渓流ルアーロッドのおすすめをご紹介します。
これから渓流ルアー釣りをはじめようとする方に最初の長さや硬さなど大まかな選び方を解説。
予算を抑えてまずはすぐはじめたい入門用とビギナーでもそこそこの性能のロッドを最初から揃えておきたい方と2通りに分けて渓流ルアー釣り初心者におすすめのロッドをご案内します。
長い経歴(釣り歴平均12年以上)を持つ釣り好きが集まった共同運営チームです。釣り種によってはメーカーのテスターも有しています。メーカーやプレスリリースでは伝えることのない一般ユーザー目線で忖度なしにお伝えすることを目的としており、タックルやアパレルなど率直なインプレや実釣経験を基にした記事をお届けします。
渓流ルアーロッドの長さの選び方
渓流ルアーロッドの長さは、釣行予定のポイントによって
川幅の広さや、水深、それらにともなう流れの速さなどを考慮して選んでいきます。
源流(最上流)
源流付近は両脇から覆いかぶさるように木々の枝葉が生い茂っていたり、大きな岩肌が露出している中で、
ロッドを振りかざしキャストを続けなければならないため、あまり長いロッドは好まれません。
4フィート~長くて5フィート台の長さのロッドが適しています。
源流はほぼ水面を除けば底が見えるくらいの水深しかないところが目安となります。
渓流
最上流から少し下った渓流ポイントでの使用に適したルアーロッドの長さは
おおよそ5フィート以上~6フィート未満ほどの長さが目安となります。
源流ほど川幅も狭くなく木々の枝葉への干渉も少ない視界も広がってくる場所ではありますが、
キャストの際に振りかぶったときに横や上の木々が邪魔に感じない長さが適しています。
本流
だいぶん川幅の広くなってくる箇所でサクラマスなどビッグトラウトも狙える本流では
飛距離と使うルアーも大きくなったり、釣り上げられる魚のサイズもアップしてくるため
ロッドもそれなりの長さが必要です。
どんな魚が狙いたいのかにもよりますが、本流で使う場合は6フィート以上が目安になります。
対岸まで届くほどの飛距離が確保できる長さは欲しいです。
また、もちろん硬さにもよりますがロッドは長さが長ければ長いほど芯が太くなり曲がりが大きくなるため=受け止める力が硬さ以上にアップします。
本流で釣るビッグトラウトメインにすうるには8フィート~9フィートあっても決してオーバースペックではありません。
渓流ルアーロッドの適した硬さ(タイプ)
先に解説した長さの選び方と同じく、川の状況で選ぶと適切なものを選ぶことができます。
目安は…
・渓流の場合:L、やわらかめタイプ。
・本流の場合:ML、やややわらかめなタイプ。
こちらを基準に自分のメインで行くことになるフィールドに合わせて選びましょう。
よく自分でわからない場合は、教えてもらえる経験者の同行者さんなどに聞いてからにするのが得策です。
初心者におすすめ予算控え目渓流ルアーロッド
初期費用抑えサクッとはじめる入門用に!
10,000円以下で買えるロッドで
あまり予算をかけないで、とにかくまずは渓流釣りをはじめたいという方へ
サクッとはじめられる価格抑えめのロッドを2本ご紹介します。
メジャークラフト トラパラネイティブトラウト TXS-532UL
メジャークラフトが世に送り出すネイティブトラウトロッドのエントリーモデル
その中でも初心者の方には、居る魚のサイズがわからない河川などでもいちばんオールマイティーに使えるスタンダードな長さと硬さの532ULがおすすめです。
アブガルシア トラウトフィールド TFS-502UL
アブガルシアの人気トラウトロッドであるマスビートのネイティブ用ロッドがトラウトフィールドです。
価格が8,000円台で買えるエントリーモデルではありますが、
優れたキャスティング性能や扱い易さから、初心者のみならず中級者の方でも使っている人が多い印象をもっています。
ツリモン モバイルトラウトII 52L
仕舞寸法が40cmというトラウトロッドの携行性に優れたモバイルバージョンです。
テレスコ(振り出し)タイプになっているため持ち運びに便利なのはもちろん、ネイティブだけでなく
エリアトラウトにも使えるちょうどよい長さと硬さで、
初心者の方でこれからどちらも楽しみたいという方の最初のお試しロッドとしておすすめです。
初心者~中級者までイケるおすすめ渓流ルアーロッド
ビギナーでもそこそこレベルのロッドが欲しい方向き!
ダイワ 23トラウト X NT 53UL・N
ダイワの人気渓流ロッドトラウトXのネイティブ用のNT
小場所でのキャストのし易さはもちろん、感度もよく、
40UPのニジマスでも難なくこなせるタフさも兼ね備えたモデルで渓流ルアー初心者から
経験を積んで中級者まで十分に使える基本性能を持っています。
シマノ トラウトワンNS S53UL
シマノのトラウト専用モデルの中間に位置するロッド。
渓流ルアー釣り初心者にはこれよりも安価なエントリーモデルのトラウトライズでもいいが、
もう少し予算を追加し長く愛用したいとお考えの方におすすめのロッドです。
この価格ですが、上位ロッドと同じ技術を多く採用しているのでこのプライスゾーンのライバルよりも性能は抜きん出ている印象があります。
ダイワ ピュアリスト 53UL
空振りしたときは少し硬い印象があると思いますが、ルアーをセットして投げてみたときの乗せた感じと
魚を掛けた時にはしなやかに曲がります。このあたりはさすがダイワのロッド。
この価格でこれは反則。
最初からある程度のロッドを求めるアングラーにおすすめの1本です。
パームス エゲリアネイティブ ETNS-53UL
素材にグラスをふんだんに使うことによって粘りのあるブランクスが特徴のロッドです。
見た目も上位クラスのロッドを思わせるデザインが目を惹きます。
価格は15,000~20,000円以下と渓流ルアーロッドとしてはミドルクラスにあたり
初心者から中級者のアングラーの方まで満足いく納得の1本。
メジャークラフト トラウティーノ ストリーム TTS-542UL
メジャークラフトのトラウティーノシリーズのネイティブトラウトのスピニングモデル。
メジャークラフトのロッドにしては柔らかい割にキャスト時のティップの収束がはやくシャープな印象です。
テイルウォーク トラウティアフェリーク S50L/G-P4
定評のあるテイルウォークのトラウティアフェリークの、2023年に新しくラインナップに加わったS50L
まとめ
どんな釣りにおいてでも初心者のうちにいちばん真っ先に揃えたい道具はロッドではないっでしょうか。それは渓流釣りでも同じです。
自分自身もはじめのうちはどんなものを買って揃えたらいいのかわからなくて迷った経験がありました。そのときに欲しかった、聞きたかった情報をまとめてみました。
個人的にはじめから高級ないいロッドを買う必要はないと思っています。
釣り方を体で体得していくと同時に、ここがもっと「こうなっていれば…」、的確に「あれが欲しい」といったレベルに合わせてロッドへの欲求が出てきます。それからで十分です。
まずは渓流釣りで1匹釣ってみて楽しさを感じとるための道具として捉えここで紹介したような初心者向きのロッドからはじめていざポイントへ!