽどの沖に行かない限りは~100m以内でタイラバは成立する。
瀬戸内海に限ってお話してもそれくらいで十分。
タイラバ初心者の人が自分で操船して沖へ出る場合や、堤防や磯からのキャスティングする場合は水深30m前後~60mを念頭にポイントを選んでみてください。
もちろんその時の気候や、潮周りいよって水深が10mほどの堤防付近の浅場でも大きな真鯛が釣れることもしばしばあります。
春の乗っ込み時期には浅瀬のストラクチャーも何もないサーフのど真ん中でも真鯛が釣れるという話も耳にします。
ポイント選びの条件②海底の地形
タイラバにもっとも適したポイントの中で外せない要素として水中に沈む「地形」があります。
真鯛は岩礁や漁礁(ストラクチャー)の多い場所によく潜んでいます。「根が深い」とか「根が荒い」場所と例えられることもあるようなゴツゴツした岩場のある場所の近くです。
タイラバにカサゴなどが食ってくる岩場はベスト!
こういった場所は、潮が岩場にぶち当たって湧昇流(水面へ持ち上げる潮流)が起こり、水中で常に下から上へ向いてぐるぐると水が回っている状態になりプランクトンが豊富で真鯛の大好物の小魚がたくさん寄ってくるのです。
ここがこういったポイントを選ぶ最大の理由です。
100mくらい動いても水深に変化のないようなフラットな場所では真鯛に出会える確率も低くなります。そういった場所は回遊しているだけで、魚探に反応があってその場で止めたとしてもすぐに動いてしまいます。
ですがこういった根の荒い場所は間違いなく根掛かりしやすくなりタイラバのロストが増えます!けっこう釣れていない状況で、何度も根掛かり結び直していたのでは気分が滅入ることも…。
岩場は確認できますがその真上ではなくて、そこから近くの場所、潮が回ってくる流れの線上にいれば根係もある程度は回避しながら釣果が望めます。
ポイント選びの条件③海底の底質
底質が砂地だろうが、砂利だろうが、泥底だろうが真鯛は釣れます。
ただし個人的に一番釣果が挙げているのは、砂底まじりの岩場です。
ですが先述の地形でも述べたように岩場など動きのある場所が好都合のポイントになりますが、そういった場所は根掛かりが多発します。
それでもたまに釣れていればいいけれど、釣れていないときに限って根掛かりが多発してイライラするもとになったりもします。
釣りやすい底質と地形
根掛かりを避けてタイラバを続行するならバリアフリーとでもいいましょうか?ストレスフリーかなぁ…。そのように例えられる場所でも真鯛を狙えます。
それは平坦な砂地にところどころ小さな岩が点在している場所です!
例えばこんな感じの場所↓
出典:海辺ヨガライフ
この写真では岩がすくないですが、こんな感じの砂地の底に周りにもたくさん同じくらいの岩がポツポツとある場所がGood!!
こういった場所も岩礁と同じく、小魚など真鯛が好むメインベイトが身を隠している場所であり真鯛も泳いできやすい場所だと思います。
岩場を外して、砂地にタイラバを落とせば、ボトムに着いてからのタッチアンドゴーでも根掛かりは皆無でしょう。
水中の海底の見極め方
見えない水中で地形や底質を把握するには、魚探の映像を見てある程度の地形を判断します。大概ソナーは船首についていることを考慮した上で潮の向きから映っている地形の位置を見極めます。
底質は自分の場合まず足元に落としてみます。ボトムタッチしたときにゴンと強い感触なら岩場、ストンと軽く何かに受け止められたようなら砂地か泥地だと判断しています。
まとめ
タイラバのポイント選びの自分なりの条件をまとめてみました。参考にはなるはずですが、そこに地域性のある情報もプラスしていただくとさらに多くの釣果が期待できるでしょう。
釣行前に地域の釣具屋などで、「どの方面に行きたい」と現在のタイラバの釣れているか否かの状況と釣れている場所を聞き出してみるのも手です。
それではよいタイラバを満喫してください。