ブラックバス漁業権ってご存じでしたか?オオクチバスを主とするブラックバスを放流して捕獲できる権利です。どのような制度でなんでこのような権利が生まれているのか?今どのようになっていくのかを踏まえて解説します。特定外来種への懸念もある現代において現存するちょっと風変わりな漁業権について少し自分の偏見も交えてお話しします。
小学生の頃に釣りをしはじめルアーフィッシングに目覚める。釣り歴18年でIl Pescariaの番頭です。バス釣りからチニング、エギング、アジング、オフショアのライトジギング、チーバス(小さいシーバス…汗)で週3~4日はどこかにいますw 生涯で釣りに使ったお金はおおよそ軽自動車なら楽々新車で買えるほど投資しました。その経験と良いと思ったことはすぐに誰かに話したくなる性格(おせっかいでおしゃべり!?)を強みに日々魚と奮闘中!
ブラックバス漁業権っていったい!?
ブラックバス漁業権?は?
これだけブラックバスやブルーギルをはじめとする特定外来生物の環境への問題が危惧されている現代において目を疑いましたね。
山梨県では河口湖、山中湖、西湖の3つの湖と神奈川県の芦ノ湖では
2005年の外来生物法施行前から、湖に対して地元の漁協が漁業権を有していたために、特例として「ブラックバス漁業権」を定めた形で10年ごとの更新となっているそうです。
いわゆるブラックバスを放流することも含む捕獲できる権利。
こんな漁業権があるとは知らなったし知るよしもないが…ちょっと放流までとはさすがにビックリ!!このご時世に…。
バス釣りもするおいらからすれば年々釣れなくなってきているブラックバス釣りで釣れる人気スポット維持されるのは良いことのように思うけど…。
今後免許返上も!すでにバス放流を辞めた西湖
ただしこれらの湖での漁業権を認めた山梨県も「脱ブラックバス」には一定の評価を示しており、
すでに放流を停止している西湖では、今後10年間の間にブラックバス漁業権の返納することを目指しているそうで
山中湖漁協は33年までに放流量をゼロにする目標を設定…。
湖の遊漁量収入のブラックバスの占める割合が8割と突出している河口ではまだまだ課題が山積みなようす…。